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でも、そんなことを言っていられなくなりました。
B男さんの怒りが、なぜか私に向いてきたのです。
(えっ何で私?)
他に露骨にB男さんを避けたり「キモい」と聞こえよがしに陰口をたたく人たちがいるのに、なぜ私なのでしょう。
私の困惑をよそに、B男さんの憎しみは増していくようで、廊下ですれ違うとチッと舌打ちしてきたり、ボソボソと何か文句を言ってくるようになりました。
さすがに腹が立って、きつめの口調で「何ですか?」と聞き返すと、たじろいで目をキョロキョロさせながら逃げていきます。
それでも勤務中に憎々しげに睨んでくることはやめませんでした。
何が何だか訳がわかりません。
ムカムカした私は、気晴らしをしようと、会社帰りに寄り道をしました。
バッティングセンターで鬱憤を晴らした私は、ベンチで水分補給をしていました。
そのとき、視線を感じました。
そちらを見ると、サッと何かの影が動いたような気がします。
(なんだろう? 気のせい?)
その時は気にせずそのまま帰りました。
しかしそれ以来、一人でいると視線を感じるようになりました。
(気のせいじゃない。誰かに見られてる)
私がそう確信したころ、視線の主が私の前に現れました。
B男さんでした。




