ドロドロしていきました。⑤
はじめまして。
初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。
実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。
粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。
読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。
それと
貴重な評価やブックマークありがとうございます泣
中学三年生になり人生二人目の彼女ができた。
同じ学年でA組の遠藤美々加、彼女とは実に健全なお付き合いをしている。彼女は内気な性格でクラスでも印象が薄くそのせいか非モテオーラがバンバン出ていた。
けどルックスは悪くないし普通に可愛い、こんな純粋そうな人、俺なんかでいいんですかと思ってしまう。
告白されて嬉しかったし同種な感じで合いそうだし、既にちゃんと好きになっている。決めては俺の方が背が高い!
青木さんとの付き合いと同じように、彼女に対し紳士に向き合いながら同じ時間を過ごしている。青木さんとの付き合いと同じように、同じような幸せを共有しながら『彼女』という存在が俺の一番の幸せに感じていた。
そして、俺はそんな純粋な人間では無いとあらためて自覚した。
彼女との時間全てに青木さんの面影を重ねてしまう。
何とも未練たっぷりでキモいことこの上ない。
俺はきっと、青木さんを傷付け続けてしまったあの時間をやり直したいんだろうな。
こんな汚い腹ん中がバレないように、彼女が笑顔でいてくれるなら全力で隠して愛したい。
元カノを、忘れたくなくて忘れられない。
それでも隠し事のない全力を今の彼女に注ぎたい。
俺の理想は何処か矛盾している。
そりゃそうさ、だって彼女と会っていない時はいつも紫ノ宮さんとセックスをしているんだから。
遠藤さんとは手を繋いで歩くのがやっとなのに。
本当に好きだから、こんなにも弱くて情けない。
「えっとね、その・・・なんて言えばいいのかな」
言いづらそうにもじもじしながら、そして言葉を探しながらゆっくりと話す彼女。
こんな時、察しが良い自分が嫌になる。
「なんかね巧太くんさ、あんま私の事好きじゃないのかなぁって、その、あまり大切にしてくれてないみたいな。だからさ、えっと、別れた方がいいのかなぁって思って」
言いたい事はたくさんある。思うところもたくさんある。でも、多分俺に引き止める資格は無い。
せめて、これ以上嫌な思いをさせないように。
できるだけいつもの笑顔で冷静に。
「そっか・・・わかった」
結局、仮初みたいな幸せは二週間とちょっとで終わりを迎えた。
ただただ、とてつもない程の自己嫌悪。
青木さんにしてあげられなかった事、してあげたかった事は全部したはずだった。なのにまたフラれた。
青木さんの影も紫ノ宮さんの存在も感づかせてすりゃいないはずなのに、それでもまたフラれてしまった。
『大切にしてくれてない』
それが結果、また傷付けて、またフラれた。
成長しないヤツだ俺は、むしろ悪化してるよな。
紫ノ宮さんはそんな事はどうでもいいみたいな態度で相変わらず俺の『性』を喰らい尽くす。
でもそれよりも、平気で浮気してフラれても変わらずヤリまくってるような無神経な自分に腹が立つ。
感覚が、神経がスレ過ぎて麻痺していくように、目に映る世界が物凄く汚く見える。引くほど気持ち悪くて吐きそうになる。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
正式な部活となった図書管理部は思いの外役割がちゃんと機能していて、俺が図書室に行っても特にやる事がなかった。
いつの間にか窓が近い奥のテーブルの一番端が俺の居場所になっていた。たまに勉強する事もあるけど、大抵はノートに俺の趣味嗜好をまとめたブラックノートのページを埋め続けている。
実に中二っぽくて俺らしい。でも楽しいからいいか。
火曜日の放課後は図書室にいる。
俺はいつもの場所で昨日見たアニメでハマった日本刀が実際はどうだったのか調べ、その情報と絵をノートに書き写していた。
ここはお気に入りの憩いの場、自己陶酔するように自分だけの時間を堪能してる。
でもそういう時って必ず邪魔か入るもんだ。
「ああ、あの、白井先輩、ですよね、へへ。そうゆうの好きなんですか?刀の絵うう上手いです。ああ、私も好き、武将とか、結構知ってる。絵とか、ああ、ちょっと書いたりも、ししします。へへ」
オタ系陰キャ女子が現れた。
音もなく現れ隣に座り更に椅子を少し近づけてきた。全くもって知らない女子。
名札には二年E組の時津と書いてあった。
あからさまにわかり易くキャラ立ちしてるなぁ。
ご覧いただきありがとうございました。
恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。
むしろそれで勉強して成長したいと思います。
投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。