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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の恋愛④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 ある日の放課後、事件が起きた。


 クラスで目立つタイプの神崎君と佐藤君が結構ガチめの喧嘩をしている。私は日直の仕事で黒板を消していて教卓を壁に事が済むのを待っていた。


 怖い、怖い系の人達が怖い事してる。逃げたいよぅ。


 そして一人が相手を突き飛ばすと、その相手は机や椅子を薙ぎ払いながら私の方に飛んできた。一瞬の事で何だかわからないまま、私はその場で固まって目を瞑っていた。


 物凄い音と何かがたくさん倒れる音が響いていた。


 恐る恐る目を開けると目の前にあったはずの教卓は倒れ、近くの机や椅子も周りに散乱している。


 そして、私の目の前に白井君が倒れていた。


 彼は何も言わずゆっくりと体を起こしながら、私の壁になるようにケンカをしていた彼等の方を向いている。


「あ“?大袈裟なんだよいつも!俺が悪いみたいじゃねーか」

「そんな所でイチャイチャしてるのお前か悪いんだからな!」


 酷い八つ当たり、謝りもしない。


 私は込み上げてくる憎しみのような感情でどうにかなりそうだった。


「っちょっと神崎君達、まずは・・・」


 さすがに言わなきゃと言葉を出すが、目の前の白井君の小さな背中が、その白いワイシャツが首元から腰に掛けてゆっくりと赤く染まっていくのを目にし私は言葉を詰まらせた。


 え?なにこれ、笑えないやつだよ!死んじゃうっ!


「し、白井君っ!」

「ご、こめん、そうだよね。もう帰るから」


 割って入るように白井君は彼等に合わせた言葉を吐いた。そして真っ赤に染まる背中を隠すようにゆっくりと学ランを羽織って立ち上がると、そのまま鞄を持って教室を後にした。


 私は青ざめて怖くなり声も掛けられず、彼を追う事もできなかった。


 私の為に身を挺して守ってくれる彼氏、そんな大切な人に私は何も出来ない。私、最低だ。


 彼はそれから数日学校に来なかった。


 翌週、何食わぬ顔をして学校に来た白井君は、皆んなに追求されても『ちょっと体調が悪くて』と軽く話を流していた。


 ごめんなさい、私のせいで。


 彼に対する申し訳無さと、これほどに伝わる彼からの想いの喜びが混ざり、ずっと胸が苦しい。


  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 部活が終わりもうすぐ最終下校時間も近いころ、私はジャージのまま廊下を走り教室を目指している。


 うっかりしてたー、筆箱机に忘れてるよぅ。白井君とお揃いのシャーペン入ってるのにー。


 教室に入るとクラスメイトの女子三人が楽しそうに話をしている。ちょっと苦手なギャルっぽくて怖い系の子達。


「でさー、結局振ってやったんだよねー」

「それ正解!だって要はヤリ捨てしようとしてたんしょー?ないないー、そんなクズありえなーい」

「たしかにー、ユミ可愛いし結局体目当てだったって訳じゃん?」

「やっぱーだよね?だから逆にこっちがヤリ捨ててやったわー、あんま上手くなかったしー」

「うわ超小悪魔、ユミやるー」


 ひえぇ〜、なんてヘビーな話してるの?私達まだ中学生なのに。怖いよぅ、これ持ってさっさと帰ろ。


「あれ?青木さんじゃん、どったのー?」

「ええーっと、その、忘れ物しちゃって」

「そーなんだぁ。あっ!そーいえばさ、ウチ青木さんに聞きたい事あんだけどさー。ちょっといーい?」


 ええっ、どうしよう凄くやだ。なんか怖い。

 うぅ早く帰りたいよぅ。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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