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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の疑心④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

「おはよう」

「あ・・・うん」


 朝、彼氏からの挨拶を冷たくあしらって逃げるようにその場を去る彼女のはずの私。


 本当に、これでいいのかなぁ。


 あの人達の話に乗って現在進行中の距離置く作戦。

 大好きな彼氏を避けなければならないとても辛い作戦。


 丁度こないだ席替えがあって助かった。

 このクラスになって三度目の席替え、初めて彼の隣りではなくなり、それまでの帳尻を合わせるように対角の一番離れた席になった。


 彼も私の態度の違和感には気付いていると思う、もうずっとまともに会話をしていない。

 

 それと白井君は最近、クラスの少し悪そうな男子達の嫌がらせに近い推薦で生徒会に入ることになってしまい今凄く忙しそう。


 選挙の時もいろんな意味で大変そうだったのに、この作戦中だったせいで何も力になってあげられなかった。大切な人が大変だというのに、自分のわがままで余計に彼を追い詰めてしまっている。


 私、最低だ。


 彼に何かしてもらいたい。

 もっと彼を感じたい。

 少しでも先に進みたい。


 何もしないくせに求めてばっか。

 席も離れてるし、最近はほとんど図書室にも行ってない。顔を見るなんてもうずっとない。


 だんだんと怖くなってくる。

 求めた願いなんてもうどうでもいいくらいなのに。

 作戦で始めた彼との距離作り、何故かそれだけは求めて無くてもどんどん進む。


 前に彩加にももの凄く怒られた。そりゃそうだよね、今更になって本当にバカな事だと痛感してる。


 怖い・・・


 何もできない、変えられない、何が正しいかもわからない。悪い人に背中押されて進んだだけ、そう言い訳しながら、それでも何もできないバカな私。


 もう二ヶ月くらい彼と話もしていない。


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 ずいぶんと寒さを感じるようになった十二月、そんなある日の放課後の教室で女子三人がいつものように女子トークに花を咲かせている。


「あーもうなんかチョー鬱!」

「それなー、もう十二月ってんのに彼氏できないしー、あたしらマジかわいそくない?」

「なにそれ、惨めとかマジありえないだけど」

「はいはい、そんなユミにはー、ほいポッキー」


 ここにはここの、彼女らには彼女達の青春があり、それは人の数だけ色があり、だからこそ中には混ざらない色もある。彼女達にとっては私がそれで、溶け合う事のできない異物。それが私。


 だから優しさは嘘で、親しみは揶揄いで、構う行動は嫌がらせなのだと。全てが過ぎてから私は知るんだ。


「あれれー青木さんじゃん!どったん?こんな時間にー」

「え、えーっと。図書室に返す本置いてたから」

「えっ、待って待って。ちょっと話そーよ」

「そそっ、私達恋バナした仲じゃん?」


 こいうい時、どうしても断りきれない。


「最近もうずっと白井と一緒にいないじゃん?もしかして別れちった?」

「別れては、いないけど・・・えっと、まだちょっと距離取ってて」

「え?ウチらが言ったやつまだやってたん?凄くない?てか、それでもまだ何もして来ないって白井ちょっとありえなくない?」

「・・・・・」


 そうかもしれない、でもそうだとしても他人には言われたくない。


 何でこんな事になってしまったんだろう。何でこんな話になってしまったんだろう。どうにかしたくて助けて欲しくて、こんな人達の言葉も聞いてしまった。


「じゃっ、次の作戦だね」


 その場で無理矢理書かされた手紙を持って昇降口へ向かっている。彼女達に言われるがままにルーズリーフに赤ペンで書いた雑な手紙。


 それを彼の下駄箱に入れようと立ち止まり、終わらない自問自答を繰り返していた。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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