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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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マジな彼女を知りました。③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 昔からそうだった。

 ずっとイジメを受けていた中でも、俺の周りにはこういった王道ラブコメやってそうな人達が必ずいた。


 イジメるヤツらも含めそういう人達はみなそれなりに青春していて、良いことも悪いことも過敏になって都度瞬間的に弾けながらその青春を謳歌していた。


 それぞれの尺度で感じた喜びを仲間と共有し笑い合い、それぞれ感性の違いで起こした間違いや失敗には、指摘し合い慰め合いその経験を踏み台に支え合って成長するみたいな。


 思春期ならではの『ザ・青春』


 そして俺は常にそんな人達のダシにされるんだ。

 丁度良く、都合良く、褒めるも貶すも上手いこと良い反応する俺は、そんな青春の一ページに良い感じに色を加えるただの材料なんだ。


 そういえば小学校でも中学の時にもいたよな。この吉野さん達みたいに優しく手を差し伸べてくれたヤツらがいたよ。


 望んでも無いのにいちいち俺に構って俺にヒマを与えてはくれない。『友達』と都合の良い言葉をかざし、真っ直ぐな目で綺麗な言葉で無理矢理に俺を振り回していた。


 何度か外へ遊びに行ったこともあったよ。多分俺は嬉しかったんだろう、いつの間にか勘違いしている事にも気付かず浮かれていた。


 しばらくすると一緒にいて俺が知らない話が多くなっていた事に気付いた。まあ俺は後から仲間になった新入り、もともとの仲良しグループだけで遊ぶ事だってあるよな。


 しかしそこには既に歪みが生まれていた。


 俺からの遊びの誘いは何故かいつも皆都合が合わなくてそれが何度も何度も続く。それなのに学校で話している内容はみんなでどこかに行って遊んだネタばかり、そこに俺はいつもいない。


 俺は誘われていない。

 求められてはいない。


 それを確定付けるかのように、声を掛けるのをやめて教室で一人で居ると、そのまま放課後になっていた。


 まあ、結局はそんなもんだよね。


 ぶさけるな!


 お前らにとっては一時のイベント程度にしか思って無いんだろうけどさ!こっちは死ぬ物狂いで必死だったんだ!


 あれだけ仲良いんだ、きっと大人になってもつるんでるんだろうよ。それで集まった時に青春を振り返りながら思い出に浸ってページをめくっていくんだ。


「そういえばさ、学生の頃クラスのいじめられっ子のぼっち君誘って遊んだ事あったよなー」

「あったあった!懐かしー」

「お前優しいからそーゆうの見過ごせないトコあるよな」

「名前なんだっけ?今頃どうしてるかなぁ」


 なんて言いながら居酒屋で酒呑んで盛り上がるトコ容易に想像できる。


 あれだけ嫌がって避けてた俺を無理矢理引っ張って振り回した挙句、ネタにするだけ構ったら後はもういらないみたいに捨てやがる。


 俺はお前達の青春を輝かせる為の材料じゃない!

 軽い気持ちや勢いでちょっと構うだけなら初めからそう言えよ!中途半端に期待させるな!


 今まで付き合った彼女達だってそうだ。何の都合が良かったのか知らないけど、利用するだけして満足したら捨てて行く。


 だったら最初からそう言ってほしい。『遊びで絡みたいだけだから』って、そう言ってくれたら合わせるのに。本気になった俺だけバカをみる。


 だからわかるんだよ、これは友情じゃない。人の興味が起こした一時の絡み。


 もし、そうじゃ無いって言ってくれるなら。

 もし、本気で友達って言ってくれるなら。


 俺もちゃんとその輪の中に入れてほしい。

 でも無いんだよね?知ってるよ。ほら、俺のネタ終わって四人で絆深めながら行っちゃった。


 おいおい、俺はどーすりゃいいんだ?


「なあ、どーするよ?」


 え?


 あぁ、もう一人居たかあいつらに染まってないヤツが。


 バツの悪そうな顔をした黒坂が、俺の机に手をついて何とも気まずそうに声をかけてきた。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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