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第37章

 ・・・可能性の時代。


 チャールズ・リンドバーグのつばさが・・・


 「夜と霧」を突いて、新旧の大陸に、大いなる『け橋』を開いた。


 ・・・パリでは、何万人もの人々が彼を迎え、歴史的な英雄を賞賛しょうさんした。


 『ニューヨーク・パリ間の、大西洋単独無着陸飛行』


 ・・・それが、彼の達成した偉業だった。


 そして、そんな彼が残したとされる逸話いつわがある、有名な言葉がある。


 「翼よ、あれがパリのだ!」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・当時、ジョンソンもパリにいて、シャンゼリゼ通りの店で、シャンパンを飲んでいた。


 このとき彼は、『アイリーン・ピノ』という、美しい白人女性を、新しい妻として迎えていた。


 ・・・例によって、競馬場で知り合ったのだ。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 1931年に、ジョンソンは、ハリウッドに招かれた。


 「トーキー」と、「陳腐ちんぷなストーリー」が生まれた頃だった。


 出演者1:「トミー、シャーキーを呼べ。なつかしいな。ビリーが来てるの、あんた、知ってた・・・?」


 出演者2:「いいや、知らんね。」


 出演者1:「・・・ザビスコも、ジョンソンもな。」


 出演者3:「・・・驚いたぜ。本当に、あのジャック・ジョンソンだ! ・・・夢かと思ったぜ。」


 ジョンソンと握手。


 そして、場面は、「賭けポーカー」のシーンへ。


 円いテーブルの裏では、ジョンソンとアホタレが、「スパーリング」なんぞしている(笑)。


 出演者4:「・・・やり手だぜ。あの男は、厳しいぞ。いいやつなんだがね・・・。」


 出演者5:「たまには、息抜きしないとな。」


 出演者4:「・・・それは、ジェームズといっしょに、かね? んー、そうするとだ、ドクの言うとおりってわけだな。」


 出演者5:「あんたたちみたいに歳をとれば・・・」

 

 出演者6:「よせよ。」


 出演者4:「負けちまった。 ・・・いまいち、ルールがよくわからん。」


 出演者5:「・・・私もだ。」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 (場面かわって、ボクシングの試合会場)


 カーーーーーン!!


 女性1:「ねぇ、あの『踊り』は、なに? どうして相手を殴るの??」


 ジョンソンたちも、遠巻きに試合を観ている。


 女性2:「・・・彼は、きっと有名になるわよ。」


 女性1:「そうね。あのまま踊り疲れなければね。」


 出演者7:「・・・右を使ってない。」


 やがて、片方の選手がダウン。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 (また場面は、最初の部屋に戻る。)


 出演者8:「・・・その時だねぇ。」


 ここで、部屋のドアのガラスが割られる。


 パリーン!!


 警官どもとにらみあう室内の連中。


 「おまえら・・・強盗か!?」


 室内のやつらと、とっくみあいになる警官ども。


 出演者9.「なにごとだ!?」


 ジョンソン:「単なる『いさかい』だよ。」


 あとは・・・


 メチャクチャに、ぶん殴ったり、ぶん殴られたりの、ハチャメチャな展開で幕を閉じる(苦笑)。

 

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