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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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俺の最悪は止まりませんでした。⑦

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 桜も満開の三月、柔らかさや暖かさを感じる色合いで世界が染まっている中、俺の心は黒く淀んでいた。


 教室に入るとそれぞれの席に卒業アルバムが置いてあり、それを見ながら盛り上がるクラスメイト達。

 嬉しい悲しいが交錯しキラキラとしたオーラが目に見えるようだった。


 今日は卒業式


 実はさっき、下駄箱に手紙が入っていて少し動揺している。まだ少し時間があるし、ちょっと確認。


『白井先輩へ、

 生徒会本当に楽しかったです。

 ずっと優しい先輩に憧れていました。

 もしよかったら第二ボタンがほしいです。

 お願いします。  元委員より』


 え・・・、誰?


 待って、本当に誰?名前は書こ?それ大事。

 俺の知ってる委員は三人いるけど、元カノ?まさか。じゃあ、残りのどっち?まあ後でわかるか、あーでも気になるー。


 落ちていたテンションが手紙のお陰で変に上がってしまいちょっと複雑。


 俺の中学生活が終わる。

 後悔はたくさんあるし、消したい過去もたくさんある。でも、嬉しい事だってたくさんあった。

 きっと高校でもこの最悪は続くんだろうな。

 それでも何か変わるかも知らない。そう思うと少しの希望も眩しく思える。


 なんだ、俺も青春してんじゃね?うける。

 はあ、早く終わらないかな。


 式典が終わり教室で担任の最後のありがたいお言葉を聞く、そして義務教育最後の挨拶し解散となった。


 クラスにはほとんどの生徒が残り、皆写真を撮ったりアルバムに寄せ書きしたり泣いたり笑ったり。


 もちろんこんな中でも俺は一人、誰も俺に寄せ書きを頼んでは来ないし書いてもくれない。

 べ、べつに求めてなんかいないんだかね、へんっ。


 そして席に座り、クラスメイト達が一人一人帰っていく姿をぼんやり眺めていた。その中には青木さんもいて、一瞬目が合ったけど話す事も無くそのまま行ってしまった。


 さよなら、俺の天使。


 なんだか残っている俺を変に思っていそうな視線を感じたため、気まずさで俺も教室を出た。


 昇降口を抜けると校門ではドラマのワンシーンかのような光景がたくさんあり、それの邪魔にならないように少し端の方で待つことにした。


 あの三人の内誰か、もしくは三人でかも知れないけど、結局は誰が来るのかも知らずただ待つだけ。


 校門でいつまでも一人佇む俺、正直ちょっと恥ずかしい。来るなら早く来て、マジで。


 すると、校舎の方から女子生徒達に囲まれ顔を緩ませた元担任がこっちに向かってくる。


 デカい声出して分かりやすく上機嫌、よかったっすね。


「いやいや、ホントお前達の担任やれてよかった!寂しすぎるぞ!お前達も先生の事忘れないでくれよな」


 女子達も揶揄いながら楽しそうだ。


「おっ!白井じゃねーか。お前もホントよかったな高校行けて!俺のお陰で浪人しなかったんだから感謝忘れんなよー」


 あー、最後までマジうるせーな。


「お前は結局最後までずっとパッとしない暗いヤツだったよな。見た目は悪く無いのに全く女っ気無かったし、高校行ったら彼女の一人でもできるように頑張れよなー」


 もはや酔っ払いのようなノリで俺の背中をバンバン叩きながら戯言をほざいていた。


 あーうるせーマジで。ホント何も知らねーんだなこいつ。いっそウケる。


 俺を笑いのネタにして絡むだけ絡み、女子達が帰ると行ってしまった。


 そして、未だ一人待ちぼうけの俺。

 

 風が吹く度に散っていく桜の花びらを眺めていた。

 時間が過ぎ、在校生も皆帰って行く。帰り際に俺を不審に見る視線がたくさんあり、さすがにもう辛い。


 そしてここには俺しか居なくなった。

 俺は誰にも声を掛けられる事も無く一人最後の下校となり歩き出した。


 ま、こんなもんだよ。知ってた。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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