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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
128/231

壊れて見つかるものもありました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 転校先は同中が少なく且つ偏差値がそこそこ高め、そして転校の枠があるかを姉さんが調べ決めてくれた。


 姉が転校先として決めてくれたのは、公立四葉高等学校。今の家から乗り換え無しで七駅先に行った所にある学校だ。


 そして部屋は学校から二駅、駅から歩いて十五分ほどの場所にあるアパートで母さんのセンスで探してくれた。


 家族会議をして三日、転校先も決まり翌日には不動産屋へ行き契約。そして母さんと共に東高へ行って転校の承諾書類を受け取り、その足で四葉高校へ提出しに行った。


 どちらの高校でも事情を問われる。


 まあそれは当然。ここまで来て隠してもしょうがない、辛いとか恥ずかしいとか俺を応援してくれる家族を思うとそんな事言ってられない。


 東高で担任や担当教師から事情を問われると、俺からこれまでの事情を話し、その後母さんへバトンタッチした。母さんはイジメの件とは別に家庭の事情も含めながら教師達を説得した。


 母子家庭の事、引越しに伴う通学の距離や学業に対しての意欲向上を求めた転校先の事。さすが大人と言うべきか、さすが母さんと言うべきか、嘘も交えながらなんとも上手い事言うなぁと隣で関心していた。


 東高としては間違いなく良い話では無い。在籍人数は減るし、何よりイジメの実態を認める事もしたくは無い、と言った風だった。


 この時代、子供の意思を尊重する風習はまだ無く、一度決まった進路を変えるのはなかなかに厳しい。しかも偏差値三十六の学校の生徒が偏差値五十オーバーの学校へ転校しようとしている。そりゃ戯言のように聴こえてもしょうがない。


 しかしそんな教師達の心を掴む母さんのテクが炸裂していた。イジメを表沙汰にしない事を切り札に家庭事情と通学距離という物理的限界、本人の学力がここでは見合っていないという教育的な限界。

 日本人の学力低下が問題視されている現在、教師達も否定仕切れないところもあったのか、これらの内容を持って後は熱量で押しきる形で決着をつけた。


 全ての準備が整った。

 久しぶりの家族三人で夕食だった。


「私とお母さんが出来るのはここまで、後はあんた次第よ。編入試験まであと一ヶ月、死ぬ気で勉強しなさい」


 言われた通り死ぬ気で勉強した。

 ここまでお膳立てしてもらい、試験で落ちたら恥もいいもの。いちおう、これまでの出席日数や生活態度、テストの成績を見て問題ないと太鼓判を押して貰ってはいるものの気を抜くわけにはいかない。こんなにも勉強した事は無いくらい机に齧り付くような日々を送っていた。


 机齧り虫となって数日、息抜きがてら四葉駅まで足を運びバイト先を探してみた。


 駅から学校の反対へ少し歩き、舗装の綺麗な通りを歩いていくと、所々にオシャレなデザインの街頭が立ち、新しめのビルや飲食店が立ち並んでいた。


 ふと目を奪われる。

 メイド服のような可愛い制服を着てアイドルのように笑顔が眩しい女性が店前に出て掃除をしている。


 彼女が店の中に入って行くのを追うように、気がつくと入口の横でそんな彼女に見とれていた。


「ん?どうしたのかな?あぁ、もしかしてバイト希望の子かい?」


 突然後ろから声を掛けられた。白シャツにエプロンの年配のおじさん。どうやら俺がアルバイト募集のポスターの前に立っていてそう思ったらしい。


 慌てた反応で何故か謝ってしまう俺。たが流されるように事務所まで連れられ、聞かれるがままに洗いざらい喋ってしまった。


「いやぁ、どうしようかと思ってたんだけど、何だろうな、ちょっと応援したくなったよ。よしっ!ウチで働いてみるかい?」


 上手い事同情してくれたらしく勢いと流れのまま現地散策の初日、早くも俺のバイト先が決まった。


 個人経営の喫茶店で今はコーヒーショップとしてこのエリアではそこそこ売れているらしい。


 アルバイト、接客業、俺大丈夫かなぁ。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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