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出来上がっていたけど投稿し忘れてたよ。

〈玄関前〉


「やぁ!一昨日ぶりクマね!」


大人と同じサイズのテディベアが話している。

そう、これが彼女を勧誘したマスコットである。


「あれ、クマちゃん?…ってことはあれは夢じゃなかったんだ!」


(なんだか最初に会った時より大きいような…)


「そういえば、まだ名前を教えてなかったクマね!ボクの名前はマーク、好きなものは蜂蜜クマ!」


「私の名前は灰被(はいかづき) 友姫(ゆうき)だよ!好きなものは掃除だよ!よろしくね、マーク!」


「よろしクマー!それじゃあ自己紹介も済んだし、魔法少女能力検査会場まで行こうクマ」


「うん、どうやって行くの?」ワクワク


「車だクマ」


マークの後ろには銀色の乗用車が止まっている。


「魔法で移動とかじゃないんだね」


「法律で一般人のいる場所での魔法の使用は禁じられているクマ、でもそれだと有事の際に戦えないから魔法少女だけは例外クマ」


「へ~」


「まぁその辺の細かいルールは魔法学校で学ぶクマ」


「学校があるの?」


「当然だクマ、君はまだ義務教育の途中だし、今まで一般人として暮らしてきたのに行き成り戦えるはずないクマ、だからこれから学ぶはずだった普通科と魔法科の勉強に戦闘訓練まで付いてるクマ、この辺に関してもあっちで説明されるクマ」


「う~ん」


「付いていけるか不安に思うのは当然だクマ、だから今日の説明会を聞いて、自分で決めるクマ」


「分かった」


「いい子だクマ」


まるで大人のような対応に繰り返された経験を感じる。


「それじゃあボクの車に乗るクマ」


「ねえマーク、この車ってこっちの世界で買ったの?」


「そうクマ、もう20年の付き合いクマ…おっと」


「えっ」


表情は変わらないが口を押さえ目を逸らすマーク。

明らかに年上である事実に動揺する友姫、女子小学6年生12歳。

そもそも車を運転する時点で少なくとも20代であることは予想できる、更に二十年の車との付き合いから考えて…


「どうしたクマ?」


「えっと…ここから会場までどれくらいなの?…ですか?」


「本当にどうしたのクマ?突然敬語なんか使って、普通で良いクマよ、大体一時間くらいクマ」


「あはは…」


まさかこのデカい図体のクマがこれから最後まで付き合っていく相棒になるとは予想もしていない主人公であった。

ここまで読んでタイトルから何かを期待していた読者は、もう一度この作品のキーワードを見てみて欲しい。

ひどい設定()の魔法少女もの ←の()の中身が予想できるはずだ。

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