青木結羽の疑心②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
「あ、ああ、白井君。きき、昨日は、ありがとう、たた助かったよ」
「白井ー、今日も髪ちょー綺麗じゃん。またリボン付けよーよー」
今日は白井君がなんだか特に女子に大人気。
普段から誰にでも優しい彼、嫌ってる女子は多分いないと思う。もしかしたら私以外にも好意を持ってる子いるかも知れない。
ちょっと暗そうな子にも、大人しくちょっと地味な子でも、少し悪そうなタイプの子達にも、同じようにいつもの優しそうな暖かい彼で接している。
でもね。白井君はね、私の彼氏なの。もう相手がいるの、みんなごめんね。
ほんと、モテる彼氏を持つと辛いなー。なんて。
もちろん男女問わず、そんな人を差別しない優しさが私は大好き。でも男子達には妬まれる事もありそうだよね。
白井君はいつも何を考えているんだろう。常にフラットな彼は心があまり見えなくてちょっと怖い、でもきっと私だけは特別なはず!そうだよね?私彼女だもん。
でもさ、なんかさ。他の子にちょっと優し過ぎないかなぁ。
でもさでもさ、なんかさ。あなた達、白井君にちょっと距離近過ぎないですか?
なんか複雑です。
何かちょっとでもいいの、私に特別を下さい。
ごめんなさい。
私は最近よく図書室に来ている。彼氏がいるから。でも仕事の邪魔はしたくないから少し離れた所のテーブルに彩加と座って喋ったりしている。
たまに目が合うとドキッとしてちょっと嬉しい。
隣にいつもいるのは確か紫ノ宮さんって言ってたっけ?素朴な感じで目立たないけど何気に美人、なんか距離近い気がしてちょっとやだな。
あと、たまに目で怒られるのでちょっと怖いです。
なんか私、最近少しもやもやしてる。
「青木さん、今日少し調子悪い?」
「えっ?なんで?そんな事ないよ?」
帰り道、心のもやもやを彼に悟られてしまった。
ごめんなさい、これは私の問題なんです。
でも、こうやって二人で話しているとだんだんと彼の綺麗なオーラに浄化されていくみたい。一緒に居ると安心するし、彼の優しさがやっぱり私を好きなんだなって伝わってくる。
そのうちきっと手だって繋げるし、それ以上だってたくさん。私達は私達のスピードでいいよね?
今が幸せなんだから、これ以上はわがままだよね。
「全っ然だめ!結羽ちゃんはもっと攻めてこ?」
全否定されました。
「だってさ、もう半年も付き合ってるんだよ?ゆっくりにも程があるよ。彼氏がピュアなら彼女が手を引かなきゃ」
「で、でもぅ・・・私だってどうすればいいかわからないし」
「んー、たまには欲望全開でアタックしてみるとか」
よっ、欲望?!そんな事できないから!
「え〜い、行ってこい」
戸惑う私を笑顔で突き飛ばす彩加。そのままトンっと何かにぶつかり目を開けると白井君の顔があった。
「ご、ごごごごめんなさいっ」
「あ、うん。大丈夫」
軽くぶつかり寄りかかるように白井君に触れている。背が低めで可愛く華奢な白井君だけど、よろける事なく私を支えてくれていた。
ちゃんと男の子なんだな。
私今人に見せられない顔してる。彩加はきっと意地悪そうな顔で見ているんだろな。
薄いワイシャツ越しに彼の肌の暖かさを感じる。
だからそんな日の夜はいつも、抑えきれない劣情を消化するように狂い乱れてしまう。
そして朝目覚めると、昨夜の自分に後悔し冷静に軽蔑の念を込めて言葉が漏れる。
なんてイヤらしい女。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。