マジでヤバい二人でした④
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
その後すぐに青木さん達も合流し、食材を焼き始めた。
日が傾き始めた頃合いから、俺が想像していたバーベキューというよりは高貴なガーデンパーティーのような豪華さの中、黒坂を中心に宴が始まった。
「そうなの、私あまり上手くなかったし、高校では部活入らなくて」
「でもいいですね。私スポーツは乗馬くらいしか経験なくて、部活はやらせて貰えなかったから・・・でも、ならやっぱり泥に塗れてタイヤを引っ張ったりするのでしょうか!?」
「え?え?タイヤ?ちょっとよくわからないけど・・・泥も、無いかなぁ」
「ならなら!魔球がグワンッとか、ネット突き破ったりとかー!」
「そ、そんな人、聞いた事もないかなぁ・・・」
「そう、ですかぁ」
そんな昭和なスポコンねーから!
おい黒坂、この子大丈夫なの?
そんな俺の心境を読み取ったかのように黒坂が突っ込みを入れ、また暖かい笑い声が響いていた。
「そうだ!ねっアキ君!青木さんと白井さんは『付き合ってる』ではなくて『付き合ってた』なのですって!」
え!?
唐突に爆弾ぶっ放した一ノ瀬さん、その隣りにいる青木さんに目で訴えると、そっと俺の所に来て小声で何度もごめんなさいを言い始めた。
「ホントごめんねっ。透子ちゃんが凄く強引に聞いて来て・・・でも噂の事とか他の事は言ってないからっ」
え、なになに。ちょっと可愛いんですが。
ん、でも待って!噂ってなに?それ俺知らないんだけど!しかも噂以外にもまだなんかあんの!?
「なるほどなー、どうりで。それでそんな感じなのかぁ、まあ今はお互いフリーな訳だし・・・ってかなら」
「アキ君!それ以上の詮索は不粋というものですよ」
「あ・・・だよな。悪い」
今度は黒坂の方が怒られてる。面白い二人だなぁ。
「なのでそれは後ほどこっそりと・・・」
「と!透子ちゃん!」
必死に慌てる姿、可愛過ぎてまじ天使!
ねね、それ俺にも教えてー
それとお前には言ってねーからな黒坂。その満面の笑みで親指立てるのやめろ!
「ま、とりあえず片付けるか」
日も落ちて星の光がちらほら見えてきた。
全員で片付けを済ませてた後、女子男子の順にお風呂の時間。まあ当然俺の人生にラッキーなんとかなんて無い。
「え!?女子力高ぇーなシロ」
「い、いいだろ。嫌なんだよ将来汚くなるの」
風呂上がりのお肌メンテナンスをしていると、つかさず黒坂に突っ込まれた。あーやだなぁ。
「えーいいと思うよ?今は男子も美肌時代だし」
「そうですよ。アキ君も素がいいのですから今の内から少しはやっておいた方がいいと思います!」
「・・・まさかの三対一」
バツの悪そうな黒坂をはぶり、化粧品ネタで盛り上がっていた。
気がつくとテーブルにお茶とお茶菓子が置いてある。きっとさりげなく一ノ瀬さんが準備してくれたんだろう。
俺と青木さんをデカいソファーに座らせ、その向かいの床に黒坂はあぐらを書いている。一ノ瀬さんは動きやすいようにか、その黒坂の隣に座っていた。
「さっきの話だけどさ、まさか二人にそんな過去があったなんて知らなくて。今日、迷惑だったならホントごめんな」
「きゅ、急になんだよ。べ、別にそれはいいんだけど」
陽気なヤツが急に真剣になるとちょっとビビる。
青木さんも全然平気と言わんばかりに頭をブンブン振っていた。
「ならよかった。でも知らないとは言え無神経だった、ごめん。こっちからはもう聞かないけど、もし話してくれるなら嬉しい。俺はそれを待つよ」
良いヤツだ。無意識にそう思ってしまう黒坂の性格というか話術というか、俺はそういう所が苦手なんだ。そしてこんな良いヤツを苦手と思ってしまう自分が凄く嫌いで憎い。
「まだ何かいろいろありそうだしな」
おい、そんな目で俺を見るな。
わかってるよ、紫ノ宮だろ?でも言わないからね?
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。