魔法
よく分からないうちにどっかの峠道に連れてこられた俺。名前はイチローだ。こんな不思議なことがあるならと。魔法をつかってみた。体に流れる魔力を使って火と思い浮かべて、、、、、、成功した!魔法だ魔法だ、って事は異世界か、、、、、。生きていけるだろうか。まずは食べ物。近くに川がある魚を取ろう。見てみると、鮭だ、旨そう。水魔法で水球を作りとった。土魔法で、塩を精製した。焼いて食べる。うん、旨い。残りをトバにして保存食にした。腹が満たされたので峠道に一軒家を建てた。土魔法で圧縮して完成だ。
シャケは10匹ほど捕まえた。今日の所はこの辺で、暗くなって来た。まだ活動できるが安全を考慮したい。家はそこら辺の岩くらい固くしたので心配ない。明かりは魔法がある。だが寝る!!
おやすみなさい
次の日。
魔法で主食が作れないか試していた。まずは米だ。イメージをしっかりして、、、、、出来た?出来た!!それも炊いたご飯!美味いシャケに合う!塩ジャケ最高。さらは土魔法で作った。箸も。何が足りないかな。柔らかなベッド!今日はバキバキだ。コイル式のベッドにした。イメージはバッチリだ。
ならば、羽毛布団にシャワー付きお風呂。どんどん便利にして行った。楽しい。食器も豪華にした。花びらを思わせるワイングラス。真っ白な皿。ナイフとフォーク。味噌に醤油、オリーブオイルにバター。なんでもござれだ。そんな楽しい昼食を食べていると。馬車が通りかかった。
「こんにちは、行商人のカムルです、」カムル
「こんにちは、最近越して来たイチローです。」
「何か入り用な物はございませんか?」カムル
「いえ、足りてます」
「本当ですか?立派な家ですね。では不用なものはありませんか?」カムル
「ああ、ワイングラスならありますが、、、、、、、実用性がなくて、、、、、、これです」
「美しい、、、、、、、、、、、、、未使用ですか?」カムル
「はい」
「金貨100枚でどうでしょう?」カムル
「えっ、そんなに?」
「では120枚で。」カムル
「はい、いいですよ」
「やりました!これで私も!」カムル
「連れの方が疲れてるようですけど大丈夫ですか?」
「む?ああカミルか、降りて来なさい」カムル
「はい!いい匂い」カミル
「シャケのバター醤油焼きたべますか?」
「父さん!」カミル
「お幾らでしょうか?」カムル
「グラスを買っていただいたのでただでいいですよ」
「そんな!払いますから!」カムル
「いいですいいです、出会いに感謝して」
「やったー!」カミル
「こら!カミル!」カムル
「食べたい!父さん!」カミル
「分かった、銀貨2枚払います、私の分もお願いします」カムル
「ご飯と一緒にどうぞ」
「美味しい!シャケなのに美味しい!」カミル
「皮はパリッとしてていい味だ、バターが魚にあうなんて!」カムル
「ご飯と一緒だと更に美味しい!」カミル
「何!本当か!!!?」カムル
昼は楽しく食べた。親子がいて、新鮮だった。近くの村から半日も離れて無いと言っていた。俺は家でもてなした。急ぐこともないかと、カムルさんがいい泊まることになった。反対の道は半日もせずに王都らしい。まあ俺にはここがあってるんだな。困らないしな。2人は風呂に驚きシャワーに驚き石けんを売ってくれと忙しかっ た。
「ふぃーー。気持ちいい」カムル
「本当だね、あ、でもクラクラしてきた、」カミル
「上がった方がいいよ」
「はーい」カミル
「風呂上がりはフルーツ牛乳だよね、プハー」
「美味しい!甘い!!」カミル
「イチローさんお金!」カムル
「あははは要らないですよ?」
「でも!」カムル
「じゃあそのお金で何か目新しいもの買ってきてくださいよ。」
「分かりました、びっくりするもの買ってきましょう」カムル
「フカフカ!」カミル
「おやすみなさい」
「おやすみなさいませ」カムル
この日から徐々に動き出す何かが、、、、、、、。