俺の最悪は止まりませんでした。⑤
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
俺の人生はどこまで落ちて行くんだろう。
何でまだ生きているんだろう。
こんな風に思ったのは初めてだ。
晴れない最悪を抱えたまま中学最後の三学期を迎えた。
しかし俺はいつの間にか手に入れていた超絶完璧なポーカーフェイススキルのお陰で、こんな心の闇を誰かに悟られる事もなく俺にとっての通常運転な学校生活が続いていた。
数日たった頃、同じクラスの少し尻軽そうなノリの女子に捕まった。
「ねえ白井さー、フラれてばっかじゃん。もしかして青木さんの事まだ引きずってんの?」
なんだコイツ、イヤなとこほじくってくんな。
「マジかわいそー。じゃあさ、ウチが付き合ってあげよっか?どお?ウチが彼女なったげるー」
は?なら正直に言えよ『好きです付き合って下さい』だろ!そんなとこまでマウント取んなよ。
まあいいけど。じゃあ、付き合ってやるよ。
「うん、いいよ」
その当日から三日間、放課後は彼女の家に入り浸った。きっと純ピュア童貞を食ってやろうとでも思ったんだろう。そっちで俺からマウント取れると思うなよ。
ビッチなメスガキを食い散らかしてやった。
付き合って四日目、休み時間中人の目がたくさんある所で俺の彼女が声を上げた。
「ごめんねー白井。せっかく付き合ってあげたんだけどさー、ごめん別れて。てゆーかさ、そもそもやっぱ無しってゆーか、やっぱ無理ってゆーか」
は?なんだよそれ。自分から告っておいて付き合った事自体無かった事にしろって言うのかよ。
強引に交際求めてきたから合わせてあげたけど、やっぱ無理なので丁重にお断り。みたいなノリにしやがった。
クラスのみんなに見守られながら俺をダシにマウント取って優越感に浸ってやがる。
何だよそれ。何なんだよそれ。
ほんの少しの期待に掛けてもこうなるのかよ。
なら、もういいや。もうどうでもいい。
相変わらず学校では俺に対するイジメは消えない。
彼女ができてもフラれ続け、遊ばれ捨てられる。
選択肢があるなら選んで何が悪い!
長く悩んで苦しんで、それでも正しさ探してやっと見つけた進路すら、よってたかってみんなで俺を否定する。
でも俺は負けなかったよ。
したらさ、学校の方が無くなった。笑えるよな。
何も無くなった、そんでまた彼女に捨てられた。
こんな世界無くなってしまえばいいのに。
放課後、担任に呼び出され職員室に来た。内容は何となく予想が付く。待ち構えていた担任の日下部は若干ふんぞり返りながら俺を見下していた。
「白井、お前今週末に東高行って入試受けてこい」
は?
「お前このまま高校浪人する気か?」
は?しねーよ、行かねーよ。
「苦労したぞ、受験勉強してないお前でも入れそうな高校探し出して、頼み込んで何とか一枠貰えたんだ。俺も大変だったんだからな!」
はあ?頼んでねーよ!
「いつまでも甘えた事言ってないで、少しでも勉強してちゃんと入試受けて来い!わかったか!」
何も言ってねーよ、頭湧いてんのか?
何だよその威圧感たっぷりのデカい声とドヤ顔は。あえて他の先生達に見えるように聞こえるようにしてさ。
人生舐めたバカで頭の悪い甘えたクソガキだけど、大切な生徒だから一肌脱いで頭も下げてやったんだ。お前の為に俺がチャンス掴んで来てやったぞ!俺が!
みたいな主張が実に鬱陶しい。
お前が掴んだのは俺の未来じゃなくて、人の尊敬欲しさにでっち上げた武勇伝へのチャンスだろ?
何も知らないくせに、知ろうともして来なかったくせに!甘えてんのはお前だろ?何一つ合ってねーよ!自分の株上げる為だけに生徒踏み台にしてんじゃねーよ!死ねよ!
俺の中の俺の暴走が止まらない。正直止めたく無いとも思うほど、確かに俺も腹が立っていた。
それでも俺の仮面はヒビ一つ入らない。その強さだけが誇らしかった。
今日は弓道の日、帰宅後母さんと共に市の総合会館へ向かう車の中で高校受験の報告をした。
俺の態度で察したのか『よかった』とは言っていたものの、とても心配そうな表情をしていた。
入試を受けて、受かってから蹴ってやる。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。