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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の疑心③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

「ユミ〜、あたしまた振られたんだけど〜」

「あー、あいつチャラそうだったしね」

「まあこれで私ら三人ともフリーなったんだし、また一緒に合コン行こうよ」

「ウチらん年でそう簡単に合コンねーから」


 ギャルっぽくてちょっと悪そうな例の三人組。今日も放課後に教室に残り下品なトークで盛り上がっている。


「そーいえばさ、青木さんと白井ってまだ続いてんかな」

「あーそういえば」

「どーせ未だにお子ちゃまカップルやってんじゃね?」

「ウチらが相手がいないのに。なんかぁ、あーちょっとムカついてきたかも」

「たしかにー、青木さんちょっと見た目良いからってさ、調子乗ってるよね」


 今はテスト前で部活が無く今日も図書室で遠目に白井君を見ながら勉強をしていたが、ふと体操服を忘れている事に気付き教室に向かい歩いていた。


「ウチさ、寝取っちゃおうかな白井の事」

「ははっウケる。でもユミ可愛いから白井なんてイチコロじゃない?あれ絶対童貞だし、やっちゃえやっちゃえー」

「ほんとユミ童顔系好きだよねー。でもクラス内はヤバくない?」

「あーたしかに、それちょいめんどいかぁ。でもムカつくし、どーにか別れさせらんないかなー」


 こんな話になっている事も知らず、私は呑気に彼女達がいる教室に足を踏み入れた。


 どれだけ後悔をしても決して彼女達を恨む事はできない。だって、どれだけ彼女達が悪でクズな人間だったとしても、結局は私自身が選んで私自身が起こした結果なんだから。


 本当の悪は私だ。


 でもこの時の私はそんな事もわからず、受け入れる事も受け止める事もできず、ただバカみたいに振り回され被害者ぶって一人落ちていくだけだった。


「あー!青木さんじゃん!」


 呼ばれるがまま彼女達の輪に入ってしまう私。


「ずっと話したかったんだよー。ねね、あれから白井とはどんなん?上手くいってんのー?」

「えっ、えっ、べ別に。変わらないけど・・・」

「えー、なにそれ悲しい〜。青木さん超かわいそー」


 思ってた通りの話題。なんかやだなぁ。


「白井ちょっと酷ない?もっと彼女大事にしろし!」

「し、してるよ!されてるよ!でも告ったの私だから私が頑張らなきゃって思うし・・・」

「んーそれ違くない?」

「たしかに、それ違うよ。むしろ付き合うのに頑張ったのが彼女なんだから、そっから先頑張んのは彼氏の方なんじゃない?」

「ははっ、それ超正論!てかさ、やっぱウチらも女なんだし彼氏にはカッコよくいて欲しいじゃん?白井も彼女持ったんなら少しは男の責任果たすべきだと思うんだよねー」

「それなー、ちゃんと彼氏しろし!」


 酷い言われようなのに否定しきれない私がいる。彼女達の言うことは確かに私の中にもあるから。


「青木さんだってー、そう思うっしょ?早く彼氏とあ〜んな事とかこ〜んな事とかしたいっしょ?」

「・・・・・」

「ははっ、青木さんやっぱむっつりだー」


 はい、実はそうなんです。私、変態なんです。


「でさでさ、ウチにちょっと良い考えがあんだけど」


 早くこの場から立ち去りたいのに何故か体が動かない。下品でもこの手の事に得意そうな彼女達の話を聞いてみたいって思ってしまっていた。


「まずはさ、ちょっと距離置いてみんのよ、嫌われたかもーって思わせて少しは焦らせるのがポイント」

「ユミが言うならこれマジだから。でも白井ってちょっと鈍そうだから無視するくらいやってもいいかも」

「だねだねー、そんで気付かせてやんの。したらちょっとは頑張って男見せんじゃね?って作戦。おけ?」

「う、うん。そう、だね。ちょっとやってみようかな」


 彼女達は頑張れ頑張れと応援してくれる。ホントはやなのにやってみようと思ってしまう私。


 そんなバカな私はそうやってどんどん落ちていく。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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