ドロドロしていきました。⑨
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
中学三年の夏休み。
日中はバスケ部と図書部の活動でほぼ毎日学校に行っていて、夏休みとはいえ俺の生活はあまり変わらない。違うのは、夜は燈山家にいる事が多くなったことと、それ以外は紫ノ宮家にいたことくらいだ。
部活の無い日はずっと紫ノ宮家でほぼ監禁状態だった。
本当に、流されるまま自分の欲すりゃ抑制できないこんな自分が大嫌いだ。
欲求を全開放して付き合った彼女にフラれ、それを別の女子にぶつけている。ドロドロの性欲に塗れた汚い俺が、紫ノ宮さんという沼にハマり落ちていく。それを知りながらその感覚に浸り続けている。
最低で最悪な俺。
クズでクソ野郎な俺。
そんなダサくてキモい俺。
でもまあ、気持ちいいからいっか。イヤらしく求めてくるこいつが悪い。そうだろ。
唯一の救いは茜だ。どんなに最悪と思っていても茜の居る家に帰る度リセットされる。闇に落ちきれない中途半端な理由はこれかな。
今日も朝から紫ノ宮家に来ている。インターフォンを鳴らすと直ぐに紫ノ宮さんが出てきた。
何の準備かわからないけど、リビングで待つように言われ中途半端な所で立ちほうけていた。
目の前のダイニングテーブルで勉強に集中する妹ちゃん、俺に気付いていてはいるけど全く触れず、うーうー唸りながら首を左右に振り続けていた。
問題ない、無視されるの慣れてます。
「そ、そこはさ、『思っている』ってなってる所を見つけるんだよ。同じように次は『知った』で探してみてごらん」
ぽかん、とされた。
茜と重なってつい口出さずにはいられなかった。
「・・・やってみる」
冷めた目がお姉ちゃんと一緒ですね。まあ、警戒心強いのは悪い事じゃないけど。
「できた!ほんとだー!全部合ってたー!」
無邪気に喜ぶ妹ちゃん可愛い。茜の一つ下だったか、去年の茜を思い出すな。
すると『次は次はー!』と懐いてきて気付いた時には俺も隣に座っていて、その俺の体にくっつくように妹ちゃんが座っていた。
「・・・えっと、これはどういう状況?」
リビングの入口に立つ紫ノ宮さん、眉間にシワを寄せ普段の数倍冷気を発していた。
「あっ、えっと!これは、その」
「お兄さん教えるの上手なのー。いっぱい教えてくれてね、凄い優しくてね」
「・・・そう、よかったわね。でも勉強なら後で私が見てあげるから」
「えー、お姉ちゃん難しい言葉ばっかでよくわからないんだもん。お兄さんがいい」
「美空!ワガママ言わないで」
泣きそうな妹ちゃん、俺が出しゃばったせいでこめん。
「お、俺も小学生の妹いて、こういうの嫌いじゃないし。ここにもちょくちょく来るし、その時に少しだけ勉強見るって、だめ?」
「白・・・こうたが、いいなら」
茜もそうだけど、これくらいの子の感情豊かな笑顔って見てて幸せな気持ちになるよな。
「じゃあ私達部屋にいるから二階に上がって来ちゃだめよ。行きましょ」
家でも普段からそのノリなんですか?超怖い。
そんな姉とは正反対に笑顔で手を振る妹ちゃんを見て、胸の奥が暖かくなるのを感じた。
紫ノ宮さんの部屋に入るとそれは一変し、欲望まみれの淫らな時間が始まった。
さっきまでの俺の心はいったい何処に行ったんだろう。
そんな年相応とは決して思えない荒んだ時間も、日を繰り返すにつれすぐに慣れてしまう。いつから抵抗しなくなったのか忘れてしまう頃には新学期を迎えていた。
中学三年の二学期。
たくさんの事が移り変わっていく。俺の最悪は今がピークと思っていたのもただの勘違い、この最悪は未だコロコロ転がり続け、ドロドロになって落ち続けていた。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。