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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
133/233

アルバイトはじめました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 三月も中旬、今のうちに少しでも多く稼いでおきたくてフルで働いているけど、お陰でこの店の仕事も随分と慣れてきた。


 店内が少し落ち着いていて、今のうちに休憩入っちゃいなと言われ休憩室へ向かった。


 金城さんが来るにもまだ少し時間早いよなぁ。


「えっ!?きゃ、きゃあ」

「わわわっ!?ごごごめんなさい!」


 休憩室のドアを開けると着替え中の金城さんがそこにいた。制服のブラウスのボタンを外し下着がチラリと見えてしまった。


 でも俺悪く無いよね?大丈夫だよね?


「白井くーん、ごめーんごめんなさい。入って来て平気だから」


 恐る恐る中に入ると、金城さんは奥の更衣スペースの中に入ったようで着替えの衣擦れ音が聞こえる。そして少しして着替えを終えた金城さんが出てきた。


「ははー、ごめんねー。時間早いから誰も来ないと思ってさー。本当にごめんなさい、気にしないで」


 まあ本人がいいって言うなら、じゃあ気にせず永久保存しときます。


 ふぅ、と一息吐きながら俺の向かいにある姿鏡で身だしなみを整える金城さん。全身を隅々まで見ながらシワを伸ばしたり結び目の位置や大きさを調整している。着こなし方一つで性格でるな。


 最近大分わかってきた、立ち振る舞いはとても女性的で上品と言うか気品があると言うか、美人で堂々としていてなんて言うかお嬢様って感じがするなと思った。

 でも話してみると凄く明るくて優しくて、気付くとこっちまで吊られて笑顔になってる時がある。


 ただ、なんだろう。

 多分ちょっとバカだ。


 金城さんの発言は常に正論。優しさで砕けて話してくれるけど俺にはわかる、この人は絶対に自分を曲げない人だ。

 少し不器用なんだろう、そんな自分の正しさを曲げられないけど、それじゃダメだとわかってるんだと思う。だから無邪気な明るさのような表現を無理矢理にしているのかもしれない。


 でもそれじゃあ突っ走る天然だよ、不器用過ぎる。


 ただ俺はそんな信念の太さを強さだと思うし、不器用でも貫いている金城さんを尊敬している。美人だし。


「ちょ、ちょっとー。そんなまじまし見られるとちょっと恥ずかしいんだけど・・・は!?まさか・・・」


 まあ、全部俺の勝手な考察だけどさ。


「惚れたね」


 いや、やっぱただのバカかも。


 悶えるような仕草から急に胸を張りビシッと俺に指を刺した。そんな少し抜けてそうな所も嫌いじゃ無いと思った。


「あーん、ちょっとちょっとー、無反応は結構きついんだけどー」


 久しぶりに腹抱えて笑えたよ。


 店内に入ると、俺といる時のような明るい無邪気さは無く、冷静に、お淑やかに、持ち前のその魅力を全力で引き出すように接客という仕事に溶け込ませていた。


「なんかいきなり混んできて大変だったねー」

「そうですね、さっきのあれはギリギリやばかったです」


 ピークの時間帯、俺が接客をしていた客に厄介なカップルがいた。俺が基本的な対応しかできず困っていると、金城さんが助けに入ってくれてなんとか事なきを得た。


「白井君はさ、真面目だし優しい、あんなゴミにもちゃんと対応して本当に偉い、人として尊敬に値するわ。でも私からしたらその尊敬する大切な後輩にあんな汚そうなゴミを近づけたくも無いの」


 ご、ゴミ?


「あーゆう時はさ、『あー、ゴミがなんか言ってんな。テキトーに餌撒いてやっからさっさと消えて、あー汚い汚い』って思いながら接客するだよ」


 金城さん?


「簡単なこと、人間と思ったダメだよ?」


 最後の笑顔が可愛い過ぎて超怖いんですけど。俺の知らない金城さんが見えた気がした。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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