表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/40

第12章

 ・・・1911年の『シープシェッド・ベイ』というカーレース場。


 アメリカは、スピードの魔力に陶酔とうすいしていた。


 その教祖的存在が、ドライバーの『バーニー・オールドフィールド』。


 ・・・なんと、ジョンソンとバーニーの二人が、車での対決をすることになった・・・!


 車好きのジョンソンは、普段から愛車を運転し、そのドライグテクニックも、なかなかのものだった。


 ・・・いってみれば、これも、あのジム・ジェフリー戦同様、形は違えど『世紀の対決』・・・といったところか。


 サイコロ・・・つまりダイスで、出発位置を決める。


 いまのF1レースでの『ポールポジション』。


 オールドフィールドは、愛車『ノックス』の点検に余念よねんがない。


 どの町に行っても、彼は絶大な人気を博していた。


 人々が、彼をひと目見ようとレース場に押しかけた。


 ジョンソンは、名車『ロコモビル』をこの日は選んだ。


 『・・・バーニーさんよ、車に乗ったら、あんたは世界一だという評判だ。どっちが本物の世界一かは、実際に走ってみればわかる事なんだぜ。』


 ・・・さあ、バーニー、王者の力量を見せてくれ。


 スタート!


 すさまじい砂ぼこりを舞い上げて走る両者。


 一周目で外側に出たジョンソンは・・・一気にバーニーを抜き去った。


 バーニーが猛烈に追いすがる。


 『バーニーさん、さあ来な!』


 ・・・バーニーは、1人で運転することを好んだ。


 緩急自在かんきゅうじざいの運転で、相手のペースを乱すのが得意だ。


 絶妙の技巧ぎこうである。


 バーニーが先に出ようとするが、ジョンソンは譲ろうとしない。


 ロコモビルが内側、ノックスが外側を行き、両者はピッタリと並んでいる。


 ファイナルラップ・・・あと一周。


 チェッカーフラッグが振られる。


 おぉ・・・車が悲鳴をあげている!


 It's over・・・レース終了!!


 バーニーの勝ちだ。


 ファンが熱狂して駆け寄る。


 『バーニーがジョンソンを破った!!』・・・と。


 ・・・そしてバーニーは、このとき、まさに『白人の希望の星』となったのである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ