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恋愛はSEXだと思ってました。  作者: 来栖 サナ
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闇堕ちすりゃできませんでした。⑧

はじめまして。

初心者なので雑で汚い作品です。ごめんなさい。


実体験を元にする事で主人公の心情をリアルに描けたらなと思って頑張って書いています。

粗末な作品です。恥ずかしいばかりです。

読んで頂ける寛大な方々へありがとうございます。


それと

貴重な評価やブックマークありがとうございます泣

 三月に入り、明日は卒業式。


 俺達生徒会は先生方のサポートをするため、最終打ち合わせを兼ねて放課後はこっちの活動を行っていた。


 とは言え、せっかく職員室へ行ったのに『君は生徒会室で待機してて』と言われ追い返されてしまった。


 俺、生徒会役員の書記なんだけどな。


 まあ、こんな感じの俺だし。やっぱ頼りなく見えるよね、そりゃそうだよね。


 トボトボと廊下を歩き、生徒会室の戸を開けると委員の一年生トリオが揃って勉強をしていた。


 気まずいな。入って来た時に目があっただけで会話もない。どうしよ、こういうのなんか苦手。


「お、俺もさ、なんか待機って言われちゃって。えっと・・・そ、そっちは宿題?」

「もうすぐ期末なのでちょっとでもやんなんとヤバいんです」

「そんなヤバいの?」

「だって先生が『生徒会委員が赤点はないよね?』って超ガン圧かけてきてー」

「ってか先輩はテスト余裕って感じですか?」

「余裕って事も無いけど、赤取ったことは無いよ。まあ普通にやってれば、だから実はあんま勉強もしてなくてさ」


 三人が並んで座る長テーブルはノートやら教材やらで散乱している。その向かいに腰掛けテヘペロ的な感じで頼りなさをアピールしてみた。


 はあ、人と関わりたく無い。面倒くさい。


 すると、俺に聞こえそうで聞こえない声でゴニョゴニョ話し込む三人娘。少しして視線が俺に集まった。


「あの・・・先輩、人に教えるとかできます?」


 初めて聞く疑問系だ。それどんな質問?


「え、えーっと。どこ?教科は?」

「数学と理解と歴史なんですけど、あっあとできれば英語も。範囲が結構あって・・・」


 だいたい全部ピンチなんすね。そりゃ一大事だ。

 ちょっと抵抗あるけど、しょうがない。


「じゃあ、俺でわかる範囲なら」


 日頃から茜の勉強をみている事もあってか思いの外こういうのは得意なんだと彼女達のお陰で知る事ができた。

 忘れていた所も多かったけど教える事で復習にもなり実に充実した時間、これはこれで悪く無い。


「丸暗記できれば一番だけど難しいよね。だからこうやって繋げて覚えればけっこう忘れないんだよ」

「ほんとだ!解る!そっかだからここはこれで」


 茜バリに素直で可愛い、茜には敵わないけど。


「先輩先輩!できたよ!どお?」

「ほんとだ、凄いね。満点だよ」


 その可愛らしさを見て油断した。茜と重ねてしまい俺の手は彼女の頭を撫でていた。


「あっ!?ごめんなさいっごめんなさい!つい癖でっ、いつも妹がこうだったからっ」

「え、別に先輩ならいいですよ?てかてか先輩妹いるんですね、いくつなんですか?」

「あのー!先輩、私もこれできたんですけどー、全部合ってるか見てもらえますかー?」


 こっちも満点、凄い。なんだみんな優秀じゃん。

 っといけないいけない、身内じゃないんだから軽率に頭触っちゃダメだよね。さっきは許してくれたけどこっちの子は多分ダメだ。目がヤバい。


 不思議な沈黙が流れ若干空気が淀んだ感じがした。


 いや手止めたよ?頭触って無いよ?なんか凄い怖いんですけど。


「で、でもさ、勉強教わるなら会長とか副会長は成績凄く良かったと思うけど」

「あー・・・」

「あれはダメですね。ハイスペック過ぎてついていけない感じでした」

「なんかー、頭良過ぎて知らない単語いっぱい使うしー、何回も聞いたら怒られるしー」


 なるほど、あるよねそういうの。俺レベルが丁度よかったって事か。


 勉強の区切りがいいタイミングで丁度よく会長達が戻ってきた。そして明日の卒業式における生徒会の仕事のスケジュールを確認し本日の活動が終了した。


 帰り際、例の三人娘が盛大に手を振ってくれた事で少し照れてしまった。それを見た会長からの刺さるような視線は非常にしんどかった。

ご覧いただきありがとうございました。

恥ずかしいばかりの雑な作品と罵ってください。

むしろそれで勉強して成長したいと思います。


投稿は不定期になります。日々少しずつ時間を作って書いています。素人なので進捗や出来に関して悪くなる事がありますのでご了承下さい。

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