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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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青木結羽の過去①

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 中学一年の冬、年が明けて今年も玲奈(れな)ちゃんと初詣に来た。近所の大きくて少し有名なお寺。毎年ここに玲奈ちゃんと来ている。


 今年も人の多さに驚きながらはぐれないように手をつないで賽銭箱のある本堂へと向かっていた。


「うわー人すごっ!全然前進めないじゃん」

「うん、なんか毎年増えてる気がするよね」

「あっ!こっちこっち。地元民しか知らない穴場ルートがあるんだよねー、へへ。ほら早くー」

「え?あっ、待ってよー玲奈ちゃん」


 足早に林の中を通り抜けていく。


 繋いだ手を離さないようにと必死になって付いていき、林を抜けると目の前に大きな本堂が現れた。手を引かれこっちこっちと言われるがままに進むと本堂の裏手からぐるっと回って正面に出ることができた。


 ズルした罪悪感を少し感じるけど、そのお陰ですぐに賽銭箱の前までたどり着くことができた。


「いーのいーの、地元民の特権でしょー」


 得意げな表情で胸を張る玲奈ちゃんに流されながら無理矢理に納得、とりあえず持っていた小銭数枚をそこに投げ入れた。


 たくさんの人の声、止めどなく聞こえる小銭が当たる音、自分の投げ入れたお金の音がどれだかわからないほど。そして二人顔を合わせアイコンタクトすると、前に向き直り手を合わせ心の中でたくさんの願い事を唱えた。願い事の最後に小声で『お願いします!』と深々と頭を下げてお願いをした。


 一通り済ませ振り返ると数え切れないくらいの人波があり、その圧を感じるような熱気に飲み込まれそうになっていた。


「結羽ちゃん、これあれだね。『人がゴミのようだ』ってやつだね、ははっ」

「なんてこと言うの!」

「あいたっ」


 叩かれた頭を摩りながら玲奈ちゃん得意のてへぺろで誤魔化していた。私は『ごめんなさい』と心の中で何度も何度も謝りながらその場を離れた。


 今日は天気も良く初詣にはもってこいの日、でも朝のニュースで最高気温五度と言っていた通り本当に寒い、空気に触れる肌がピリピリとしていた。


 そんな中、厚着で走りづらそうにしながらも楽しそうな玲奈ちゃん、私は吐いた息の真っ白な尾を引きながら小走りに追いかけていた。


「玲奈ちゃん玲奈ちゃん!ちょっと休憩、休憩」

「だねー、丁度いろいろ売ってるしなんか買おーよ。じゃがバタ食べたーい」


 正門の周りはたくさんの店が並び人が集まり賑やっている。少し離れると休憩が出来そう広場があり丁度良さそうな長椅子をひとつ確保した。


 長椅子に腰掛け甘酒をカイロ代わりにちょびちょびすすりながら賑やかな情景を眺めていた。

 玲奈ちゃんが食べたかったじゃがバタは驚くほどのビックサイズだったため二人で一つを購入、隣で玲奈ちゃんがそれをとてもご機嫌そうに食べている。

 

「ねえねえ、結羽ちゃんは何お願いした?」

「え?だめだよ。そういうのは人に言ったら叶わないんだよ?」

「えーいいじゃん大丈夫大丈夫、どうせ神様なんて信じてないしー」

「もーまたそういう事言うー」


 ははーといつもの明るい笑顔で誤魔化す玲奈ちゃん。でもなんでだろう、玲奈ちゃんの笑顔は明るさよりも優しさの方が強いって感じるの私だけかな。


 私が大好きな玲奈ちゃんはとても不思議な人。

 こんなに明るくて可愛いのに私なんかと一緒にいて本当に楽しいのかな?ってときどき思う。趣味もノリも全然違うのに一緒にいるとなんでか凄く安心できる。いつからこんなに仲良くなったのかわからない、いつの間にか大好きになっていて私の事を親友と言ってくれて。


 本当に不思議な人、でも本当に大好き。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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