壊れて見つかるものもありました。⑤
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
勢いで決まってしまったアルバイト。店長さんの同情のような計らいで半ば無理やり入れて貰った感じがする。
翌日、改めて店に行き、初めて書いた履歴書と母さんに書いて貰った同意書を店長に渡した。
来月の編入試験までは週一程度のシフトにしてもらった。試験後からガッツリ働く予定で、事が上手く運べば四月からは他の学生の人達と同じようなシフトになる予定だ。
アルバイト一日目。
日が暮れ始めた夕方、店に着くとすぐに店長が出てきて、裏口と休憩室を案内してくれた。
先に店長が休憩室に入りその後ろで小さくなる俺。
今日、目にかかる前髪は切れなかったけど、身だしなみを整えなければと思い一番綺麗なシャツを着てきた。コミュ障だけど、これでも精一杯の礼儀やマナーを意識しているつもりだ。
「急遽頼んじゃって悪いね。いつもは今井さんに頼んでるんだけど、今後を考えるとお互いこの方がいいと思うんだよ」
「あ、はい。大丈夫です」
「金城さんとしてもさ、リハビリというか勉強になると思うし。まあ、それだけ信頼してるからさ」
「わかりました、頑張ってみます」
じゃあ、と言って背中を押され休憩室の中に入ると、先日目を奪われたアイドルみたいな美人さんがいた。
「この子だから、金城さんよろしくね。ほら、まずは挨拶からだよ」
「はっはい!えっと、白井です。き、今日からよよよよろしくお願い、しますっ」
「ははっ、そんな緊張しなくていーよぅ。金城です、よろしくね白井さん」
「じゃあ、二人ともまた後でね」
それだけ言って店長は休憩室から出て行った。
休憩室に金城さんという女性と二人きり、緊張が極限まで高まっていた。
先日店前で見た姿と同じく間近で見てもとても美人さんだ。
白地に茶のラインが入り焦茶色のエプロンで、柔らかそうに揺れるスカートにどうしても目が行ってしまう。
ポニーテールに束ねた髪は、下ろしたら腰までありそうな長さで靡く度キラキラと輝いていた。
「じゃあとりあえず何から説明すればいいかなぁ。あっ、タイムカードは打った?あと制服は?」
「えっと、その。今来たとこで、まだ何にも・・・」
「いいよいいよ安心してー。じゃあタイムカードは後で私から店長に言っとくとして、制服はー、確かここに新しいのが・・・、あったあった」
見た目の華やかさに合った明るい性格、適度な配慮を感じる安心感。この人と一緒なら頑張れそうだ。
「はいっこれね」
え・・・
「多分一番小さいので良いかなぁと思ったんだけど、サイズ変える?」
「え?いや、そーじゃなくて・・・」
「あぁ、着方わかんないよね、ごめんごめん。教えたげるー、こっち来て」
手を引かれ更衣スペースに連れ込まれた。
「慣れないとちょっと難いかもね。んー、白井さんってさーラフっぽい服好きなの?ボーイッシュだねー、可愛く攻めても似合いそうだけどなー、ははっ」
そう言いながら何故か脱ぎ始める金城さん。
「私がもっかい着て見せるから見ながらやってみて」
「えっ?えっ?あっあのっ!ちょっちょっと待って」
「白井さんも全部脱いじゃってー」
うそー!そんな勘違いある??
「あっあの!お、俺!男、です」
「・・・・・」
「・・・・・」
「え?・・・・・えーーー!?」
なんか、ごめんなさい。
こんな超至近距離での美人さんの下着姿、目の毒だ。でも、ありがとうございます!
その後あらためて男性用の制服をいただいた。
金城さんは何度も何度も謝っていて落ち着かせるのにちょっと苦労した。
そんなこんなもありながら、支度も終わり店内へ向う。
俺の人生初のアルバイト、頑張ろう。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。