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強く生きる豆  作者: 寝夢猫
1/5

~第一豆~

あらすじどうり、半分興味半分ノリで生まれた第一豆です。同時に書いている作品も頑張ってます。ほんっとぉぉぉに興味を持ってくれましたら物凄い喜びます!※実を言うと短編にしたかったんです。私には短編は無理でしたね。

___昔々、ある異世界に豆芽国まめがこくと言う、大きな王国がありました。大きく、王城広場街、郊外北、郊外東、郊外西、郊外南、豆森まーめもりと分けられて、王城広場街には、王族と貴族。郊外には民が豆森には動物と気民族きまぐれが住んでいます。

……ある日の郊外南の路地裏に泣いている豆が居ました。その豆を囲う豆達も。いじめでしょうか?


____あれは、僕が弱虫な頃。

『やーい!ソイ太郎の弱虫~!』

『泣き虫!チービ!』

『豆類の出来損ないッ!』

「ち、違う、僕、泣き虫じゃないよ!」

『やだぁー!ドラくんウズラくんピントちゃん、言い過ぎよー。笑っちゃうじゃない!アッハハ!』

「う!ひっ、っく、ぅっうぇぇぇ。」

『あー!また、ソイ太郎の奴泣いたぞー!』

『やっぱり泣き虫じゃない!』

『もーうるさいな!』

泣いている豆を囲う豆達がうるさそうに泣き止まそうとしています。でも、

『ほらっ!』

ゲシッ。

『泣き止みなさいよッ!』

バシッ。

『うるせーよ!』

ガンッ。

『もー。いい加減に、しなさいよっ!』

ドンッ!

ゲシッバシッ。ガンッドンッ!

(痛い、痛いよ。どうして?どうして皆僕を蹴ったり、叩いたり、殴ったりするの?痛いよ。やめて、やめてよ!)

『………もういい。疲れたし行こうぜ。』

『そうね。』

『このままやってても、泣き止まないしな!』

『帰りましょ。』

(うぅ。痛い。全身が。熱を持っているみたいにあつい。)

フッと影が見えると、可愛らしい声が。

「どうしたの?動けないの?」

「…………だれ?」

「私?私は小豆!小豆ちゃんって、読んで!貴方は?」

「僕?僕は、ソイ太郎。」

「へぇ。ソイ太郎って言うの。ねえ。大丈夫?」

「う、うん。」

「本当に?表面にヒビ、入ってるよ?結構深いし、痛そう。」

「え?っぁ!」

「本当に?大丈夫?」

「う、ううん。本当は痛い。全身が、あつい。」

「動けないのね、今、処置して治してあげる。」

「あ、ありがとう。」

………………

「はい、治したよ。」

「うん。」

「ああいうね。いじめっこにはね、ビシッと言わなきゃ!泣いてばかりはいけないよ!泣いてたら、勝てないよ!」

「で、でもっ!」

「でもっ!じゃないよ!そのまま大きくおとなになったら、生きて行けないよ!」

「…………!」

「今、私達、子豆こどもは、お父様、お母様がいるから、生きているの!いい?お父様お母様が枯れてしまったら、自分たちで生きないといけないのよ!」

「それは、僕も知っているよ。豆歴史で読んだもん!」

〰〰豆歴史(第一部)〰〰

豆の最初は、古代インゲンが始めてこの世界に君臨した事が最初の豆文化の始まりである。さて、インゲンは始めに、豆達の生活リズムを作り上げた。二粒の豆を豆工的じんこうてきに作り上げ、結婚させ、子供を作った。子供を作る前に、作ったリズムを組み込み、動くように自然化させた。次のように自然化し、現在利用されている。

さやから生まれる(例外あり。)→子豆になる。→子豆から豆になるために修行をする。→豆になり、子豆を作るパートナーを決める。→子豆を作った後に、ゆっくりと枯れていく。尚、普通の植物と、われら豆類は違う生物となっており、植物は豆類の資源である。

ここまでに平均30年かかる。長寿で40年である。が、体感で100年に感じるちなみに、生まれてから6年が養成時代10年が間生時代17年には枯れ豆時代となっている。※諸説あり。

〰 f i n 〰

「あんな難しい、対象年5年の本読んだの?凄い!」

「うん!僕にはまだ早い、って言われたけど、読めたよ!一日で!凄い難しいって言われたけど、意外と簡単だった!」

「貴方、天才なのね。凄い、しか言えないわ。」

「……そんなことないよ。」

「そんなことあるわ!にしても、どうしていじめられたの?」

「…前にね、ひよこちゃんに間違っているところを直してあげたの。それでね、なんかねドラくん、ウズラくん、ピントちゃんが、直してあげるってなったのを僕が直しちゃったから。それから……」

「いじめられたのね。」

「うん、後、僕だけ、大豆族だから。」

「かわいそうに、きっとその子達は嫉妬してるのね!あと、大豆族だって豆類の仲間よ!へいき!だから、大丈夫だよ?ソイ太郎くんは強く生きるような、立派な豆になれる!だから…………。」

(め……!小…豆ひ…!)

「あ!いけない!お迎えが来たから、行くね?バイバイッ!」

「……あ、うん。バイバイ」


その日の夜。

「強く生きるため、つよく強い豆にならなきゃ!」

「ソイ太郎~!ごはんだよー!ソイ太郎の好きな豆ご飯だよー!」

「わかったー!今、行く!そうだ!豆太郎!今日は大盛りで!」

「どうしたの?ソイ太郎らしくないなー。」

「僕!強くなる!強く生きる!」

…………あの子、ちょっと不思議で可愛かったな~。また、会えるかな?会えたら嬉しいなー♪


__そんな運命の出逢いから約7年後。


「おいっちに!おいっちに!!」

「ソイ太郎!今日も訓練お疲れ様!タオルだよ!」

「うん。ありがとう豆太郎。」

「兄貴!今日もお疲れ様っす!」

「兄貴!今日も凛々しいッス!」

「ドラくん、ウズラくんもありがとう!」

「「うっす!」」

「さて、続けるか。まずは転がりからサウナだな。」

「お気をつけて!」

「うん!」

あれから、あの子のために、僕は訓練を始めた耐久力を付けた。いつものように、いじめられた事もあったけど、強い豆になるため!僕は耐えた。そしたら仲間が増えた!いじめられない様になったんだ!

そんなこんなで、僕は、そろそろ生まれて10年。おとなになれる日が丁度後1年のカウントダウン。ワクワクする!そんな日に事件は起きたんだ。

「豆太郎!行ってくるよ!」

豆になる1年前のお祝いをするための儀式用の旗を買いにいつもの広場に来た。

『速報~!速報だよ~!!』

〔なんだなんだ?〕

〔まめまーめもり速報よ!〕

〔何々?〕

「何だか騒がしいなぁ?何時もなら音楽隊が綺麗な音楽を奏でているのに?」

〔えっ!?〕

〔嘘だろ?〕

〔あり得ないわ!〕

〔あの姫様がッ!?!〕

「姫様だって?」

ヒラリと落ちてきた速報用紙には、


まめまーめもり速報!


豆芽国唯一の第一王子と第一王女の長女様、小豆姫が拐われた!

大臣様のお話によると、

「ホッオン。姫様が拐われた事件に関して我々は、昨夜、何者かが姫様のお部屋に侵入、姫を手籠めにしようと、愚かに考え拐っていったと。言う風に考えております。第一がつく、王子様、王女様の娘様です。手籠めにされれば次期国王となれます。ですので危険です。いち早く捜索、救出を!!」

国王様にお伺いすると、

「我が孫娘、小豆を捜索、救出した者には、できる範囲で好きな報酬をやろう。拐われたという根拠は、姫の部屋に落ちていた足跡つきの紙、小豆は夜の就寝準備をしていたらしくな。ベッドがグチャグチャ、切り刻まれていた。争ったらしく、姫の護身用ナイフが落ちていた。」

とのこと!尚、捜索してくださったお方がたに、高級品を贈呈!品目的な方にはお引き取りを。とのことです!


※まめまーめもり速報がお伝えしました


「!?小豆姫が拐われただって?大変だ!」

僕は旗を買って家に帰り、豆太郎に相談した。

「行っておいで!姫様に強いって見せつけるチャンスだ!」

「で、でも!家もあるから。」

「家はいいから!頑張って行け!」

「………………わかった行く。僕、行って姫様に認めて欲しいもん。」

「そうだ!頑張って!ソイ太郎。」

「うん。ありがとう豆太郎。」

それから僕は姫様が拐われたという情報を集める事にした。集まったのは4つの情報。

1 犯人は足跡からみて、緑豆。(豆族それぞれ元の豆類しゅるい、足跡がちがう。)

2 足跡には葉っぱが落ちていた。

3 姫の護身ナイフに豆森にしか栄えていない気民族のお守り草が。

4 部屋中から獣のにおいがした。

この4つだった。既に他の豆族達もこの情報を手に入れている。

「よし!行くぞ!」

こうして、ソイ太郎の壮大な冒険が幕を明けた。このあとソイ太郎は、小豆姫を救出できるのか!?頑張れ!強く生きるまめ!

これからのソイ太郎の活躍は…………?

次回(?)

突撃、豆森!

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