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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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俺の最悪は止まりませんでした。②

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 生徒会から解放され、更にフリーになって身が軽くなった俺だか、この時期は片付けなきゃいけない事がたくさんある。


 進路


 夏休み前に提出した希望票に『進学しない』と書いたら担任にめっちゃ怒られた。真剣に考えた結果なんだけどな。クラスやその中の俺を知ろうともしない担任に何を言われても全く響かない。


 今朝家を出る時、テーブルに『保護者出席希望票』が置いてあった。日付の選択と出席にちゃんとマルがされてある。


 母さん、こういうの絶対欠かさないよな。


 そして三者面談当日


 想像通り俺の面談は長丁場となり、続きは次回家庭訪問でとなった。


「お母さんはね、巧太の気持ちを優先したいとは思っているんだよ?専門学校って言うのも悪く無いと思うけど、でも本当に高校が駄目なのかもう少し考えてほしいな」


 今の世の中、高校進学では無い進路を選ぶのはなかなか認められたものでは無い。そんなのはわかってる、だからせめて好きな事を将来に繋げたくて専門学校と言ったのに理解はしてくれなかった。


 学区で定められている限りどの学校を選んでも絶対に今の俺を知る者がたくさんいる。バカな連中とさよならできるほどの学力はさすがに無いし、だからこれが妥当なんだ。


 後日、自宅にて三者面談の後半戦となった。


 俺の意思は固い。無理を通そうと頑固にワガママ言っている訳では無いし、この専門は高校卒業認定もすると謳っている。それでもやっぱり認めてはくれなかった。

 結果、平行線のままその日も終了した。


 そこから一ヶ月くらいは面談と言う拷問の連続。

 会話は全て誘導尋問のように聴こえ、俺の意思を確認すると言いながら、俺から「高校へ行く」の言葉を言わせたいが為のやり取り。茶番だ。


 担任、学年主任、生徒指導、教頭。

 みんな言う事はいつも同じ。


『とりあえず高校には行って、それから考えなさい』


 俺が悪いみたいな言い方するなよ!


 その後もまたしんどい事の連続だった。

 母さん、郁乃さん、親戚のおばさん達。誰が呼んだのか実の父親まで出てくる始末。


 大人は誰も理解してくれない。


 俺だってバカじゃない。

 ただ怠けたくて言っている訳でも、社会をナメて言っている訳でも無い。ちゃんと考えて考えて探して説明会まで行って、直接疑問の全てを確認した上でこれなら大人になっても恥ずかしく無い確証を持って相談しているのに。


 大人は誰も理解しようともしてくれない。


「だから!そもそも何でそんな考えになったんだ!」


 この人は今母さんが付き合っている人で何度か会った事がある。きっと、母さんの為に父親に変わって俺と向き合ってくれているんだろう。でも・・・


「何も知らないくせにっ、アンタには関係無いだろ」


 珍しく反抗期のワガママ少年みたいな事言ってしまったなと恥ずかしくなった。でも本当だから、まじで。


 もうどうでもいいと思った。いっそ死んでしまったていい。人の暴力を怖いと思った事なんて無いし、誰の言葉も俺の心には届かない。


 心のあり様である程度の痛覚は遮断できる事を俺は知っている。

 しかし、慌てて止めに入る母さんの姿を見て急に全身に痛みが走った。


 泣いていたのは母さんだった。


 俺の一言は彼の逆鱗に触れたのか、今母さんが止めに入るまで殴る蹴るのフルボッコ。

 大丈夫だよ母さん、こういうの慣れてるから。人を殴った事ないけど、暴力には慣れているから。


 ぐわんぐわんする意識の中でいろんな事を整理していた。手足の痺れが治ってきたので母さんにはコンビニに行くと告げ家を出た。


 今は俺の存在が目障りだろうしな。でも、普通頭冷やすのは向こうじゃないかな。あー、痛い。


 後で母さんにはちゃんと謝らろう。

 あれ?なんで俺が謝るの?俺何もしてなくない?


 俺がいるこの世界はいつだって理不尽で溢れている。何があっても無くても、最終的には『俺が悪い』で方が付く。ほんと、イヤになるよ。


 まあ、いいけど。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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