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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の告白③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 二時限の後の休み時間、前から二番目の自分の席で事が済むのをただ待つだけの私。


 教室は少しざわついている。

 そんな教室の後ろの隅っこで白井君が彩加に今まさに告ろうかといったところだった。


 これまでの白井君との関係は多分この中で一番だと思う。白井君も私に凄く慣れてくれて、その甲斐あって私も最後の一押しすることができた。


『彩加に告白する事ができたら好きな人教える』


 そんな無理矢理な約束を半ば強引にしてこの状況を作ったのは私。


 胸の奥がさっきからずっと痛くて苦しい。


『大丈夫だって。白井君には申し訳ないけど、ちゃんと終わらせるのも大事。それに実際に告られそうになったら上手く話しかわしてさ、他に思ってる人いるんだー的なこと言って諦めてもらうよ。そしたら告ってないからフラれた事にはならないよね』


(結羽ちゃんに偉そう話しちゃったけど、私だって告られるの初めてだし、どうしようドキドキしてきちゃったよ。ってか待って!ここ?ここで言うの!?こんな皆んなの注目浴びながら?)


「あの、その、えっと・・・」


(待って待って!なんか言わなきゃ、早く話し変えなきゃ!)


「た、単刀直入に言います!」

「・・・・・」

「付き合ってくだ」

「ごめんなさい」


(うそー、勢い余って一刀両断しちゃった。白井君なら少し話しを引っ張りながらって思ってたのに、まさかあんな真っ直ぐ男見せてくるなんて。真剣な目に私も一瞬揺れちゃった。ごめんね白井君、ごめーん結羽ちゃん)


 なんとなく私は見れないでいた。もしかしたら想いを告げられ彩加の気が変わってしまうかも、なんて変な心配もしてしまいどうしても後ろを見れないでいた。


 それでも声は聞こえていて、ズバっと振った彩加は小走りに教室の反対側に逃げて行くのが見えた。


 彩加ぁ、ちょっと話しが違くない?これじゃ白井君死んじゃう。


 少ししてトボトボと戻って来た白井君は席に座るとそのまま机に伏せってしまう。見てられないくらいに辛そうに落ち込んでいた。


 『絶対大丈夫だから!』なんて無責任に背中を押した私に声をかける資格はない。

 その後の授業も給食も午後の授業も彼はずっと塞ぎ込んだまま。告白の件で周りに揶揄われても全く反応すらしてなかった。


「あの・・・ごめん、なさい・・・」


 一度だけそう声をかけた。当然反応もしてくれない。もしかしたら嘘を吐いた私を恨んでいるかもしれない。


 ごめんなさい。


 泣きそうなのを必死に堪えながら心の中で何度も謝っていた。


 放課後


「ごめんっ結羽ちゃん。思ったようにはできなかったよ。白井君には本当に申し訳ないなぁ。結羽ちゃんもホントごめんね」

「え、ううん。私は大丈夫。でも今日はちょっと、部活は休むね」

「うん・・・あっ待って!こんな感じにはなっちゃったけどさ、結果は変わらないから。ここから先は結羽ちゃんの頑張り次第だよ?今が一番大事なんだからね」


 そう言って頑張れ頑張れと彼の方へ背中を押してくる彩加。それに流され彼の少し後を付けるように学校を後にした。


 帰り道、何度か一緒に歩いたこの道を一人ゆっくりと歩く彼の背中をずっと見ていた。


 私の存在に気付く事も無く歩き続け、そのまま彼は階段を上り家の中に入っていった。


 私は彼の家のドアの前でこれまでの彼への想いと、彼にしてしまった罪悪感とで心の整理がつかないでいる。


 それでも今しなきゃいけない事も理解していて、何度も深呼吸しながら覚悟が決まるのを待っていた。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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