青木結羽の告白④
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
今から私は好きな人に想いを告げる。
ただ言われるがままに彩加の話に乗って彼を傷付けた。そんな私に好きって伝える資格はあるのかな。
でも、止めなかったのも進めたのも、今ここに居るのを選んだのも私。
もう止められない、やるしかない。
彩加ぁ、ホントにこれでよかったの?
消えない不安をいっぱいに抱えながらインターフォンを押した。
鍵の開く音がしてドアを開けてくれたのは白井君だった。
「ど、とうしたの?」
玄関に通して貰ったけど、彼の顔が見れない。チラッと見えた彼の表情はとても困ったような、でも切なそうなそんな顔をしていた。
「えとね、その・・・す、好きな人、私の。約束だったから」
多分もっと困らせてるんだろうな。迷惑だよね。
でも頑張れ!頑張れ私!
「白井くん、です。私の好きな人」
頑張って私!ちゃんと言え!
「好きです」
恐る恐る彼を見ると、時間が止まったように固まっていた。
混乱させちゃってるよね?余計に傷付けちゃってるよね?ごめんなさい、ごめんなさい。
すると何かを考えているような素振りを少しして、それでも未だに沈黙を続ける彼。私は必死の思いでただ待つしかなかった。
・・・・・
どれくらい経っただろう。五分?十分?わかんない、でも怖い、怖くて何も言えない。
・・・・・
早く、早く何か言ってください。
・・・・・
・・・・・
え?待って何これ?何の時間?何の罰これ?どれだけ待つの?どれだけこの地獄みたいな空気に耐えていればいいの?
うえーん怖いよ、逃げたいよ、帰りたいよー。
白井君も何でそんな固まったままなの?え?私どうしたらいいの?
あれ?もしかして私実はもうフラれてた?それで私が帰るの待ってるとか?え、わかんないわかんないよー、なんなのこの時間。彩加助けてー。
謎の沈黙が続いている。
私はただただ必死な思いで次第に涙が溢れてきた。
冷静に考えみよう。
白井君はもうわかってる、私が叶わないのをわかって背中を押したこと。嘘を吐いて振り回したこと。
私はそれくらいに私を信じてくれていた白井君を裏切るような事をした。
あれ?これもう私ダメじゃん。
ごめんなさい。ごめんなさい。
「こんな俺でも、よ、良ければ、つつ、付き合おう」
え?
突然言葉を発したと思ったら、全然予想もしていなかった返事が返ってきた。
夢を見ているのか疑ってしまうくらいに、貰った言葉を素直に受け入れていいのか単純に怖かった。
「いいの?私で?」
「うん、青木さんがいい」
何で?なんて聞かない。どうでもいい。
この瞬間、私は人生で初めて彼氏というものができた。
辛くて溢れた涙がいつの間にか嬉し涙に変わっていて、恥ずかしすぎて慌てるように彼の家を出た。私はその後もずっとふわふわした感覚が続いていた。
「お姉ちゃん、なんか大丈夫?」
「え?あぁ別にー、えへへー」
「お母さーん、お姉ちゃんが変!」
これまでのいろんな心配や不安なんていつの間にか全部どっかいってしまっていた。
ふわふわしてぽかぽかしたままベットに入り、最後に彩加にだけは伝えてから寝ることにした。電話の向こうで彩加のドヤ顔が想像できるくらい分かりやすく揶揄われたのがちょっと悔しかった。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。