表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
122/231

やっぱり間違いでした。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 衣替えの時期も過ぎ、マフラーを付けた生徒が増えてきた。風の冷たさが肌に刺さるような季節、十月ももうすぐ終わる。


「こめんね。十分楽しかったし、もういいかなって」


 俺はまた簡単にフラれる。


 一年の秋、心身共に寒さを感じる。

 高校に上がりこれで五人目、その数が凄いと思うのか酷いと思うのか微妙なとこだ。


 告白され、フラれる。

 中学から繰り返し続き、これで何人目だろう。

 俺からの告白なんて中学の川崎さんの時だけ。あれ以降は告られたら付き合って、そして全部フラれる。ほとんどがもって一ヶ月くらい、数日とか二週間ってのもあったな。


 なんでフラれる?


 それがわかれば苦労しない。わからないなから苦しくて悲しくて、辛い。

 俺を見て好きになって付き合って、でも付き合ってみたら何かがダメで耐えられずフる。


 そんなに俺ってダメ彼氏なの?


 いろんな人と付き合って女も結構エロいんだなと知った。みんな結構ヤリたがる。

 男はストレートにヤリたいを主張するし実にシンプル。女だって同じ、その為にと急かすように関係を詰めてくる、早く早くと次のステップに上がりたがる。


 結局のとこ、男も女もみんなセックスが大好きだ。

 

 ならさ、そんな思いに真っ直ぐ答えるだって正しいはず、背中を押したり引っ張ったり、それが俺ができる最大の愛情。もちろん俺だってしたい、だから全力で愛せる。


 フラれてしまったらしょうがない、俺が傷付くならいいけど傷付けてしまうのだけは耐えられない。


 最近気づいたんだ、自分がどれだけ弱い人間なのか。


 何をしてもフラれちゃう、なら長く続いて一番笑顔をくれたこのやり方で愛していくしかないじゃん。

 だって他のやり方知らないし、俺が描いた純愛はみんな否定するじゃん!セックスしてればみんな一番喜ぶし、求めてくるじゃん!


 だから、こうやって頑張るのを恋愛でいいんだよね?

 間違ってないんだよね?誰か、教えてよ・・・


 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 昼休み、数人の男子に引っ張られ人気の無い特別棟の奥までやって来た。そこには更に数人の男子がいて、不良っぽい奴だけじゃなく真面そうな奴もいる。


 ああ、また殴られるのか、痛いのはやだな。


「お前さ、誰でもいいんだな。ブスでも何でもヤレりゃ誰でもいいんだろ?このゲス野郎が!」


 突き飛ばされて壁に当たった後頭部が痛い。


「人の気持ちとかさ、考えた事あんのよ!」


 殴り飛ばされた頬が痛い。

 床の冷たさが気持ちいい。


 彼女達の気持ちの事を言っているの?

 それは俺が一番知りたい事だよ。

 それがわからなくて俺がどれだけ苦しんでいたのか、そんな俺の気持ちをお前らは考えた事ある?


「お前よく別れてすぐ他の女と付き合ったりできるよな、どんだけヤリてーんだよ!それされた側の気持ち考えた事ねーだろ!」


 お腹はまた違う痛みがある。腹蹴られると体が縮こまって動けなくなる。


「チヤホヤされて調子乗ってんじゃねーよクズが!」

「女寝取って楽しいかよ!」

「このクズが!」

「ヤリたいだけだろ!このゲス野郎!」


 罵詈雑言と暴力の嵐は数分間続いた。


 なんだろう、この理不尽。

 身体中が痛い。頭がぼうっとする。


 ははっ、俺ボッコボコ。ウケる。


 一つ下の階に降りると丁度自動販売機があり、スポーツドリンクを買った。そこから外に出た所にベンチがあったので腰掛ける。


 カバンから包を取り出し膝の上で広げると、中身がぐちゃぐちゃのお弁当が現れた。


「あーあ、珍しく母さんが作ってくれたのに。そういえばあいつら、俺のカバン蹴っ飛ばしてたっけ」


 包の中で飛び散ったおかずを箸で丁寧に拾いながら食事を進めた。


 丁度荷物も持ってるし今日はこのまま帰るかな。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ