~第四豆~
守り主に送ってもらった場所は、とても綺麗だった。
豆森の洞窟みたいにキラキラとして、その真ん中に神殿がある。神殿までは小道を描くみたいに光が浮遊している。
「あそこに、小豆姫が……?」
僕は光に釣られるように神殿へと足を踏み入れた。
神殿/1階層
「わぁ。ここは祭壇かな?」
神殿の中は蒼い祭壇が奉られていた。
「お祈りしよう。」
僕はお祈りしてから、探索を始めた。
___数時間後。
「あれ?こんなところに案内地図がある。えっと?神殿の中は気を付けて探索をしてね♪by守り主16045歳の頃創設。」
…………守り主は何歳なんだろう。
「今のところは一階層に居るのか。一番深いのは……」
僕はそこで声を失った。だって、最深階層は16045階層って。守り主の年齢と伴ってるのか。
「どどどっどうすればいいの!?一番深い階層が!ぁわぁぁぁ、あんなに深いとかぁぁ!」
あたふたしてたら、何処かの窪みに足を踏み入れた間隔があった。
「んん?」
もう一度何処かの窪みに足を踏み入れた間隔を探ってみる。
「あった!ここだ!」
迷わずその何処かの窪みに足を踏み入れたそしたら、スカアッと
「ふぇ?」
モンスターに囲まれてた。
神殿/100階層
*#%@&"-@&!ョフジュヴ%_&*ィ$"&*<^<&)!^&"_ァヴ
グルルルゥ
「も、モンスターの巣窟だぁぁぁ!」
〔豆族!〕
フブルルルルゥ
〔美味しそう!な豆族!〕
〔久し振りのえもの!〕
モンスター達がソイ太郎めがけて口を大きく開けて狙ってきた。
〔いただきまぁぁす!〕
っがりィィィ!
〔!〕
パリーーーン
〔!!!〕
〔!!?〕
グルルルルルルゥガァァァ
〔歯!歯がぁぁ!〕
説明しよう!
ソイ太郎は自分では気付いていなかったが!日々の修業で鍛え上げた体の固さ、実はリアルで言うダイヤ(こっちでは光豆の王様って言われてます)並みの固さなのだ!故に思いっきりかんだら、そりゃ、歯が欠けるよね♪あと、ソイ太郎はモンスター達が言ってる事はサッパリわかってないよ!
〔なんだこいつ!固くて不味い!〕
ペッペッ!っと吐き出された
「……なんか?助かった。ベットリしてるぅ。」
〔コイツ!危ない!〕
〔間違えて光豆の王様食べたくらい危ない!〕
〔コイツ、見た目弱い癖に固くて食えない!〕
「???」
〔恐ろしい子豆!〕
「まぁ!いいや、早いところ次のじめんを探そう。」
〔この子豆、なんか、面倒!〕
〔面倒だ!コイツ、捨てろ!〕
〔わかった!捨てる!〕
「っわ!わぁぁぁぁ!」
〔簡単!ここだ!〕
「ぁぁぁあああああ!!!!」
ソイ太郎はモンスター達から捨てるという意味で次の階層へ進んだのであった…………。
神殿/300階層
「……来たな。」
「うわぁぁぁぁぁ!」
「ッフ、待っていたぞ!挑戦者!さあ、この、世界を統べる宝玉を求めた愚かな豆よ!我!カンタry」
「ぁぁぁぁぁああああああああ!!!!」
ばいーーん!
「え!ちょっと!むしぃしないでぇー!!」
神殿/1000階層
「うわぁぁぁぁぁああああああああ!!!!」
ッバシャーン!
「ガボガボアボガボブグブクガボ…………」
「きゅーん?」
「ブグッグゥ。」
「クルルぅ……マメンッ!」
…………わぁー♪ふかっふかぁー。あったかぁーい♪遊んでたいなぁ。でも、眠いなぁ。って、なんか水が出てきたぁー!?
出てきた水がソイ太郎を飲み込んで…………。
「っは!……気絶してたのか…?」
「っきゃん!」
「うわっ!なにコイツ……?」
「……きゅーん……マメンッ!」
「豆犬?」
「マメンッ!」
「おおー!レア動物!」
「きゅーん?」
「可愛い!」
「?……マメー?」
「にしても、凄い深いところに来たなぁ。」
窪みを探そう。
「マメンッ!」
「ん?」
「マメー!マメマメ!マメンッ!」
「ここ?ここがどうしたの?」
覗いてみたら……
「マメンッ!」
ドンッ!
「え?」
突き落とされた。豆犬に。
「ええぇぇぇぇ!!?」
神殿/6045階層
「豆族がきたな。」
「……」
「とりあえず、潰して置け。」
「了解しました。主様」
「しくじるなよ」
…………ぉ……
なにか聞こえる。
…………に…は……………が
ソイ太郎はゆっくり目を開いた。
…………死ね。
「ッ!!!」
「……ッチ。かわしたか。」
「君は誰?」
「我は主様に従うただの僕……いや、奴隷に過ぎない。」
「…………は?」
「主様は高貴な御方!お前のような大豆族などが主様に楯突くなど、片腹痛い。」
「…………」
(あ、豆犬だ。目キラキラして、腰がフリフリしてる。攻撃体制だ。)
「大体お前は主様の計画の素晴らしさが何故わからぬ?」
「…………マメンッ!」
「ごぶっ!?」
「あ…………」
「豆……犬………だと??」
……何か何処からか豆犬が現れた、そして、良くわからん奴にぶつかって、オチテッタ。
「……豆犬つぇー。」
「マメンッ♥」
「よーしよーし。イーコイーコ。」
「きゅーん?」
「可愛いなぁ。」
「キャン!」
「さて、次に行くか。」
「マメンッ!」
「え??」
なんで僕もーー!?
神殿/16000
「あわぁぁー!」
〔?何か降ってくるぞ?〕
ガチィーーーン。
〔ぁがぁがあーーー!?!?〕
「イテテテ。またしても豆犬に落とされた。」
「マメンッ!」
「お前も良く付いてくるなぁ。」
「クルルぅ?」
「まぁいいや、次いこ?」
「マメッ!」
「お前良く窪みに落とすよなぁ♪便利だ」
「きゅーん。マメンッ!」
「ぅ?」
豆犬が伏せた。その先には……豆犬bossがいた。
神殿/最下階層
『くへへへ』
「放してくださいましっ!」
『くへへへ。』
「さっきからくへへへとうるさいですわ!」
『小豆ちゃぁーん?ちゅぅー♥』
「うぅ。きっ気持ち悪いですわっ!」
『うへへへぇ、恥ずかしがりだぁねぇ。』
(吐き気しか感じないですわ)
『マメーーーーンッ!』
『!?』
『マーメーーンッ!』
「小豆姫ぇーーー!」
「!」
「はぁぁぁーー」
『ちょっ!こっちくんなー!』
「くらえ!光豆の王様ロケット!」
説明しよう!光豆の王様ロケットはソイ太郎の頭突きである!急所に当たれば一発でアウト!ぺちゃんこだ。
そんな、狂気のロケットは犯人の一番大事な急所を打った。
『お、ぐぅ、ぅ』
ぱたりと誘拐犯人はたおれ、その上から豆犬bossが豆犬bossの糞尿を……見てられないね。
僕は小豆姫の目を隠して、無事に救助した。
最終戦がアッサリ終わってしまった……
次回(?)
冒険の後。