俺の最悪は止まりませんでした。①
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
始業式が終わり九月の半ば、まだまだ夏の暑さが厳しくエアコンの無いこの教室は、授業中は皆下敷きで仰ぐパタパタ音が絶えなかった。
今日は朝から面倒だった。
『あー、ごめーん』と言う声と共に誰のか知らないバッグが俺の顔面に直撃した。その勢いで椅子ごと倒れ込みクラス中に笑いの波を起こした。
こういうのは無視が一番と俺は知っている。
そして更にタチが悪いのは、座り直そうとした時その椅子を神崎が引き俺は二回目の大転倒。するとクラス中が大爆笑のビッグウェーブ。
いったいこれの何処が面白いんですか?
バカなガキのする事、いいよ笑って済ませてやるよ。
「うーわ、笑ってんだけどキモッ」
問題ない、わかってるから。無視が一番だ。
そんな調子で始まった今日、給食の時間に知らない生徒達が教室に入ってきた。
「失礼します!」
元気の良さそうな男子、その後ろにポスターを待った男子達もいる。そっか、もうその時期か。
『生徒会長選挙』
そうか懐かし・・・くは無いな。忘れたい悪夢だ。
ウチのクラスでハキハキと選挙運動に励み自己アピールをしている。どうやら今年の立候補は彼一人らしく、恒例のように選挙運動はするものの無競争当選という形で選挙の幕を閉じた。
そして俺の生徒会としての最後の仕事も簡単なもので終わり、その後恒例の生徒会交代式を行なう為、新旧生徒会メンバーが生徒会室に集まっていた。
全員の挨拶が終わり先生からの説明も終了、しかし皆残ったままでそれぞれに明るい交流を楽しんでいた。
じゃ、帰ってもいいかな、いいよね。
「去年はさ、白井と山岡君で選挙だったじゃん?俺も開票集計してたんだけど、女子の票ほとんど白井が持ってちゃって、それで接戦だったんだよね。いやほんと男子達に嫌われちゃうのもわかるよな、しょうがない。俺もちょっとイラッとしたし、はは。でもいい奴なんだよな白井」
え・・・まじっすか。だから山岡君俺にだけ冷たかったの?それ最初に教えてほしかった、そしたらもう少し自粛したのに。今更聞きたくなかったよ。
今更と言えば、吹田君がそんなにおしゃべりな人だとは知らなかった。なんかあったの?まいいけど。でもそれ、『いい奴』の一言でフォローしきれてますか?大丈夫ですか?
何だか俺だけアウェー感が凄い、気まずくて辛い。
すると隣から明るい声が聴こえて来た。振り返ると後輩の委員三人娘が俺を呼んでいた。
「そーいえばー先輩彼女と上手くいってるんですか?」
「・・・も、もう、別れたよ」
「あー、そうなんですね・・・やっぱり」
やっぱりって何!そんなに俺だめなの?
なんか三人でこそこそ話してるけど、追い打ちかけるなら優しめで。
「あー、先輩。この後ちょっといいですか?」
呼び出し!?俺今日死ぬのかな。
呼び出された場所は、いつも俺と一年生とで部活をしている体育館と校舎の間の広場だった。あまり長引くとじき人が集まってきてしまう。
「あ、あの。えっと、えっと・・・」
どうやらトドメを刺す訳ではないらしい。と言うか、まあそれは彼女の態度で直ぐにわかった。
「好きです」
この日、新しい彼女ができた。
今の自分に『何がいけないのか?』そんなのあり過ぎて答えきれない。それにわかっていても治せないから苦しいんだ。
好きってなんだろう。
彼氏ってどんなだろう。
恋愛ってなに?
正しい答えが全くわからない、でも自分が良くない事だけはわかっている。
だから、愛したいって気持ちを信じて全力で愛すだけ、優しさいっぱいに包んで。
「えっと、その。なんかさ、なんて言うかさ。付き合ってみたら何か違うなぁーって思っちゃったんだよね」
一ヶ月ほど付き合った。しかし俺の全力は正解にかすりもしなかったらしく結局また同じようにフラれたてしまった。
そんな成長のない俺はまた、自然な流れのように紫ノ宮さんという沼に自らハマりに行っていた。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。