青木結羽の初恋②
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
教室はずっと盛り上がっていて、ついに彼の順番となった。拙い喋りでかみかみになりながらも簡単な言葉で自己紹介をする彼、周りはそんな彼を揶揄い場の空気は相変わらずで流れていった。
何でだろう、すぐ隣にテンパってる人がいると冷静になる。ごめんなさい、でもありがとう。
不本意だけど彼のお陰でちゃんと喋れました。
私にできる精一杯の自己紹介。達成感に似た何かを感じつつ席に付く、すると何とか抑えていた緊張が終わった開放感と共にゆっくりと全身を包んでいった。
ふと隣を見ると彼もこちらを見ていて目が合った。
「へへ、ちょっと緊張したね」
相変わらず彼は何も言わない。私は照れ隠しに笑って見せるしかなかった。結構いっぱいいっぱいでした。
チャイムが鳴った。
今日は始業式だけの登校、あとは帰るだけ。貰った書類や教科書をバックにしまっていると私達の周りに人集りが出来ていた。
「ねーねー、前の学校ってどんなことー?」
「何で引越して来たのー?」
「部活どうするー?」
「趣味はー?なんかやってる?」
飛び交う質問にできる限り答え続けてるけどキリがない、隣を見るとシャイな彼は動揺するばかり。
うー、逃げたい。
それに何とか助けられないかなぁ。
「あっそうだ!この後職員室行きゃなきゃで、みんなごめんなさいっ」
そう言って彼を引き連れ逃げるように教室を出た。そして無言のまま小走りに廊下を渡り階段を降りていく。
「あ、あの、ありがとう。ここでいいよ、俺は職員室に用は無いから」
「・・・・えっと。ウソ、ついちゃった」
ごめんなさいの代わりのてへぺろ。玲奈ちゃんみたいに可愛くはできないな。
彼は未だ動揺しているのかただ人馴れしてないだけなのか、少し照れた雰囲気で『ありがとう』と言ってくれた。
頑張ってよかった。
翌日から授業が始まり、休み時間の度に私と彼の周りは人が群がっていた。それでも日が経つに連れて少しづつ減っていき、次第に平和な日常へと変わっていった。
今もクラスの子と簡単な世間話を少しして、その子達は行ってしまった。
「相変わらずモテモテだね、結羽ちゃん」
「ただの転校生あるあるだから」
この子は川崎彩加、実は以前から知っている友達。うちの親と彩加の親が友達で、昔からこっちに来た時は家族絡みでよく遊んでいた。
ここに来てからの私はたくさんの奇跡と幸運があると思っている。まさか彩加と同じクラスになるなんてホントにびっくり。
でもそれ以上に凄いのはやっぱり白井君、同じ日に転校して来て同じクラスになって隣の席で。
どうしても意識しちゃうよ。
「ん?どうしたの結羽ちゃん。白井君の事ばっか見て」
「え!?ええ!?そっそんなこと!」
「ははっ、二人とも息ぴったり」
何故か隣で同じように慌てる白井君がいた。なんだか恥ずかしいです。
結局のところ、クラスのみんなと仲良く慣れたとは思うけど、やっぱり彩加が一番でそんな私達を見てみんな一歩引いてる感じがしていた。
せっかく隣になったのにまだあまり話せていない白井君の事が凄く気になっている。
「一応言っておくけど、うちのクラスもちょっと悪そうな人いるから気を付けて。岩田さんとか神崎君あたりかなぁ。友達はちゃんと選ぶこと」
「そうなんだぁ、わかった」
「白井君もだよ?」
「え!?あっ、はい。き、気を付けます」
多分気付かれたんだろうな、私と話しながら必要に白井君に絡む彩加。凄く嬉しいしありがたいんだけど、なんかちょっと恥ずかしい。
でも彩加のお陰で少しずつ白井君と話せるようになった、私にはいつも本当にいい友達がいてくれる。
玲奈ちゃん、どうしてるかなぁ。
いつかちゃんと謝りたいな。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。