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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
130/230

アルバイトはじめました。①

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 喫茶() favour() coffee()、俺がアルバイトを始めた店だ。


 たまたま通り掛かりにこの店の店長さんに声を掛けられ流れで採用となった。働き始めて今日でまだ四日目。週一で入っている都合、教えて貰った事はすぐにメモに取っておかないと忘れてしまう。


 俺がこの店で働く理由にもなった金城さんと言う美人の先輩、偶然にも俺の教育係となった。


 眩しいくらいに明るくそれでいて華がある彼女で、とても後輩想いなのか元々の性格なのか凄く優しい。一つ一つ丁寧に教えてくれて、初日の俺は金魚のフンのように後ろに付き纏いひたすらにメモを取るばかりの一日だった。


 二日目、一通り教えて貰い、今日は実践。金城さんにフォローして貰いつつカウンターやホール内の仕事をこなしていった。


 ドリンクや清掃など作業的な仕事は割と早く覚える事ができたが、注文やレジ、ホール内での客対応など、『接客』という仕事にどうしても手こずってしまい未だ苦戦している。


 やはりコミュ障にはハードルが高い。


 しかし、俺はその辺の人生負け組社会不適合者なコミュ障と一緒にして欲しくはない。

 この風当たりの強かった十五年の人生で獲得したスキル『鋼の仮面』がある。最近は更にレベルが上がりアダマンタイト級までその硬度を上げている。でも本当はオリハルコンの様な柔軟性があった方がもう少し生きやすいのかも知らないけど。


 なんてね。


 だからさ、仮面は喋れないから。鉄の笑顔はその場凌ぎにしかならないから。防御は最強、でも攻撃できない。だからさ、それを世の中ではコミュ障と言うんだろうな。


「あっ、あ、えーっと、えと、そのっ」


 注文を受けていた所、客からメニューに無い相談を投げられテンパる俺。あたふたしながら横にいる金城さんに目で助けを求めた。


 彼女はすぐに察知し、対応してくれた。たまにいるワガママな客も金城さんのお陰で最後は笑顔で帰って行った。


 あぁ、どうしよう。俺、泣きそう。


 大きめなため息を吐き、分かり易く落ち込んでいると、軽く触れる様な強さで肩をポンポンっと叩き俺に最高の笑顔をくれる。


「気にしなーい、気にしなーい。こういうのは慣れだから。遠慮しないで困ったらすぐ頼っていいからね」


 女神っすか?


 三日目、客の少ない時間、店長さんから直々に厨房の仕事を教えてもらった。


 喫茶店だった昔、店長のシェフとしてのスキルを炸裂させていた時代もあったらしいけど、今は簡単な軽食がメインでそのレシピもほとんどが機械頼りとなっている。


 手順さえ間違えなければ子供でも同じ形で同じ味に作る事ができる。文明すげー。


「んー、筋がいいね。覚えもいいよ。何より随分と綺麗に仕上げるもんだ」

「そ、そうですか?誰でもこうなるんじゃないんですか?」

「まあ、そうなんだけどね。なんて言うか仕事の全てが丁寧だからかな、やっぱり他の人と比べると違うよね。料理は味だけじゃなく見た目も大事だから、この長所は大切にするといいよ」


 なんかベタ褒めされてしまった。

 『何事にも丁寧に』と確かに心掛けてはいるけど。でも違うんです、臆病が故の慎重なだけなんです。


 四日目の今日、この店で俺ができそうな仕事は一通り覚えた為、今日はタイミングを見ながらホールの仕事だったり厨房の仕事だったりと大忙しに働いていた。


 バイト以外は家で机齧り虫をしているからか、そのギャップで外に出て働くこの時間がとても楽しかった。まあ、金城さんが居るからってのもあるけど。


 明後日は試験がある。特に問題が無ければ来週からはもっとシフトを増やすお願いをいている。


 俺は本当にこの仕事を気に入っている。

 引き篭もりの卒業。新しい環境でちゃんと学生ができるように。家族にこれ以上心配させないために。


 気合い入れなきゃな。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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