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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
127/231

壊れて見つかるものもありました。③

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 初めての家族会議


 自己主張が苦手で流されるように生きてきた。それでも本心は固く強く抱く思いは大きく、だからこそ現実(リアル)で生きていく中、内と外の振り幅が大き過ぎてバランスが取れなくなっていた。


 これまでは持ち前の器用さと優しさで上手くやり過ごしてきたけど、それもちょっとの刺激で崩壊した。


 やけになればと思ったけど、やっぱり恥とかプライドとかいろんなものが邪魔をして、曝け出すというのはなかなかに難しい。


 時間はかかったけど、小学校から続くイジメの話、高校でも止まない現状を話した。


 きっとみんな純粋で、だからこそ残酷だったと。悪行だったり単純な興味だったり、純粋が故に子供の心理とは善悪は問わず影響という波が波紋のように容易に広がる。


 多数決理論は無意識の中で簡単に悪を正義に変えてしまうし、そこで革命を起こすような強さがあるのならそもそもイジメられていない。


 これまでの事実と苦しんできた思い、その上でやってきた努力の実らなさが今引き篭もる結果になってしまった事を話した。


 元カノ達の話は半分くらい、トラウマになって引きずっているあの事件の事は話せなかった。


 母さんは、ほんの少しだけ泣いていた。


 家族を悲しませてしまった事が悲しい。

 親の涙はダメ男の烙印を押されたみたいで辛かった。


「ごめんなさい。巧太の好きにして良いから」


 俺の方こそこんなんで本当にごめんなさい。


「でも、引越しはちょっと難しいかな。お母さんも病院の都合で申し訳ないけど。でも、だからそれ以外なら何でもするわ。学校に行きたいって子供の思い、応援しない親なんていないわよ」


 しょうがない、出鼻くじかれてしまったけど。


「んーそうね、まあ私立は無いとして」

「え?何で?私立だって学費はタダでしょ?」

「公立でも私立でもタダなのは学費だけ、知らなかったの?私立も学費は無償だけど、それ以外に掛かるお金が結構あるのよ。制服とか教材とか公立より高いし、イベントの度結構取られるのよね。お母さんはそう言ってくれるけど、そこはちゃんと現実見て決めた方がいいわ」


 姉が凄過ぎて何も言えない。


 家族に対する罪悪感と、そんな自分への嫌悪感が凄い。


「なら俺、家出ようと思う。バイトして学費と生活費稼いで一人でやってみたい」


 長い沈黙。姉さんも母さんも判断に困るような厳しい表情をしていた。


「遊べないよ?」

「そんなのいらない。好きにしていいんだよね?」

「・・・言ったけど」

「それだけ稼ぐの、結構大変よ?本気?」

「本気。ちゃんとわかってる、それでもやりたい」


 俺の本気が伝わったのか、母さんと姉さんがあれこれ言い合いになりながら話していた。


「はあ、わかった。でも県外はダメ、何かあっあらすぐ行ける距離でって事なら、それでもいいわ」


 母さんの許可を得た。姉さんは何か言いたそうだけど、俺と母さんの判断に渋々納得といった風だった。


 そして方向性が定まれば後は進むだけ。その後の話は基本的に姉さん主導で決まっていく。俺は傍観者のようにただ聴いているだけ、現実味を感じないまま二人に任せ俺の進路が確定した。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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