青木結羽の疑心①
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
放課後にちょっと悪そうな女子三人に声をかけられた、何でもない話ならいいんだけど、絶対違うよね。
「青木さんってさー、白井と超仲良いじゃん?」
「みんなめっちゃ噂してるしねー」
やっぱり。
大抵こういう人達の話は異性の話が多い。ただの恋バナならいいけど、きっとそんな明るい話じゃない。
「ウチらさー、こないだ四葉で遊んでた時見ちゃったんだよねー。あ、これ絶対マジなやつだーって」
「そうそう、二人超いちゃいちゃしてたー」
あのショッピングモールだ。白井君と何回か行ったとこ、少し離れてるから大丈夫だと思って油断したー。
「ねね、やっぱ二人って付き合ってんだよね?ね?」
これは誤魔化せないなぁ、嘘は吐きたくないし。
「えっと、うん」
私が認めると、三人はキラキラ全開で騒き始めた。
「じゃ、じゃあ、私これで・・・」
「待って待ってー、いろいろ教えてよぅ。もし悩んでる事あるなら相談とか乗るしー」
「そうそう、超聞きたーい超知りたーい」
私は帰りたいです。ぐすん
彼女達の勢いに負け、白井君との出会いや付き合うまでの経緯など洗いざらい喋らされた。
「なにそれー!超運命!超ドラマじゃん!」
キャーキャー凄いです。
でもちょっと嬉しいのがしゃくだけど・・・
こんな風に知られるつもりは無かったんだけどな。
「でさでさー、半年も付き合ってんだからさー、ぶっちゃけもうしてるっしょー?」
「あー!聞いちゃう?それ聞いちゃう?」
やっぱきた。やだなぁ。
「白井ってさ、顔いいけど幼系でちょっと可愛い感じじゃん?でも実はあっちはヤバいとかあんの?」
「きゃー!あんな子が実は・・・とか正直マジ萌るんですけどー!」
「どんなん?どんなん?凄いの?ヤバいの?やっぱイく時も可愛い顔すんのー?」
やめて!あなた達みたいな下品そうな人の想像で私の白井君を汚さないで!
ってはっきり言えない。そんな自分が情けな過ぎて悲しくなる。白井君は怪我をしてでも私を守ってくれたのに、私はそんな彼を守る事も出来ない。
拙い言葉で必死に訂正した。
「え?うっそ、ホント何もないの?それ酷くない?」
「青木さん可愛そー」
「そっそんな事っ、な、ないよ。私はその、今が凄く幸せだし。これでいいって思ってて」
「えー、それ違くない?純なのも悪くはないけど、やっぱ彼氏にはいろいろして貰いたいじゃん。青木さんだってホントはしたいっしょー?」
・・・そういうの困る。
確かに思う事はある、否定出来ない自分がいる。
「あー、実は結構エロいっしょ青木さん」
「なっ!そんなっ私は・・・」
私の言葉を切るように、チャイムが鳴り下校時間のアナウンスが流れ始めた。
「えっと、その、じゃあ私帰るからっ」
「はーい、わかったー」
「青木さん、内緒にしといてあげるからさー、また話そーねー」
逃げるようにその場を去った。
彩加も先に帰ってしまっていて、そのまま一人で歩道を歩いている。
あんな人達に大好きな人を汚されたような気がして悔しくてたまらない。でも彩加も同じような事言っていたし、間違っているのは私なのかも。
そんな疑問と押し殺し隠してきた卑しい自分の気持ちとがぐるぐると心を掻き乱し続けていた。
白井君に会いたい。
でもこんな汚い私でも好きでいてくれますか?
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。