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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
106/233

ドロドロしていきました。④

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 壁に当たるボールの音が校舎の建物に反響する。体育館と校舎の間の微妙なスペースが未経験者組一年と俺を含めた五人の練習場所だった。


 先日、先生に頼んで壁に貼ってもらったガムテープのバツ印目掛けてみんなでシュートの練習をしている。


「あの、これできてます?」

「そうだね、弧を描くようにもう少し高めに投げた方がいいと思う。えっと、それと・・・」


 肘の位置を支えようと手を伸ばしたが途中でそのてを引っ込めた。後輩の女子は頭に?を浮かべた顔をしていた。


 手の震えが抑えられない。女子の体に触れられない。なんだこれ?情けない。カッコ悪い。


 フォームの修正は自分が見本となったり後輩男子君を使って説明する事で上手くコミュニケーションをとれた。


笹原(ささはら)君これ、基本の日々のメニューを書いたから。俺が居ない火木はこれをこなしてほしい。終わったら各自シュート練かニ対ニ、最後の五分試合の時には顧問が声掛けてくれる事になってるから」


 少しテンパリながらメモ紙を受け取ってくれた。その後、女子三人も集め諸々の事情を説明した。


 笹原君にまとめ役はちょっとしんどそうで申し訳ない。でも俺の居ない日は男一人になるし、ハーレム環境で上がるタイプならいいけど、そんなキャラでもないし。

 だからせめてちゃんと役割を与えたかったんだけど、なんかごめんだよ。


 着替えを済ませ昇降口を出たところで紫ノ宮さんにつかまった。何となく少し警戒しつつ少ない会話で繋ぎながら帰り道を並んで歩いていた。


 話しついでに昼休みと火曜の放課後は図書室に行くと伝えた。紫ノ宮さんは何とも微妙そうな表情を浮かべていた。


「ねえ、この後時間ある?」

「この後?別にいいけど、どうしたの?」

「うん、ちょっとね。こう・・・白井君、門限は?」

「ないよ。ウチの親いつも夜勤だから、今頃もう家出てると思う」

「そうなんだ。私もそんな感じ、一緒ね」


 特に会話が盛り上がる訳でもなく、気まずさを紛らすくらいの少しのやり取りをしながら彼女の後を付いて歩いていた。


「え?ここは?」

「私のウチよ」


 え・・・・・


 庶民的感覚で言うなら豪邸、アパート暮らしの俺にとって部屋数の多い燈山家すりゃ凄いと思っているのに・・・部屋何個あるんだろう。


「何してるの?入って」


 訳も分からず誘われるがままに玄関を通った。


 門のある入口を通り高級そうな装飾の付いたドアだった。広い玄関、俺の部屋より広そうだ。

 目の前にまっすぐ伸びた廊下と二階に上がる階段、視界に入ったドアだけでも一階に四つあった。

 玄関の右手は磨りガラスの引き戸が二枚あり、その先は俺んちが丸々入るくらいの広いリビングがあった。


 そしてダイニングテーブルを机代わりにして勉強する少女の姿が見えた。


「お姉ちゃんおかえり」


 妹が居たんだ、茜と同じくらいかな。大人しそうな子だ、大きくなったら姉に似てきっと美人さんになるな。

 そして『ただいま』の一言だけの紫ノ宮さん、いつも通りの彼女だけど、何となく少し柔らかさを感じた。


「あっ!えっと、宿題は終わったよ!それでねっ昨日のテストの復習してたんだよっ」


 慌てながら必死に状況説明をする妹さん、勉強してないと怒られるのかな?厳しい姉なんだろうか。家庭事情はいろいろだ。


 その後すぐに俺の存在に気付くと、少し後退りしながら小さい声で挨拶をくれた。茜みたいで可愛いな。


美空(みく)、六時になったらご飯作りに来るから二階には上がって来ないで。それまでは今日はゲームしてもいいから」

「え!?いいの!やったー!うんわかったー!」


 ご褒美貰えたペットのように急にテンションマックスで喜ぶ妹、テーブルの上の教材を雑に片付けて代わりにゲーム機を置いてテレビを付けた。


 微笑ましい笑顔、で合ってます?その顔。


「こっちよ」


 そう言われ手を引かれながら二階に上がった。廊下を少し歩きドアを開けた先はおそらく彼女の部屋だろう。展示のように片付いた綺麗な部屋で、赤やピンクなどの色は少なく女子の部屋と言うよりは大人の女性の部屋みたいだった。


 扉を閉めて荷物を置くと直ぐに飛び付くように抱きしめられベッドの柔らかさに埋もれていた。


「ここなら、声も出せるね」


 こんな顔、多分家族も知らないんだろな。

 わかってたよ、もちろん。わかってて付いてきた、きっと俺も求めてた。


 彼女が居るのに別の女子とセックスしている。


 欲に溺れたゲス野郎。


 なんだ、俺噂通りのクズじゃん。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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