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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
123/231

やっぱり間違いでした。⑤

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 口の中が切れていて食べる度にちょっと痛い。

 このまま帰る事にしたため、時間を気にせずゆっくりと昼食を進めていた。


 定期的に彼女が出来る、すぐフラれちゃうけど。

 俺って結構モテるんだな、すぐフラれちゃうけど。

 学校の中で俺は『ちょっとモテる』だけ、それ以外は本当に最悪だ。どこにいたってイジメられるし、それは次第に悪化していく。


 誰も俺を助けてはくれない。求めて無いけど。

 

 アニメで言っていた。

 『世界はバランスが取れて成り立っている』

 じゃあ俺はその分、ちょっとモテてるからこれはしょうがないって事?

 俺の顔がもっとぐちゃぐちゃでキモくてモテなくて、それでイジメられてたらアニメみたいに誰かが助けてくれるって言うの?


 んな訳ねーだろ!現実はそんなに緩くない!


 大人はみんな自分の都合だけで勝手する。

 男はみんな自分のポジション優先の自己中だ。そして俺を弱いと決めつけ僻んで醜く攻撃してくる。

 女はみんな自分の優位性を武器に俺を脅して利用して犯して使ってすぐ捨てる。


 いっそ全部投げ出してこんな学校来なきゃよかった。


 何をどんなに頑張ったって、この最悪の道を抜け出せない。俺が嫌だと思う未来にしか繋がらない。


 こんなクソッタレな世界。消えて無くなってしまえ!


「ね、ねえ。大丈夫?」


 ドロドロとした心の闇を内側で爆発させながら、自己陶酔していると、後ろから力無い高めの声で話し掛けられた。


「あの、白井君だよね?ええっ!?これどうしたの?本当に大丈夫?」


 慌てて走り出す彼女はすぐに戻ってくると、どこかで濡らしてきたハンカチを俺の頬に当ててくれた。


 あぁ、なんでちゃんと定期的に誰かと出会うんだろう。


「なんでこんな・・・酷い事するなぁ」


 やめてほしい、好きになってしまう。


「あのさ、そーいえばさ、白井君って今付き合ってる人居ないんだよね?」


 いきなりだな。


「あっ!待って行かないで!ほんとに待って!話したい事あるの!」

「・・・俺今こんなだし、今度じゃ、だめですか?」

「だめ、今じゃないと」


 そんなに?

 でもこれ、きっとあれだよね。


「今じゃないとダメ、こんなチャンス無い。みんな待ってる」

「なんの話?」

「あ、あのさ。し、白井君はさ、わわ、私みたいなのでも、つつ付き合ったりとか、で、できるかな」


 ああ、言われてしまうと俺は無視出来ない。


 そして、この学校で六人目の彼女が出来た。


 ははっ、ほらね何でか俺って結構モテる。


 俺だって普通に欲もあればモテて嬉しい気持ちだってある。でも同じくらいに苦しくて辛かったりもする。こんな事、他の男子に聞かれたらまた殴られるんだろうな。


 十一月も終わる頃、新しく出来た彼女と一ヶ月記念を待たずに別れた。もちろん俺がフラれた。

 今回は学校の帰り道、彼女からの電話だった。


 いくら繰り返してもこれを慣れる人なんていないよね?言葉に表せないような喪失感がある。


 歩きながらの電話、途中の公園に立ち寄りベンチに座って別れ話を聞いていた。

 話が終わっても立ち上がる気力がない、思い耽っていたそんな俺に近づく陰があった。


「ははっ、やっぱ白井じゃん。ねね、今のって別れ話ってやつー?ウケる」


 ウケねーよ。でも言い返す気力もない。

 自然に隣り座るなよ。


「でも珍しー。フリーの白井、超レアくない?」


 レアくない!フラれてばっかの人生だっつの!


「ねね、じゃあさじゃあさ、次はあたしと付き合おーよ。いーよね?いーよね?ははっまさかあの白井が彼氏とか、あたし的にも超レアっててマジ上がるー。じゃあ今日からよろしくねー」


 ギャルすげー、展開進めんの早過ぎて付いていけない。

 俺今フラれたばっかななんですけど。

 俺まだOKしてないんですけど。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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