32/40
第31章
・・・第一次世界大戦は、依然として続いていた。
ついにアメリカも参戦し、スペイン国内でも、「陰謀」が渦巻くようになる。
そうしたおり、ジョンソンは、スペインの情報組織と、ある「密約」を結んだ。
彼が、アメリカとスペインの『二重スパイ』だったかどうかの真相は、いまでも・・・
国務省の機密事項である。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・たがて大戦が終わり、舞台はメキシコへと移る。
そこには、「詩人」「山師」「冒険家」といったヤカラが集まっていた。
ジョンソンは、ここで以前のようにカフェを開き、ティファナで、質素な家を借りた。
そして彼はまた・・・
懸命に働きながらも、急速に色あせてゆく「名声」の回復に努めていた。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
そして、彼は決断する。
・・・もう、40歳も過ぎた。
母国アメリカに帰るときは、いましかない! ・・・と。




