青木結羽の告白②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
数学の授業が進み教師が教科書を読みながら黒板に英数字を書き並べていたが、そんな授業の内容は一切耳に入って来なかった。
この点数なら大丈夫なはず。
『それで相手が結羽ちゃんだったらおめでとうだよね。もし違う人だったら全力で応援、それで次のステップに入るだけだよ』
でももし・・・
『もし負けちゃったとしたら、それはもう覚悟を決めて告白するしかないよね。まあ結羽ちゃん奥手だし、そうやって何か強引に背中押されるくらいが丁度いいよ』
彩加に言われるがままこんな勝負仕掛けちゃったけど・・・どうしよう、どうしよう。怖いよぅ。
そして私と白井君はアイコンタクトでタイミングを図り、返却されたテストを同時に机に広げた。
結果を見てすぐに私は心の中で何度も何度も叫んでいた。授業中な事もあり必死に自分を押さえながらも、こっそりと机の下で拳を何回も握り直していた。
「負けちゃったな、凄いね青木さん。結構難しかったのに」
本当に優しそうな顔で優しい言葉を吐く白井君、私は単純だから何でか少し照れちゃう。
そして何食わぬ顔で、授業を聴き始める彼を私は逃さなかった。
「私、勝ったよ?」
彼のウエスト辺りのワイシャツの端をギュッと摘み離さない。
彼はそんな私を見て少し困った表現をしていた。そして少しの沈黙のあと、ノートの端に何かを書き始める。
私はそれが何かをすぐに悟ったと同時に、彼が書くペンの流れが私の名前では無いと気付いていた。
『川崎彩加さん』
そう書かれたノートを私の机の方に滑らしてくる。
うん。知ってたよ。わかってた。
でも、あらためて本人から知らされると・・・あ、ヤバい。泣きそう。
「え?す、凄い!そうだったのー?彩加かー、うんっいいじゃんいいじゃん!大丈夫っ、いけるよー!私応援する!」
必死にテンションで誤魔化してないと泣いてしまいそうです。
変なテンションで押しまくる私、きっと凄い迷惑なんだろうな。
昼休み、白井君はいつも通り早めに給食を食べ終わり図書室へ行ってしまった。
私は片付けを終わらせると彩加に飛びつき、周りに気付かれない程度で少し泣かせてもらっていた。
「はいはい、よしよし。でもそっかぁ、本当にそうだったんだ。困ったなー、どうしよっかなー」
「・・・怒るよ」
「うそうそ。大丈夫だよ。言ったじゃん、次のステップに進むって。最後は絶対上手くいくから」
「うー、ホントに?」
その日の部活と終わってから家までの時間で聞かされた彩加の作戦は私にとってはとても重く、そして複雑な気持ちでちょっと辛かった。
そして白井君に対して、恋心以上の罪悪感が私を押し潰していた。
それから白井君との時間は、できる限り距離を詰めたり好きな人ネタでいじったり、さりげなく告白しちゃえと押し続ける。彼の気持ちがそうであっても、それでもこうやって毎日一緒に居れる、そんな楽しい日々が続いていた。
「なになに?どうしたの?」
「あっ彩加、あっ、あー、ええーっと。白井くんのね、えーと、どんな子がタイプなの?って聞いててー」
慌てて変な振り方しちゃった、ごめんなさい。
「そうなの?へえー。で?どんな子がタイプなの?」
私以上に慌てる白井君。
好きな人の前で分かりやすく照れ全開の白井君。
可愛い。大好き。
「ふーん、優しい人。だってさ結羽ちゃん」
「ふぇはっ」
急に振られて変な声出してもうたよー。うー恥ずかしい。
その日の夜、彩加から作戦の詳細を聞かされた。彩加は全力で私の為に考えてくれているけど、どうしても私はこの大きい罪悪感が拭えないでいた。
ここまできてもう止められない。止めたくない。
だって、こんなにも好きになっちゃったんだもん。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。