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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の過去③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

『ずっとずーーっと一緒にいようね』


 私がすぐに裏切ってしまった約束。

 家の事情での引越し、中学生の身の私にはどうする事もできない。もちろん私のせいでは無いけど、この胸の内にある罪悪感だけはずっと残ったまま。


 玲奈ちゃんに伝えてからもう二週間、ちゃんと会話もしていない。


 家族四人でこの家の最後の戸締りをして車に乗り込んだ。


 今日という事だって伝えていない、来てくれるはずなんてない。

 それでもどうしても玲奈ちゃんを探して流れる景色をずっと眺めていた。



 この春から暮らすことになる家は、父の実家で広いお庭がありおばあちゃんが一人で住んでいる。

 千葉とは言ってもこの辺りは茨城とあまり変わらないくらい、田舎ってほどじゃ無いけどそこまで込みごみしてなくて平和でいい街。


 一通りの片付けを済ませた後、私は母に連れられて転校先の学校に向かっている。今日は事前説明会があり、急ぎ制服に着替え学校に向かい母と歩いていた。


 歩いて四十分ほどして着いた学校は、前の学校より凄く大きかった。グランドとは別にテニスや野球、サッカーのコートがあり敷地の広さに驚くばかり。

 校舎も綺麗で正門から昇降口まではキラキラとした石畳が伸び道沿いに咲く桜の色に反射して暖かな色で輝いていた。

 気が付くと時間もギリギリ、少し慌てながら案内状に記されていた部屋を探すため校舎の中に入り指定された部屋を見つけるとすぐにその戸を開けた。


 部屋の中は教室の半分くらいの広さで中央に並ぶ長テーブルに教師と思われる男の人が一人座っている。そしてその向かいに一組の親子が座っていた。


 たった今まで何ともなかったのに、急に心臓が強く高鳴り緊張が全身を覆い始めた。

 先に母が中に入り、私は緊張を隠すように深々と頭を下げた後部屋の中に入った。なるべく冷静であるようにすまし顔でゆっくりと深く呼吸しながら歩き席に付いた。


 一年生かな?でもそれなら普通に入学式出るよね?訳あり?なんだろ、わかんないや。


 席に付くまでの数秒、少し俯く彼の顔が見えた。『可愛い』と言うのが第一印象、長めの前髪から時たま見える切れ長の目、縮こまるように座り少し唇を噛むような口元、多分シャイな子なんだろうなと思った。


 男の子?だよね?ズボンだし。

 でも髪も肌も凄く綺麗だなぁ。


 教師からの説明が終わり校舎を出ると正門の近くでお互い改めて挨拶をした。その後母親同士会話が盛り上がってしまい、私と彼は無言のまま三十分は経ったと思う。たまに目が合うたび俯いてしまう彼を可愛いなと思いながら、全く同じ態度を取っている自分を棚に上げていた。


「し、し、白井、ここ、巧太、です」


 母親に無理矢理言わされながら初めて言葉を交わす私と彼。私も名前を言っただけの名乗るだけの会話だったけど、なんでか凄く嬉しかった。


 夏と秋くらいにクラスメイトと部活の先輩に告白された。本当に失礼な事だけど凄くイヤだったのを覚えている。

 付き合うってよくわからないし、恥ずかしいし。私の知識は玲奈ちゃんのエッチな話ばかりで男子に対して抵抗感しかないっていうのが正直なこと。


 心のモヤモヤを抱えながら、引越しと説明会と慌ただしい一日に疲労感いっぱいで、家に着くと私は私の新しい部屋でベットに倒れ込むように埋もれていた。


「もう少し、話したかったな」

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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