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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
109/233

ドロドロしていきました。⑦

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 俺の彼女はオタ系陰キャ女子。

 ざっくり言うと俺も同系統の人間だから特に抵抗も無いし、付き合っていてちゃんと好きになった。


 日が経つにつれて段々と慣れてくれたのか、あまりどもらず喋ってくれるようになったし、基本的に喋るのは好きなのか一緒にいる会話の主導権はほぼ彼女にある。

 今日も


「ああ、あのね、こ、こ、こ、こここここ」


 ニワトリさんかな?


「ここ、の近く、ウチあるから、ちょっとよ、よよ、寄ってかない?なんて、へへ」


 久しぶりにめっちゃどもっちゃって、テンパっちゃってる俺の彼女、それはそれでちょっと可愛い。


「いいの?」

「うんうん!すぐだからっ、いこっ早く」

 握った手に力が入っているのかわかる。嬉しそうに笑う彼女を見ているとなんだかこっちも嬉しい。


 マンションのエレベーターに乗り七階で降りた。時津家到着、玄関を上がり彼女に手を引かれて彼女の部屋に入った。


 家族の誰にも会わず、勝手に上がり込んでしまったような気がして落ち着かない。

 周りを見渡すと『ザ・おたく』といった想像通りの部屋模様だけど、やっぱり女子だよね全体的に可愛らしさがある。


 そう言えば『彼女の家』って初めてだ。

 あ、なんか緊張してきた。


「ああ、平気平気、き気にしないで、いい。きょきょ今日は、親、いいい居ないから」


 え・・・、余計緊張してきた。


 彼女の私物をネタに俺のわかる範囲でオタトークで盛り上がるこの時間、本当に楽しい。


 ベッドを背に座り彼女おすすめの恋愛漫画の話をしていた。俺の肩に寄り添うようにくっつく彼女、何だか今日は大胆だ。まあ自分ちだしな。


「こ・・・ここ、ここここここ」


 あれ?ニワトリさん久しぶり。

 もごもごと小さい声で何かおっしゃっております。


「こうた・・・、こうた!」

「え?!あっ、はい!」


 突然爆音で名前を呼ばれてびっくりした。ああ名前ね、だよね。俺も頑張れ。


「えっと・・・ま、まい、ちゃん?」


 んー俺情けない!かっこ悪い。


 彼女は俺の腕に顔を埋めてからゆっりと言葉を吐いた。


「つ、つつ付き合ってるし、その、私その、大丈夫!だからいろいろ、えっと、だだ、大丈夫!」


 不意を突かれた。

 偶然だけど、的確に俺のスイッチを押していた。


 オタクや陰キャな人は総じてみんな奥手だと思ってた。

 これは彼女の必死の頑張り、超むっつりなだけかもしれないけど。なんか凄く可愛いくて嬉しい。

 わかったよ。じゃあ・・・


 めちゃくちゃにしてあげる。


 スイッチの入った俺は優しい獣になる。


 気付いた時には二時間も過ぎていた。


 気怠さを残しつつ先に服を着終わって彼女が落ち着くのを待っている。

 彼女は未だベッドに横たわり、初めて知った快楽の余韻に浸っている様子だった。


「や、やべー、やべーこれ、飛び過ぎてイカレる。やべー、へへ」

「ごめん、俺はそろそろ帰るね」


 横たわったまま小さく手を振り送り出してくれた彼女の顔からは虚ろな目をしつつも幸せいっぱいなのが伝わってきた。


 これ以上居たらもっといじめちゃう、早く帰ろう。


 手早く荷物をまとめマンションを出た。


 そう言えば『彼女』とシたの初めてかも、ははっ俺ってほんとクズ。


 その日以降、放課後は急いで俺のウチに行き、時間の許す限り肌を重ねる毎日。

 最近は彼女も人前で堂々と俺に抱き付けるくらいには強くなったらしく、少しどもるクセはあるものの随分と雰囲気が変わっていった。


「こ、こーた、おおおはよう。昨日言ってたの見た。よかった。ちょっとハマるかも」

「本当?よかった。今三期始まったとこでさ・・・ってちょっと朝からくっつき過ぎっ」


 嬉しいけど恥ずかしい。


「ん、あれ?なんか今日ちょっと、可愛い」

「ええ?あーえ?やややっぱわかる?ちょっと髪整えてきた。ほら、サラサラ。いいだろ」


 照れながらの可愛さアピール。可愛いじゃないか。

 髪とか身だしなみとか最初結構酷かったのに、ちゃんとしたらやっぱ普通に可愛い。


 可愛すぎて触れたくなる。これは普通の事だよね?あ、ほんとだ。髪の毛超サラサラ。


「前髪、上げてみたら?せっかくの可愛い顔、もったいない」

「!?、ムリムリムリムリムリー!!目はムリっ、わ、わかるだろ?こうただって長い!」

「じゃあいいよ、二人っきりの時にめっちゃ見るから」


 どうだ!耳元でそっと囁く『イケメンの一撃』!アニメで覚えた一回言ってみたかったやつ。さあ、どんな突っ込みがくるかな。


 思いっきり抱き着かれた。なんとクリティカル。

 さすが俺の人生の教科書。画面で客観的に見るとキモいのに、当事者になると凄いのな。


 あー楽しい、なにこれ?そっか、これがあの有名な『幸せ』と言うやつか。

 この幸せが永遠に続きますように。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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