0-7 進展
グレム:あの脳筋さん、強そうだよ?
ハウル:毎回やられてるからな。でも、寄って集ってボコッてるだけだぞ?
グレム:毎回?
ハウル:その『前回の記憶はありません』的な設定はもういいだろ?
グレム:設定とか意味わかんない
ハウル:・・・もういいよ。
視界が回復するとすぐさま、ガチャを回す。グレムを相棒にして、アルデガンドの街へと向かった。途中経過は全カットして冒険者ギルドの館に辿り着く。俺は深呼吸を何度か行って気持ちを落ち着けた。グレムのヒントのお蔭で俺はやってないことに思い当たった。
ギルドに入って全員の人に話しかけてみたら?
ギルドの館に入って話しかけていない人物が二人。一人は俺にいちゃもんをつけては毎回殺してくる悩殺爆乳エルフ狂信者リーダー。こいつには話しかけられていたから、意識してなかった。こっちから話しかけたらどうなるか。もう一人はあまりにも目立たないので忘れていた。ホールを掃除しているおばさん。何回も死に戻りして気づいたのだが、早朝に城門を潜ってギルドへ来るまでの大通りで毎回会う人と会ったり合わなかったりする人がいた。恐らく毎回会う人と言うのは何らかの役割を持ったキャラで、会ったり会わなかったりの人は完全にモブだと思う。その中でこの掃除をするおばさんは毎回見かけてる……気がする。何らかの役割を持っている可能性がある。
俺は少し考えて狂信者リーダーから話しかけることにした。何故か?
【ちゅうとりある】
【青銅の円盾】
【樫の木の馬車】
多分、今までの中で最低の引きだったんだ。盾は普通の防具で補正効果はないし、馬車はどうすることもできなくてスタート地点において来た。…馬の無い馬車って単なる箱だよ。
なんで、死に戻りそうな方を先に選択することにしたのだ。
俺は扉を開けホールに入った。やはりお掃除おばさんはいた。そして脳筋軍団もいた。相変わらず俺を睨み付けていた。
「グレム、今からあの脳筋野郎に話しかけるけど?」
念のためグレムに聞くと悲しそうな目をして肩から飛びあがり俺から距離をおいた。
「僕はご遠慮します。…逝ってらっしゃいませ。」
…何その死に戻り確定的な言い方?てかお前は俺にしか見えない妖精だから離れる必要ないだろう?だが、今回は死んでもいいと思ってるので俺から離れて手を振ってるグレムは放っておいて狂信者リーダーに話しかけた。
「おはようございます、初めまして。」
リーダーは眉をしかめて俺を睨み付けた。名前は確か【バリアン】だったか。
「…新人の癖に馴れ馴れしいな。何の用だ?」
俺のことを『新人』と言ったことは気になるが、そのまま話を続ける。
「今日、冒険者になるためにここに…」
「ああ!?てめえ舐めてんのか!?」
男は突然大声を出した。俺はポカンと口を開けて言ってる意味が解らないという顔をした。
「今日は冒険者登録業務は休みだ!さっさと帰ってママのおっぱいを吸ってな!」
「え…と、どういう意味でしょう?」
俺は質問をしながら、この脳筋リーダーが何でこんなことを言っているのかを推理した。俺は何度も爆乳エルフに冒険者登録をやってもらったから、なんとなく推測できた。あんな応対をされては誰でも勘違いして惚れてしまう。こいつらはそれを防いでるんじゃないのか?…ちょっと試してみるか。
「もしかして、朝から睨みを聞かせてヘレイナという女性と仲良く喋るのを邪魔してるんですか?」
狂信者リーダーの顔が引くついた。…当たりだった。それにしても心の狭い脳筋どもだ。貴様らではあの爆乳には触れる事すらできないだろうに。冒険者の癖に何やってんだ?…いや確かLV18だったな。それなりにやってるのか。ああ、でもいいや、こいつらが何のために朝からここに居るのかはっきりしたから。
「…どうやら当たりのようですね。いままでもこうやって登録に来る新人を脅してたんですか?もしかして勢い余って殺しちゃってる時もあるんじゃないんですか?」
狂信者たちの顔色がみるみる変わって行った。なんとまあ愚かな集団達だ。独占など到底無理な愛の一方通行を維持するために人殺しに手を染める冒険者。何でこんな奴らが普通にしてるんだろう?…ああ、手を掴まれた。そろそろ終わりか。引きつった笑顔を見せたまま、お外へと連れて行かれる。もちろん行先は裏庭にある小屋なんだろうな。グレムも手を振ってるし。アイツ…俺が道筋間違えた場合は注意するんじゃなかったっけ?あれ?こいつら小屋ン中の木箱を移動させたぞ。あら、シャベルがある。一人が彫り始めた。サクサク掘ってるけど、ここの土、何度か掘り返されてるみたいね。…うげぇ、骨が出てきたわ…。あ、俺もココのお仲間に入れてくれるみたいね。嬉しくて涙が出てくるわ。
この後俺は首をぐりんと一回転されて暗転した。
右下は★★∴に増えていた。
雲一つない青空と雄大な自然の地形が視界を覆いつくす。
吹き抜ける暖かな風が肌にあたり心地よさを感じさせる。
草木の放つ自然の香りが俺の鼻を刺激する。
鳥の鳴き声が何度も耳にこだまする。
俺は目の前に広がる現実と見紛う鮮やかな世界を目で肌で鼻で耳で感じ、ひたすらにそれを眺めていた。
このゲームを始めて初の清々しいリスタートと思う。たぶん死ぬ前に十分な情報を手に入れることができたからなんだろうと思う。少し前のバイオリズムの底値更新とかが嘘のようだ。やっぱり行き詰っていたところで攻略の糸口を見つけるとテンションが上がる。その糸が細すぎるのが気になるが、このゲームの楽しみ方がわかって来たぞ。
死ぬのは常套手段、自決歓迎、死んで正しいルートを導き出せ。
そんなキャッチフレーズが頭をよぎる。これはこれで面白いと思う。まあ、最初からやり直しというところを改善すれば…いやどうせすぐに攻略wikiとかで正解ルートをバラされるから後発ユーザーは逆に面白くないかも。だが、wikiなどない今であれば俺ならそれなりに楽しめる。
俺は早速ゲームを開始し、ガチャを回してグレムを呼び出した。
「やあただいま。君の名前はグレム。俺の名前はハウリングス。オーケー?ガチャ回すね。」
「お?…お、お、オーケー。」
かなり手順を省いた俺の挨拶に戸惑いながらも、俺が何故かご機嫌になっていることにちょっと嬉しそうにしていた。…やっぱり死ぬ前の記憶とか全部覚えてるわ。普通なら『ただいま』ってフレーズはおかしいのに、突っ込み忘れてるぞ。
さて、街までの手順は完璧に覚えてる。道なりに丘を越えて湿地帯で立ち往生している髭面新興商人を助けて服とお金を貰い、アルデガンドの城門を潜って街の中央にある塔に向かって大通りを歩いてその近くの大きな建物に入った。
入った瞬間に背中がむず痒くなる感覚を受けた。…これって確かグレムに【鑑定】掛けられたときに味わった感覚だ。てことは、このホールにいる誰かに俺のステータスを見られたってことか。俺は警戒の目で周囲を観察する。脳筋軍団も冒険者風集団も俺の事を意識はしているが、【鑑定】を掛けたかどうかまではわからなかった。もう少し慎重に行動すべきだな。こっちの手の内を見られることの不利性は他のゲームでも味わってる。
だが今回はそれよりも残りの一人に話しかけることを優先しよう。今回も死んでしまってもいい。
【ちゅうとりある】
【岩狼のベスト】
【魔具:火耐性の腕輪】
今回も良いとは言えないアイテムだったからやり直したいと思ってるのだ。因みに【岩狼のベスト】は岩場に生息するロックウルフという魔物の毛皮を加工して作られた防具で、防御力+8だ。【火耐性の腕輪】は火属性の攻撃に対して防御力が上がるらしいが、上昇値は測定できない。だって火属性の攻撃を受けないとわかんないだもん。
アイテム説明はこれくらいにして俺は広いホールの床を一所懸命に掃除しているおばさんに声をかけた。
「おはようございます。」
おばさんは声を掛けられたのが意外だったのか一瞬きょとんとした顔をしたが、直ぐににこやかな表情で返事した。
「おはようございます。…見かけない方ですね。」
「はい、さっきこの街に到着したばかりです。」
「それはそれはお疲れでしょうに。ここにはどのようなご用件で?」
「はい、冒険者になるために来ました。…失礼ですがいつもここで掃除をされているのですか?」
「はい。早朝と夕方の2回、ホールの掃除をする契約をしているので。」
「そうですか。それではあそこにたむろしているいかつい男たちはご存知ですか?」
おばさんは俺の質問に少し警戒の色を見せ、ちらりと脳筋集団を見た。
「…最近この街に来た冒険者らしいですよ。なんでも領都から拠点を移動してきたとか…。」
おばさんの表情からして、奴らの事は快く思っていない様子だ。もう少し情報を収集すべきか。
「領都から?」
「ええ。アルデガンドの方が稼げるのですかねぇ?」
そうか、何処の街を拠点にするかによって討伐や採取するモノが大きく変わるのか。そういった情報も後々必要だな。
「俺はこの町が一番近くだったから来たんですけどね。そう言えば、ギルドマスターは居られるのですか?」
おばさんはギルドマスターという言葉を聞いてまたきょとんとした。確かに俺みたいなこれから冒険者を目指すペーペーが何の用だと思うだろう。だが、あるのだ。…いやキーパーソンはギルマスじゃないかもしれないが、それを確認する必要もあるのだ。
「あの人ならこの時間はここにはいないのよ。毎朝、向かいの酒場でお気に入りのバロン茶を飲んでいるはずよ。」
不思議な表情を見せながらも、おばさんはギルマスの居場所を教えてくれた。よっしゃ!俺は肩に乗るグレムの表情を確認したが、変化なし。死亡フラグはまだ立ってないぞ。
「そうですか、ありがとうございます。折角ですからご挨拶に行って見ます。それではお掃除頑張ってください。ご婦人。」
俺は如何にも紳士風な態度でお辞儀をして、脳筋集団を意識しながらも一旦外に出た。
「あれ?冒険者登録しないの?」
早速グレムがいちゃもん付けてきた。ここでの目的は確かに冒険者登録なのでグレムがルートを正そうとするのはわかるのだが…。そうか。おばさんと会話したので何らかのフラグは立ってるはずだ。この状態で爆乳エルフに話しかけてみるのもいいかも。
俺は考えを改め、またギルドに戻った。そして真っすぐ冒険者登録カウンターに進む。
「坊や…こんなところに何の用かしら?」
相変わらず坊や扱い。まあ当たり前か。向こうからしたら常に初見だもんな。
「あの…冒険者に…なりたくて」
そこからは羊皮紙に記入して鉄板と一緒に手を握ってもらって…全く前と変わらない展開で進んで行く。
「はい、終了~。お疲れ様。じゃ、プレートを確認するからちょっと待ってて。」
あれ?爆乳お姉さん、何もないの?
「あ、あの!…ギルドマスターは居られますか?」
お姉さんは浮かせた腰を再び椅子に沈め、色っぽい表情を俺に向けた。
「マスターになんの用かは知らないけど…この時間にマスターはいないわ。最近、登録者も減ってるし、若手の冒険者が何者かに襲われてるから色々と対策をやってるみたいだけど…坊やも注意してね。」
ギルマスがいないことを告げ、またお姉さんは立ち上がって奥へと言ってしまった。ちょっと情報が手に入った。だけど、俺への死亡フラグも立っている。後ろからの殺気がものすごい。
ぱららら~ん
“貴方は【気配察知.1】を取得しました。”
突然ファンファーレが鳴り、左上にメッセージが流れた。俺はあまりの唐突さに「ひあっ!」って変な声をあげてしまった。
「お!やったねハウル!経験が溜まってスキルを覚えたよ!」
え!?何!?どういうこと!?いやそれよりも、既に脳筋リーダーがやって来て因縁つけて来てるから、グレムと会話が被ってんだよ。
「このスキルはアクティブスキルだから便利だよね。早速いろんな警告が出てると思うけど。」
グレムは俺の置かれている状況など全く気にせずスキルに対して説明してきた。だが俺はそれどころではない。脳筋爆乳狂信者共の脅しを受けてる最中に左上のメッセージがせわしなく動き、俺は半パニック状態だった。
「小僧!先輩に対する態度ってモンを教育してやる!」
何か俺の態度が気に障ったらしく、俺は裏口へと連れて行かれた。そして小屋の中に押し込まれてまたサンドバッグとなった。
今回グレムについて新たな情報を得た。
コイツは空気を読まない。
まあいい。次はお掃除おばさんから向かいの酒場にいるギルマスの手順で行こう。
俺はゲームを開始し、ガチャを回してグレムを呼び出した。
「やあこのクソ妖精。てめえの名前はグレム。俺の名前はハウリングス。ガチャ回すからどいて。」
「え?え?何その扱い!?。」
グレムは俺の荒っぽい扱いに意味が解らないと言いたげだが、その手には乗らん。貴様の扱いはこの程度で良い。
【ちゅうとりある】
【有限ストレージ】
【奥義:牙突槍】
キタキタ!当たり系だ!【有限ストレージ】は前にも取得した異空間収納倉庫だ。【牙突槍】は奥義系のスキルで、“槍”系を装備時に発動できる必殺技だ。いいぞ!
さあ、次はギルマスとの対面だ。俺は早速アルデガンドの街へ向かう。道なりに丘を越えて湿地帯で立ち往生している髭面新興商人を助けて服とお金を貰い、アルデガンドの城門を潜って街の中央にある塔に向かって大通りを歩いてその近くの大きな建物に入った。
入った瞬間に警告音と共に左上の窓枠にメッセージが流れた。
“誰かからのスキル干渉を受けました。”
このメッセージはさっき死ぬ前にも何度か流れていた。あの時はプチパニック状態だったから確認ができなかったが、今は問題ない。
「グレム、スキル干渉とはなんだ?」
肩の上に乗るグレムは得意な表情で答えた。
「【気配察知】のスキルの警戒メッセージだね。まだ熟練が低いから誰からなのかどんな干渉を受けたのかまではわかんないけどね。」
俺は自分のステータスを見た。
【ハウリングス】
種族:異世界人
年齢:16歳
性別:男
LV:1
固有能力:【褒美のガチャ】
【水滴石穿】
取得能力:【体力強化.9】
【双剣術】
【気配察知.1】
死に戻りしたのに、【気配察知】は残っていた。どういう理由なのかグレムに訊ねてみたが「言ってる意味がわかんない」としか答えなかった。相変わらず死に戻りのことについては、しらばっくれるグレム。…まあいい。死んでも残ってくれるスキルなら歓迎だ。で、このスキルで誰かからの干渉が察知できる。うん、いいぞ俺。
俺は警戒の目で周囲を観察した。脳筋軍団も冒険者風集団も俺の事を意識はしている。だが、今回もお前らには用事はない。
「おはようございます。」
俺は前回と同じように声を掛け、話を進めてギルマスのくだりまで来た。
「…俺はこの町が一番近くだったから来たんですけどね。そう言えば、ギルドマスターは居られるのですか?」
「あの人ならこの時間はここにはいないのよ。毎朝、向かいの酒場でお気に入りのバロン茶を飲んでいるはずよ。」
不思議な表情を見せながらも、おばさんはギルマスの居場所を教えてくれた。よし、これで向かいの酒屋に行けば会えるはず!
「そうですか、ありがとうございます。折角ですからご挨拶に行って見ます。それではお掃除頑張ってください。ご婦人。」
俺は如何にも紳士風な態度でお辞儀をして、脳筋集団を意識しながらも外に出た。グレム警告が発動するが、それを宥めて向かいの建物へ向かう。扉を開けると、鈴の音が鳴り響き、店員が俺を見て挨拶をした。俺も店員に会釈をして、席を探す振りをしながら客を確認した。
“誰かからのスキル干渉を受けました。”
さっきと同じ警告メッセージが流れた。俺はなんとなく意識が左手の方に寄るので、そっちに座る客を見た。奥の目立たない席に筋骨隆々の大男がこじんまりと座って羊皮紙の束とにらめっこをしているのを見つけた。怪しい。そしてかなり怖い。
「ハウル、あの大男…ヤバそうだよ。」
グレム警告も発動している。当たりか、ハズレか。……よし、行こう。俺は勇気を出して大男の方へと進んだ。ゆっくりとした足取りで男の座る席まで歩き、席の前で一礼した。
「初めまして。」
俺の挨拶を見てから、大男はぎろりと睨み付けた。
“誰かからのスキル干渉を受けました。『状態』に恐怖心が付与されました。”
メッセージさん、ありがとう。でもそんな情報無くても俺はかなりびびってるから。
「誰だてめえ?」
「…開拓村から来ました…ハウリングスと言います。」
俺は震える身体を何とか抑えて大男の質問に答えた。
「…ギルドマスター殿ですか?」
「…いかにも俺がアルデガンドギルドのマスター、ヨウケンだ。…で?」
男は自分の名を名乗った。俺はすぐさま一礼する。要件と名乗った大男は俺に迷惑そうな顔を向けた。
「…で、何の用だ?冒険者でもないひよっこが。儂は新人冒険者の行方不明の件で忙しい。」
そしてヨウケンはまた羊皮紙に目を向ける。
「実はその件でお伺いに上がりました。」
ヨウケンがピクッと反応した。
「…貴様、誰から儂の居場所を聞いた?」
「ギルドのホールを掃除するご婦人から。」
ヨウケンは向かいの建物に視線を移し、舌打ちしてから羊皮紙を置いた。
「…手短に言え。」
ギルマスが俺の話を聞く気になったということか。よし。
「行方不明になっているのは新人冒険者だけではありません。冒険者登録に来た若者も…です。」
「そんなことは儂にでも予想がつく。」
「その首謀者が今ホールでたむろしてます。」
「それも気づいておる!じゃが証拠がない!」
「証拠はこれから作ります。」
「は?どうやって?」
俺はありったけの勇気を振り絞って口の嘴をつり上げた。
「私は冒険者でもないひよっこです。…ですから、今から冒険者登録に向かいます。」
ギルマスは暫く俺の顔を睨み付けた後……俺と同じように口の嘴をつり上げて笑った。
「…面白い。」
グレム:あのギルドマスターさん、強いよ?
ハウル:すげー【威圧】掛けてくるもんな
グレム:でもハウルもそれに耐えたじゃん?すごいよ
ハウル:精神力99は伊達じゃねえな。でもなんで俺こんな精神力高いんだろ?
グレム:人の話は聞かないし、空気読まないし、都合の悪いことはしらをきる
ハウル:それ、全部お前のことだろ!