~第五豆~
最終回です。
とっても短いと思います。
マメンッ!
「そう、そうなの!」
「そうなのか、案外ショボいな。」
「えー!でもっでもっ!お父さんはそう言ってたの。」
マメンッ!マメンッ!と話してる豆犬二匹。
「ふふ。豆犬は何を話してるのかな?」
「さぁ?」
「でも、楽しそうだね?」
「そうだね。………そろそろ行くか。オーイ、豆犬~。」
時間はちょーっと遡って
ー小豆姫、豆芽国帰還ー
「「姫様ー!」」
「ただいま帰りましたわ。」
「一体、誰が姫様を?」
「私の古い友人ですわ。」
「それはそれは……お礼しなくては」
「いえ、先ずはお父様に帰還の挨拶をしてきます。」
「そうですか、わかりました。」
ーソイ太郎ー
「寂しくなるな。」
「……そうだね。」
「あの、さ?」
「ん?」
「覚えてるか?あの、俺らがお前を……」
「あぁ。覚えてるさ。」
「あれは、悪かった。」
「別にいいさ、もう、気にしていない。」
「そうか。」
「僕は、気付いた。小豆姫を救助する旅で、僕が弱いと。」
「そうか?」
「だから、僕、もっと鍛える為に豆芽国を旅するよ。」
「……言うと思った。君は、君で、頑張れよ?」
「あぁ。わかってるさ。」
「「ありがとう」」
ー豆犬ー
マメンッ!マメンッ!
きゅーん?
マメ~ンッ!
「もういくよ?」
「マメンッ!」
「きゅーん?」
「マメ~ンッ」
(辛いか?)
(ぜんぜん辛くないよ!)
(そっか。元気にやれよ?)
(うん、そっちもね。)
(あぁ。)
「豆犬~。もういくよ?」
(相棒が呼んでいるよ?)
(うん。行かないと。)
((じゃぁね?))
僕は体が強くても、心が強くないと強く生きて、歩いて行けない。だから、相棒といっしょに旅して、心で強く生きる豆になるんだ!
〔そのあと、豆芽国で、心優しい豆が活躍し、その何時か、彼は偉豆になった。短く見える?いんや、彼にとっては長い旅。〕
メタくいえば、これはあくまでも短編。彼にとっては長い旅。強く、生きる、豆になるための、長い旅が始まったのだから。
最終回につれて、雑になったかなぁー?って思ってます。反省します。すいません。つぎは頑張る。