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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の初恋⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 放課後は、前の学校と同じソフトテニス部に入部し、今日も彩加と一緒に部活動に励んでいる。

 ランニングと基礎練を済ませ、彩加と二人コート裏で壁打ちラリーをしていた。


「ねえっ、彩加」

「うん?」

「あっあのさっ・・・白井君ってっ、どう思うっ」


 テニスボールを打ち返しながら聞いてみた。お互い壁とボールに集中しラケットを振りながらの会話、気まずさや恥じらいを隠すには丁度よかった。


「うん、いいよねっ」

「え・・・」


 何となく不安に似た気持ちでラケットを握る手に力が入っていた。


「何げにイケメンっ」

「・・・・・」

「可愛いしっ・・・優しいっ」


 返せるのはボールだけだった。


「私的にはっ・・・ありっ」


 え・・・


 瞬間私の時間が止まった。

 でも、直ぐに頭を殴られたような衝撃が走りその場に座り込んでしまった。


「ゆっ結羽ちゃん!?大丈夫?今顔にっ!」


 慌てて駆けつけてきた彩加、私は顔を隠すように俯いたまま。


 あれ?なんだろう・・・泣きそう。


 ボールが左目に当たったせいで少し涙が出ていた。当たった所が痛いのか心が痛いのか、都合の良い偶然に救われた。


 すぐに彩加に連れられ校舎横の水道でハンカチを濡らし、それを左目に当てながら木陰の石段に腰掛け少し休むことにした。


「へへ、やっちゃったよぅ。ごめん大丈夫だから」


 不自然な笑顔、必死過ぎて痛々しい。


「・・・白井君の事?」


 まあ、だよね。わかるよね。でももういいの、もう終わった事。私は二人の事、ちゃんと応援するから。


 運命だと思ったんだけどなぁ。


『運命的な初恋は涙しかない』


 前に玲奈ちゃんが言っていた言葉。


 偶然、彼と同じ日に一緒に転校してきて出会った。

 偶然、同い年で同じクラスになって、たまたま隣の席になって。一ヶ月くらいして席替えのクジを引いたらまた彼の隣の席になって、その後また席替えがあったけどやっぱり私は彼の隣にいる。


 この学校での私はずっと彼の隣にいた。


 こんなのもう偶然なんて思えないよ。こんな運命的な出会いをして恋しないわけないじゃん。でも初恋は叶わないから?結局泣いちゃうからって意味だったの?現実なんて残酷な事ばっかだよって?


 わかんないよ、わかんないけど、好きなんだもん。どうする事もできないよ。


 ふと横を見てみると彩加が黙って隣に座っていた。私の心の整理がつくまで待っていてくれてるかのように、何も聞かずずっと待っていてくれている。


 頭の中では白井君と彩加が幸せそうにしている光景が消えてくれない。


 優しくてカッコいい白井君。

 彩加も背が低いのが注目されがちだけどいつも堂々として何より凄く美人

 そんなお似合いの二人がとても遠く感じた。


 なんだ、私ただのおじゃま虫じゃん。


「・・・ごめん、ホントにもう大丈夫」


 私の言葉を聞いて、それでもまだ心配そうな顔でゆっくりと丁寧に言葉を吐く彩加。


「もしかしてなんだけどさ」


 ははっ、まあ気付いちゃうよね。


「結羽ちゃん、なんか勘違いしてると思う」

「え?」

「私、白井君の事好きじゃないよ?」


 え?


「え?うそ、でもでも、白井君の事いいって、私的にありって」

「はあ・・・そうなるのかぁ、まあ結羽ちゃんっぽいけど。私が言ったのはさ『結羽ちゃんと』って意味」

「え・・・え!?えっえっえ、えーー!!」

「お似合いだと思うよ」


 え?何これ何これ何これ!

 私の勝手な勘違い?うそ、ちょーハズいやつこれ!


 恥ずかし過ぎて私の顔は多分今凄い真っ赤。蹲るようにして顔を隠すしかない。左目の痛みなんて気付けばどっかいってしまっていた。


 何で私ってこーなんだろ。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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