マジでヤバい二人でした①
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
天気のいい休日の朝、学校と同じ時間に起きた。
俺の足にしがみ付く茜をゆっくりと離しそっと布団を掛け直した。
リビングに出ると朝食の準備を済ませテレビを見ている郁乃さんに朝の挨拶をし、その朝食を食べながら今日明日の予定を報告、その後直ぐに自宅に荷物を取りに燈山家を出た。
自宅に着くと寝室で母さんが寝ていたため、あまり物音を立てないようにしながらお泊まりセットと着替えをリュックに仕まい、また直ぐに自宅を出て駅へ向かった。
乗り気でないテンションを笑顔でカバーしつつ『いつもの俺』を調整しながら歩いている。
スマホのナビを頼りに歩いていると、目的地であろう謎施設の門の前でソワソワしている青木さんを見つけた。
「お、おはよう青木さん」
声を掛けるとわかりやすく安心した表情で言葉を返してくれた。少し恥じらいながら少し不安を残しながら、そんな照れ全開のいつも通りの青木さんに俺は昔から癒されている。
さすが俺の天使
とは言えコミュ症を未だ引きずっている俺も特に気の利いた言葉も出せず、お互いにぎこちなくモゾモゾしてしまっていた。
俺の相変わらずの情けなさ、キモいっすよね。
ごめんなさい。
「おいおい、ウチの前で堂々といちゃいちゃしてんなよなー」
そう言いながら門を開け出できたのは私服姿の黒坂だった。
雑誌に出で来そうなくらいオフもオシャレなんすね、そうじゃない自分が恥ずかしい。なので、ちょっと皮肉を込めて返してみた。
「いや、そんなお前に言われたくないんだけど」
「私達は家主なのでいいんですよ」
俺の揶揄い返しに丁寧に答えてくれたのは黒坂の彼女の一ノ瀬さんだった。
しかし、コアラの様に黒坂の胴体にがっしりと抱き付きながらのその発言で、突っ込んでいいのかどうなのか、そんなギャップに俺は戸惑って言葉を失っていた。
ふと隣を見ると青木さんもずっと苦笑いで必死そうだった。
こらこら、俺の天使を困らせるなよな。
「お前は家主じゃないだろ、ほら二人が困ってるから離れろって」
一ノ瀬さんは素直に手を離したが、ぷくっと頬を膨らませながしぶしぶといったご様子。昨日のお嬢様感やら気品やらはどこへ行ってしまったんだか。
まあ、誰だって好きな人の前で気を抜いたら多分みんなこんなもんだよな。
その後、高い塀で囲まれた敷地内を通り玄関を抜けるとウチがすっぽり入りそうならくらいのリビングに通された。
「ここ何の施設?」
「は?ウチだけど」
本当に家だった。
「く、黒坂、君のさ」
「いや堅ぇーな、暁仁でいいって」
「・・・く、黒坂、の親って何してる人なの?」
「結構頑固なのな。どっちも医者だよ、わかりやすいだろ。ハハ」
たしかに。なるほど感が凄い。
「マジな金持ち初めて見た。それに三階建ての家お邪魔するのも初めてで正直ビビってる」
「ほんとにほんとに!なんか私なんて来ちゃっていいの?って感じです」
俺と青木さんの場違い感が凄いです。マジで。
「気にすんなって、マジでくつろいてくれていいから。凄いのは親だし。ってか親がって言うなら透子んちの方がやべーけどな」
「んー、そう言う紹介のされ方はちょっと苦手なんですけど。まあ確かに私の家の方が敷地は広いですね。他県ですが祖父が県知事をしてるんです。父も似た様な仕事をしていて」
マジでヤバい二人だった。
「そっそうなんですね!本当にそんな凄いご家庭の方とお友達になれて嬉しいと言うか何と言うか・・・」
青木さん!目が泳いでるから!自然と敬語になってるし!よしっ!もう帰ろう!ここは俺達がいていい所じゃなかった。帰ろう!
とんでもねートコ来てもうた感いっぱいに、俺と青木さんの困惑が止まらない。
マジで、これ以上俺の天使を動揺させないでくれ。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。