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挿絵(By みてみん)





 玻璃の中に集いさんざめく。

 

 美しさの追及は、罪だろうか。

 罪の申し子たちが泳いでいる、水の中。


 突然変異から生まれて作られた。


 美しくあれ。

 美しくあれ。


 狂気の沙汰かもしれない。


 私は眠る。

 私は呼びかける。貴方に。


 いろはにほへとちりぬるを

 わかよたれそつねならむ

 うゐのおくやまけふこえて

 あさきゆめみしゑいもせす


 花は咲く。散る為に。

 魚は咲く。散る為に。


 無音で美麗を軽やかに誇り、やがて。


 器に張られた水に、いつか動かなくなる魚。

 涙する人はいるだろうか。

 涙する人でありたい。

 いつかは私も沈むのだから。

 魚のように浮きもせず。


 けれどその時は、貴方の瞳で見つめられていたい。




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