プロローグ
ねぇねぇそこの君。
おーい読んでるんだろ?
君のことだよ。この画面を見つめている君。
あ・い・う・え・お
ほら、今この文章を読んだだろう?
そうだ。今僕の言葉を読んでいる君のことだ。
問おう、君は自分の世界が誰によって創られたものだと思う?
生憎、今の僕には君の応えは届かないが、恐らくは語り継がれた歴史と文明の利器が導き出した仮説を基に、この世界が”現象”によって生まれたものだと思い込んでいるのではないだろうか?
否、それは間違っている。
いや、半分正解半分不正解といったところか。とても曖昧ではあるけどね。
この世界は、いや”これら”の世界は、万物の理と宇宙創世の未知エネルギーをも遥かに凌ぐ、絶対的で普遍的な”創造主の力”によって生み出されたものなんだ。
少し話が突飛過ぎたかな。
ま、今は理解が出来ないのは仕方のないことだよ。
悲観することはないさ。
でもね、ここから読み進める前に、これだけは覚えておいてもらいたいんだ。
今僕のいるこの世界と、君のいるその世界は、”この物語”を通して繋がっている。
いや、これから繋がると言った方が正しいかな。
それは直に分かることさっ。
くれぐれも途中で読むのを止めないでくれよ?せめて三話まで読んで栞を挟むこと。
そこまで行けば、君はこの言葉の意味を理解するはずだから。
前置きが長くなってしまったね。すまない。
コホンッ。では気を取り直して……。
歓迎しよう。
ようこそ!物語の世界へ!!
さぁ、ページを捲ってごらん。
さすれば君はもう、この物語の住人だ――