青木結羽の告白①
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
『運命的な初恋は涙しかない』なんて絶対信じない。
「・・・はい。そうです、白井君の事が好きです」
ニヤっとして少し意地悪な笑顔の彩加。とにかくとことん追求され白状した私。
それ以降はただただ私の話ばかりが続く毎日だった。チャンスがあれば私を白井君にくっつけようとしつこく押してくる。
迷惑なのにちょっと嬉しくて恥ずかしい。なんか複雑。
「でもさ、ホントに白井君は私が好きなの?私から見たら結羽ちゃんの方が・・・」
「ずっと見てきたから。間違いないよ」
あらためて言わせないでほしい。泣いちゃう。
「まあ、とりあえずさ。告っちゃお?」
「なっ、なんでそうなるの?だって白井君が好きなのはっ」
「だったとしてもさ、好きな人からの告白じゃないと付き合えない、なんて事ないよ。気持ちを伝えてから始まるものもあるから」
わからなくは無いけどさ・・・
「ね?だから早く告っちゃおうよ?誰かに取られる前に」
「でもぅ・・・怖いよ」
「大丈夫!結羽ちゃんは信じてないけど、側から見たらどう考えても両思いにしか見えないから」
それから後は、どうやって告白するかの話ばかり。とりあえすはもう少し攻めに徹して意識させながらのアピール作戦となった。
授業中、たまに腕が付くくらい体を寄せる。
なるべく常に近くにいるようにする。
とにかく褒める。
彩加に言われたように頑張ってみた。
そして、さりげなく好きな人を聞いてみた。
「い、言えない・・・」
『いる』という事実が確定。つかさず誰?と聞いてもやっぱり教えてはくれない、授業中という事もありそれ以上は聞かなかった。
家に帰りたくさん考えてみた。彩加にも相談してできた作戦。
「次の中間テスト、白井君の得意の数学で勝負しよ!それで、負けた方が好きな人を教えるの」
彼は戸惑うばかり、凄く困っている。でもごめんなさい、引けないの!
押しまくってなんとか承諾を貰えた。
本当にごめんなさい。
それから家に帰ると数学の勉強の日々。もちろん他の勉強もしてるけど、数学だけは一番時間を使った。
テストまであと数日の朝、教室の前の廊下で白井君の姿を見かけ声をかけた。
「お!今日も仲良く夫婦で登校かー」
「お熱いねー」
「ヒューヒュー」
あたふたと否定する言葉も出せずテンパる私、横を見ると白井君と動揺を隠せない様子だった。
「ちょっ、ちょっとちょっとー、彩加もやめてよぅ」
耐え切れず駆け出した、一緒になって揶揄ってる彩加の所まで走っていた。
周りはそんな私の行動を見て更に笑いながら冷やかし続けていた。
もう、恥ずかしい。
「さっさはごめん、なんか俺のせいで」
授業が始まると、そっと小声で話しかけられた。
何で白井君が謝るの?違うの、私のせい。私が最近白井君との距離詰め過ぎてたせいで。
こういうの凄く嫌な筈なのに、そんなに優しくしないで。ごめんなさい。ごめんなさい。
こういうのは一度盛り上がるとなかなか収まってくれない。ただ、そこまで悪質な感じでもなかったのでそのまま我慢することにしていた。
そしてテストも終え、勝負の数学が返却された。私は自分の点数を見てこっそりと拳を握り締めていた。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。