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強く生きる豆  作者: 寝夢猫
3/5

~第三豆~

【そなたが求めるのは、本当にそれか?】

守り主の声が反響して聴こえる。

「僕が求めるのは、」

本当まことに、それか?】

キィィィン。と音が反響してる。

「僕、が、求める、のは、」

不意にあの声が聞こえた…………?

『強く、生きる、ような……』

聞こえた!その瞬間に、僕が出した答え。

「僕は、小豆姫を助けなきゃいけないんだ!助けて、あの娘に会うんだ、あの娘にお礼をしたい、弱気な僕に勇気をくれた!泣いてる僕を励ましてくれた!」

【!……ほぅ。】

守り主は渋く厳しい顔をへにゃぁぁ。っと歪ませて、笑った。まるで、自分の子供に向けるような優しげな笑顔で、

【まっさかー!我の威圧を乗り越えるとは!】

「へ?」

【おっし!気に入った!お前の勇気のの、姫を助けてやろう。】

「へ?ぇ?」

【そぉーと決まればぁ!早速行くぞ!】

『い、イゲーン様!我々のお告げは……?』

【あ、そいつは後での!】

『しょ、承知しました。』

【では、早速行くぞぃ!】

「ええぇー!?」


守り主の居所 ) 綺麗精寝床キレイセイネドコロ


【我の寝床じゃ。名を綺麗精寝床。】

「そのまんまですね……。」

【何か言ったかの?】

「イエ、何も。」

【そうかぇ。さて、場所は西果てじゃな。】

「西果てには、何が在るんですか?」

【いや、只の物置じゃな。】

ガクッ!コケッ。

【良い音なったのぉー。】

フォフォフォッ。と笑っているが、これは気紛れからして珍しい光景。きっと族村長《老いぼれ》が気絶する位であろうか。

「それは置いておいて、何故物置なんですか?」

【いやいや、何故か物がおおくての。元々、聖地な西果てに使わない物を置いたんだがの?気が付けば、物置になっていたのぉ。あとは、泉かの?もう、何十万年除霊してないかの?あ、浄化もしてないのォ。最近よく、動物の群れが住み着いてるからのぉー。】

「えぇーっと?つまり、いつの間にか物置になって、いつの間にか動物の群れが住み着いた。と?」

【そうじゃな。掃除せねばの。】

「掃除………動物も、ですか?」

【いや、ごみを豆芽国のエネルギーにするだけじゃろうて。流石に動物は規模が大きいのじゃい。】

「豆芽国のエネルギー…………。」

【エネルギーは豊作になったり、珍しい資源がとれたり、子豆の誕生が多くなったり、まぁ、全部起こるのじゃが。】

「そうなんですか。」

【なんじゃ、興味無さげじゃの。】

「経済には弱いです。」

【フォフォッ。そうかえ。さて、雑談はこの位にして置いて。はじめるかぇ。御主も手伝うぞよ。】

「何をすれば?」

【まず、御主を西果てに送る、次に、御主は我が掃除している合間、動物の群れを誘導するのじゃ。】

「わ、わかりました。」

【では!】

ッポン!と軽い音と共にソイ太郎の目の前には、動物の群れが。頭には守り主の声が

【良いかぇ?御主、動物の群れに向かって、大豆族と叫ぶのじゃ!その動物の群れは豆食い動物での。特に大豆族が好物なのじゃ。】

「えっ?!」

だ、大豆族……好物………食べられるぅぅ!

【動物のため、がんばれよっ★】

パチンと弾けた音に動物が反応して、ソイ太郎の方を一斉に向いた。

「ひぇ!」

【始めじゃ!】

「だ、大豆族ぅぅーー!」

((クゥーーン))

叫ぶと共に重たい鳴き声とドドドォと言う足音。

「大豆族ー!」

叫びながら誘導して行くソイ太郎と動物が居なくなった所から掃除していく守り主と言う謎の作業だ。


大豆族ぅー!と叫び、守り主が浄化していく謎作業を繰り返した果てに…………。


【終わったぞい!早く帰ってくるのじゃ!】

「どうやってですかぁぁぁ!」

【そのまま壁に向かって走れぃ!】

「壁に!?」

目の前に表れた壁と言う文字に向かってぶつかりに行った。

「た、助かった?」

元に居た場所に着いた。そこから見えたのが…………。ん?底?

「底ぉぉぉぉ!?」

【底じゃよ?】

「いや、これは何でも、なんの底ですか?」

【ん?泉の底じゃ。】

(広すぎません?)

【次には浄化して置いて完成じゃ!】

「そ、そうなんですか。」

【動物も綺麗にまとまっておる。ナイスランニングじゃ!】

「お、お褒めに頂き、ありがとうごさいます。」

【あとは浄化して元通りじゃ。】

「意外な速さ……。」

【意外なとは失敬な!はじめるかの?】

守主は集中し始めた。

【穢れた清き泉を浄化する。まずは、】

水の中のゴミを取り除かれた。

【次に、】

水の色が綺麗な色にされた。

【最後に。】

水の臭いが消えた。

【んんん?】

「?」

【そなたの探している豆が見付かったぞい?】

「それは!」

【どうやら丁度今、穴ボコに居るようじゃの。どれ?今送ってやろう。】

「ありがとうございます。」

【そなたは本当に面白いのぅ。】

(ドコがっ?!)

【はて、それでは頑張ってくるのじゃ?】

淡い光に包まれそして…………。

プッとなって消えた

もうちょい!もうちょいだ!私!もうちょいで!ボスだ!

次回(?)

最終戦へ!ソイ太郎の冒険が……?

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