第28章
・・・第26ラウンド。
無慈悲な太陽を浴び、挑戦者は闘志を燃やす。
・・・「不満」を訴える筋肉をだましながら、ジョンソンは攻撃の機会をうかがう。
ここでまた、ジョンソン、ラッシュ!
左右の連打でウィラードをコーナーに追いつめ、全体重で押し・・・さらに突く。
ジョンソン談:
「・・・暑い。手足が、まるで鉛のようだ。息もできやしないぜ。あんたは・・・暑くないのか?」
挑戦者は相手の目を見て、「今だ!!」と思った。
ウィラードの右ストレートが、ジョンソンのアゴを直撃。
・・・ジョンソンが、ついにダウンした。
観衆が、大歓声をあげている。
レフェリーが、勝者ウィラードの右手を挙げる。
新チャンピオン誕生!!
~ ~ ~
スローモーションで見てみよう。
・・・安定し、自信に満ちた挑戦者。
そして・・・
まるで「ピストン」のような右を、アゴに受けて、マットに崩れるジョンソン。
しかし彼は、相手にしがみつき、引き倒そうとする。
その瞬間の写真は・・・
のちに、「ボクシング史上最大の論争」を呼ぶことになった。
・・・ジョンソンの脚が伸びた。
シックス、セブン・・・エイト、ナイン、テン!!
それがすべての終わりだった。
「怒り」「憎悪」「情熱」・・・
灼熱のハバナの午後、あらゆる感情が、ウィラードの1発の強打で鎮められた。
ウィラードは、大観衆の拍手・喝采に迎えられた。
「英雄」「聖者」「救世主」・・・
・・・『白人の希望の星』の誕生だ。
『Jack Johnson vs Jess Willard HD60』
→ UP主様は、「Smooth Legends」様。
☆ ☆ ☆
・・・とりあえず、ここまでにしておきますね。
そろそろこの物語も、「終わり」が見えてまいりました。
でも、このジョンソンの敗北の場面・・・
いつ観ましても、私、涙が出てしまいます。
m(_ _)m




