血の繋がりがないと知られた娘に捕まった・・・
お父さんが娘に襲われる話です。
では、どうぞ(  ̄ー ̄)ノ
「お父さん・・・いい加減諦めたら?」
娘はそう言って妖艶に微笑んだ。
小さい頃から美形だった娘は現在16歳。
ロングの黒髪に肉付きのいい体形、そのくせ、腰は細く、顔立ちは性格同様におっとりとしていて、男としては絶世の美少女とよべるだろう。
・・・・・これが娘じゃなければ。
「なあ、紗由理。俺とお前は父娘だろ?馬鹿な真似はやめなさい。そして、早く俺の拘束を解いて上から退いてくれ。」
「父娘ねぇ・・・」
くすりと笑った紗由理はそれでも、俺の上に馬乗りのままでいた。
ちなみに、俺は今、ベッドの上に手足を拘束されており、その上、娘である紗由理に上から馬乗りされている。
・・・うん。オーケー。俺も理解は出来てない。
普通に夕食を作って食べて、父娘で食後のお茶を飲んでたところまでは記憶があるが、そこから気づいたらベッドに拘束され、娘に馬乗りにされている俺。
ハッキリ言って訳がわからない。
確かに、紗由理はファザコン気味で俺に昔からよく、「お父さん大好き~」や、「お父さんのお嫁さんになる~」と言っていて、この年になってもそれが変わらずに、親としては心配していたが・・・
そんな俺に構わず紗由理は俺の服のボタンを外し始めた。
「ちょっ・・・紗由理!」
「大丈夫だよ。お父さん。お父さんは天井の染みを数えてれば終わるから。全部私に任せて。」
「違う!それはお前の台詞じゃない!普通は男が言う台詞だ!ってか、俺とお前は・・・」
「父娘でしょ?でも、血の繋がりはないし、大丈夫でしょ?」
「なっ・・・・!?」
紗由理から言われた事実に俺は硬直する。
何故知ってるんだ!?
紗由理には教えてなかったはずなのに・・・
「驚いた?小さい頃にお祖母ちゃんから聞いたんだよ。私がお父さんの友人の子供だって。事故で死んでしまったお父さん達に親戚がいなかったから、親友のお父さんが私を引き取ってくれたことを。」
「し、知ってたのか・・・だ、だが俺はお前を娘として、家族として愛している!それは本当だぞ!」
「うん。知ってるよ。お父さんが本当の家族として私を愛してくれてること。でも私はね・・・」
そこで、紗由理の瞳は濁ったように暗くなる。
頬笑みを浮かべてはいても、どこかその表情には執着のような・・・よくわからない深い情景が浮かんでいた。
「私は、お父さんのことを誰よりも愛してしまっているの。いつも言ってたでしょ?『お父さん大好き~』『お父さんと結婚する~』って。あれは本心からの台詞なんだよ?小さい頃から大好きで、血の繋がりがないと知ってから私はお父さんと結婚して、子供を作って幸せになることしか考えてないの。あ、会社はもう行かなくても大丈夫だよ。私が養ってあげるから。そのために資金作りに奔走してお金は沢山あるから。私も学校には行かないから。お父さんと結婚できる16歳にはもうなってるし、婚姻届けはもう出してあるから、私とお父さんは今夫婦なんだよ。これからはずっと一緒だね。」
「さ、紗由理?何を言って・・・というか、婚姻届けって、俺は書いた覚えはないぞ!」
「ふふ・・・お父さんは記憶にないかもね。お父さん酔っぱらうと記憶なくなるからね。でも、私はお父さんに普通に書いてもらったよ?お祖母ちゃんや叔母さんからも“くれぐれもよろしく頼む”ってお願いされたし、お祖母ちゃんにいたっては早く孫の顔を見たいって言ってくれたんだよ?だから何の問題もないよね?」
「紗由理・・・」
紗由理の言葉に俺はどう反応していいかわからなかった。
母や、妹はこのことを知ってたのか?
それに、婚姻届けなんて俺は書いた記憶はないが、確かに俺は酔うと記憶が飛ぶからしていたとしてもわからない。
それに、すでに婚姻届けは出されたと紗由理は言っていた。
形の上では、俺と紗由理は“父娘”から“夫婦”になってしまっているということだ。
いきなり、娘をそんな目では見れないが、変に拒絶しては紗由理を傷つけてしまうかもしれない。
だから、俺はどうしたらいいのかわからずにフリーズしてしまう。
「紗由理、俺は・・・」
「お父さん。お父さんは気にしなくていいんだよ?お父さんの心は徐々に私が貰うから。とりあえずは私に体を頂戴ね♪」
「は・・・・それって・・・」
「お父さんは経験あるんだよね?お父さんとヤった女は許せないけど、私の初めてはお父さんにあげるからね。本当は何度も寝込みを襲おうと思ったんだよ?お父さん無防備に寝てるから、何度も何度も既成事実のために襲おうと思って・・・でも、準備が出来てないから自分で慰める毎日・・・こんなにお父さんは近くにいるのに、襲えないとか生殺しだったよ~。だから、婚姻届けも出して、資金面でも充実したから、我慢できなくて、お父さんの食後のお茶に睡眠薬を混ぜちゃったよ。」
「さ、紗由理?」
紗由理の表情は獲物を狙う肉食獣のように、でも女として妖艶な艶っぽさを出していて、俺は計らずもそんな娘に・・・紗由理に興奮してしまっている自分がいた。
そんな自分に気づくと今度は自己嫌悪が襲ってくる。
娘に欲情してしまった自分に俺は情けなくも表情を歪めてしまう。
そんな表情を見て、紗由理はますます興奮したように恍惚と頬を赤らめた。
「お父さん・・・そんなにそそる表情をしないでよ。本当にお父さんは可愛いね。大方、娘に欲情してしまったから自己嫌悪に陥ってるんでしょ?でも、大丈夫だよ。だって、お父さんのご飯に媚薬や精力剤入れたから、その状態は不自然じゃないんだよ?それに、“動けない”状態で、“夫婦”の間で契りがあるのはおかしなことじゃないよ。仕方ないことなんだよ?お父さんは悪くない。だから、お父さんはそのままでいいんだよ?」
「おれ・・・は・・・」
「お父さんは何にも悪くない。これからすることもお父さんが気持ちよくなって、私も気持ちよくなって、新しい家族も出きる素晴らしいことなんだよ?だから・・・」
そう言って紗由理は俺の胸元に顔を寄せて甘えたような声で言った。
「私と気持ちよくなろうね。お父さん。」
その一言で俺の理性は崩壊した。
あとは、紗由理と何回も体を交えて、途中で追加で盛られた媚薬のせいで、拘束を外されても俺は逆に紗由理に襲いかかり次の日の昼近くまで紗由理の身体を貪った。
気絶するように眠りに落ちて、気がつくとまた俺は手足を拘束されていた。
そして、食事を紗由理から取らされて、媚薬を盛られてからまた紗由理の身体を貪るの繰り返し。
何日も何日もそんな日が続き、俺の心は次第に取り返しのつかないレベルまで壊れていった。
やがて、俺の拘束がなくなっても、俺は紗由理なしでは生きられなくなっていた。
紗由理への圧倒的な依存。
心も体も紗由理一色に染められて、俺は完全に紗由理に堕ちた。
紗由理は俺に愛を囁き、俺もそれに答える。
娘だという感情は消えて、俺は紗由理を女として・・・いや、絶対的ななくてはならい存在として心に刻みこまれた。
やがて、紗由理が妊娠して、子供を産んでも俺は部屋から出ずに紗由理から甲斐甲斐しいまでの世話をされた。
食事の世話から性欲処理まで紗由理無しではできなくなっていた俺は、子供にも時々しか会えなかった。
子供といると、俺は昔の心を少し取り戻したような気がした。
しかし、それも紗由理にはお見通しだったようで、子供と会ったあとにはより強く依存させられ、子供にはほとんど会えなくなった。
何人も出産しては妊娠する繰り返し。
俺の年齢も老いてきていても、薬のせいか性欲はまったく衰えず、紗由理はそんな俺を受け入れて、さらに肉欲に溺れていく・・・。
出産後は紗由理自信の身体で、妊娠中はあらゆる手段を使って紗由理は俺を肉欲の渦へと突き落としていく。
やがて、心が完全に壊れて、紗由理しか見えなくなると俺は紗由理と二人で見知らぬ部屋へと移されてそこで一生暮らすことになった。
子供にはそれから一度も合わず、俺の最後は紗由理の顔をみて、紗由理の隣で幕をおろした。
おそらく、死んでも紗由理の魂と離れることはないだろうという予感を抱いて・・・俺は娘であった紗由理と一生を共にした。
お読みいただきありがとうございます。
今回はまたまた頑張るお父さんが主役です。
本当はもう少しマイルドな娘のはずが、何故かこんなことに(笑)
コンセプトは「義理の娘に襲われる父親」です。
短めですが、長めに書く作品には出来ませんでした・・・
ではではm(__)m