寛樹捜索(4日目)
寛樹が突然消えて、4日目…アリアは国を挙げて捜索を命じた
だが、一向に情報はおろか似た人物すら目撃情報はなかった
そんな、セレウスの事情を知ってか知らないのかわからず、戦争好きの国『バルト』が突如、宣戦布告をしてきた
「…最悪のタイミングですね」
結がため息をつく
「えぇ、ホントに…これは寛樹様捜索に人数を割けなくなってきましたね」
メイが同意する
「…」
アリアは眠っていた
「パパ…どこにいっちゃったんだろう…」
はるかが表情を暗くする
「大丈夫だよ。はるかちゃん。きっと見つかるから…ね?」
ティオが慰める
「そういえば、お兄ちゃんかわかりませんがデバイスの魔力を感知しました。だけど…」
ティオが話始める
「デバイスの魔力ですって?場所は?」
結が聞き返す
「それが…宣戦布告国…バルト…です」
「バルトに? それは、結城君かほかの誰かか」
「…でも、一体誰が召喚を…」
「とりあえず、結城君を捜索は私たちだけでやって兵士さんたちは警戒をしてもらいましょう」
結が話す
「わかりました。私が体調に話してきます」
メイが部屋から出ていく
「私は、目撃情報があった森に行ってくる!!」
はるかがテラスから飛び出した
「ティアちゃん、私たちは結城君のデバイスの周波数と魔力を探しましょ」
結が話しながらデバイスを出す
「はい!」
ティオも目の前にモニターを出す
一方…寛樹がいる小屋
「何? バルトがセレウスに宣戦布告だと?」
寛樹がラナから話を聞いていた
「はい。今日買い物に行きましたら町中がその話で持ちきりでした」
「助けてやりたいのは山々だが…まだ、姿を現すのは無理だな」
「お兄ちゃん、はい。これ」
ミストが寛樹に仮面を手渡す
「これは?」
「魔力の仮面だよ。これをはめてる間は魔力を持たなくても魔法が使えるの」
ミストが説明する
「なるほどな…顔も隠せてちょうどいいかもな」
「うん。それでね…お兄ちゃん…お願いがあるんだけど…いいかな?」
「あぁ、いいけど?」
「それじゃ、私…ね…欲しい物があるんだけど…いいかな?」
「あぁ、俺が用意出来る範囲ならな」
「私のデバイスが欲しいの」
「デバイス?それくらいなら、2週間くらいあれば用意出来るぞ」
「ホント?やったーーー」
「一様、デバイスはどんな感じがいい?」
「えっとね…お兄ちゃんみたいな感じがいいな~」
「俺見たいな感じね…ひねくれた性格にしかならない予感がするな」
「そんなことないですよ。で、どうやら3日後に戦争らしいです」
ラナが頬笑みながら話す
「3日後か…そういえば、ミクがバルトからデバイスの魔力を検知してたな…」
「デバイスを?ってことはバルトにもシリウスから召喚された人がいるの?」
「みたいだな…ラナ、バルトに潜入頼めるか?」
「それは、お安いご用ですが…どのような御用で?」
「あぁ、出来ればバルトの戦力とデバイスの持ち主を調べてほしい」
「かしこまりました。では、行ってまいります…『風の魔力よ…我をかの地へ転送したまえ…ウインドフープ』」
詠唱を唱えたラナが消える
「さてと、俺はデバイスのプログラムを構築し始める」
「それじゃ、私は本を読んでるね」
ミストが自室に戻る
「…(ミクが感知したのは一刀のデバイス…バルトが召喚したのは一刀か…)」
一方…フィリアス国
「ん…ここは?確か、俺は自室で休んでたはずじゃ…」
「目が覚めましたか? 私は、フィリアス国の王女…です」
「俺は…だ。で、ここは?」
「ここは、エレンシアという世界です。あなたがいた世界はシリウスと呼ばれています」
「…?」
「ここは魔法が発展した世界です。あなたがいたシリウスは科学なるものが発展した世界と聞いています」
「科学か…確かにな…で、俺は何でここにいるんだ?」
「私が召喚いたしました。まず、契約からさせていただきます」
「あぁ、わかった」
フィリアスでも誰かが召喚されたみたいだった
一方…バルト国
「…で、俺はそのセレウスの兵士を殺せばいいのか?」
「あぁ。その通りだ…貴様のその力とくと見せてもらうぞ」
「まかせておけ…」
一刀とバルト国の王が話していた
一方…小屋
「ただいま、戻りました。マスター」
ラナが風と共に現れる
「どうだった?」
「はい。戦力は50万でデバイスの持ち主はこの方です」
寛樹から借りていたカメラを渡す
「…やはり、一刀か…ラナ、御苦労さま」
「いえ、では。晩ご飯のご用意をさせていただきます」
ラナが厨房に入っていく
「…ミク、あのモードを使うかもしれないから確認を頼む」
「understand」
「…よし。変換プログラムの構築は終わったな…後は、人格プログラムとシステムプログラムだな」
一方…はるか
「パパ…どこ?レン、ミクたちの魔力は感知できる?」
「no…sorry master」
「レンも感知を頑張ってね。私も頑張って探すから」
寛樹を必死に捜索していた
はたして、一刀の実力は? そしてフィリアスに召喚されたのは一体誰だったのか…ミクの新たなモードとは?
不定期更新で本当にすいません…
そして、脱字・誤字が入り混じってます…
そんなグダグダな小説を読んでくださっている読者の皆様本当にありがとうございます
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