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エクセリオン  作者: 結城刹那
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かつての仲間が敵!?

どうやら、召喚されたのは俺(結城寛樹)だけではないようだ・・・

戦争で会う敵国にクラスメイトの姿が!?

「大変です!隣国のフィアニスが宣戦布告を!!」


あわてた兵士が王室に入るなり声を張り上げる


「何ですって!?」

アリアもその報告を聞いて驚きを隠せない


「フィアニス?ティオ知ってるか?」

隣に座っているティオに聞く


「うん。このセレウスの隣国で魔力はこの国より少ないけどそれなりに豊かな国だよ」

ティオが寛樹に説明する


「それで、敵の数は?」

アリアが落ち着きを取り戻し冷静になって聞く


「はい、およそ20万で魔法兵は15万武装兵は5万らしいです」

兵士も落ち着きを取り戻し報告する


「なんという数じゃ…」

年老いた司祭が感想を漏らす


「我が国は魔法兵は5万が限界ですぞ?姫様」

違う司祭がアリアに話す


「武装兵なんておりますまい」

また違う司祭が話す


「兵力から既に負けていますね…」

アリアが静かに言う


暫く王室に沈黙が流れる


っと一人の声でその沈黙は破られる


「…アリア。武装兵は俺が賄う」

寛樹が静かに言う


「えっ!?寛樹様?どういうことですか?」

アリアが理解しておらず寛樹に聞き返す


「そのままの意味だけどな…武装兵5万は俺とはるかそれにティオだけで相手をしよう」


「5万に対したった3人じゃと!?バカも休み休み言え!」

司祭が口をそろえて言う


「…うるせぇじじぃどもだな…お前ら忘れてないか?俺とはるかの力のことを」


「むぐぐ…」

司祭たちが一斉に押し黙る


「俺たちシリウスの民は武力に率いてるからな。魔法を使ってる奴らの取っ手付けた武力程度なら負けねぇよ」


「でも、パパ。あたし武器持ってないよ?」

はるかが寛樹に話す


「それは、問題ないよ。ティオに頼んであるから」


「うん。お兄ちゃんに頼まれてミクさんを元にデバイスを作ってみたから。はい」

寛樹とはるかに武器を渡す


「これは…銃?」

はるかが不思議そうに眺める


「魔道銃だよ。はるかちゃん、魔力を弾丸にして撃つ銃なの。お兄ちゃんのはちょっと違うけどね」


「はるか、レンを武器にインストールしてデバイス登録だ」


「うん。レン、お願いね」

髪飾りをはずし銃に近づける


「yes master install…ok no problem」

インストールが終わり銃が消えて髪飾りが残る


「さてと…リン。インストール」


「yes master install…ok no problem」

寛樹は違うペンダントを近づける


「(お兄ちゃん、まだ調整が済んでないからあれは使わないでね)」

はるかが寛樹に耳打ちをする


「あぁ、わかってる。ミクもリンもルカもまだプログラムが完成してないから使えないよ」

ティオに小声で話す


「どうしてんですか?寛樹様?」

小声でひそひそと話していた寛樹とティオを不思議に思うアリア


「いや、なんでもないよ。さてと、武装兵は俺たちが引き受けることには文句はないな?」

部屋の隅で会談している司祭たちに言う


「あぁ、それでかまわね。ただし、わしらは魔法兵の相手を専念せねばなるまいから兵は一平も譲らんぞ」


「別にいらねぇよ。じじぃどもはせいぜい魔法兵の相手でもしてろ…アリアは後方で指揮な?」


「それに関してだけは…寛樹殿に賛成じゃ…」

司祭たちが嫌味に聞こえるくらいの感じ言う


「どうしてですか!?私こそ、前線で戦うべきなのに!」

声を張り上げて寛樹に聞く


「アリア。落ち着け、お前はこの国の王だろ?王が前線は普通ありえないんだ…よっぽど御衛が強くない限りはな…」

アリアの肩に手を置いて優しく訴える


「そうですよね…私は王だから…でも、寛樹様は本来ならこの世界とは関係ないのに…」


「あのな?前に言っただろ?お前は俺のマスターなんだから使い魔の俺に命令すればいいってな」


「それは…そうですけど…」

まだ、煮え切らない感じのアリア


「大丈夫だ。簡単に負けはしないからな?」


「……わかりました。結城寛樹に武装兵5万の討伐を命令します。残りのもは私とともに魔法兵の相手を」


「「承知しました!!」」

兵士が全員準備のため王室から出ていく


「メイ。私たちは可能な限り策を練りましょ」


「かしこまりました!」

メイとアリアは地図を見ながら話し合いを始める


「はるか、ティオ。俺たちは魔道銃のテストだ。ついてこい」

寛樹が先に歩きだす


「待ってよ~パパ」「わかったよ。お兄ちゃん」

はるかとティオも寛樹に続いて王室を出る


~一方、セレウスとフィアニスの国境では~


「間もなく…アリア王女がわが手に…クックック」

馬車に乗ったフィアニスの王がいかにも悪者っぽい笑い方をしている


「…」

その横には杖を持って緊張している少女の姿があった


むすびよ。緊張しなくてもいいぞ?この国さえ制圧すれば我々の国は安全なのだから」


「わかっています…でも…」


「(無理もないか、何せシリウスの人間は戦争を知らんからな…だが、その力は実におしいものだ)」


刻一刻とセレウス城に近づくフィアニス国


「さてと、はるか。銃の準備だ」


城より少し離れたちょっとした丘に来た三人


「うん。レン…スタンバイ」


「yes master stand by read」

髪飾りが銃へと変わりはるかの前に現れる


「ティオ、データ収集の用意は?」

隣りにいたティオに話す


「ばっちりだよ」

端末を目の前に展開させる


「よし。はるか、ディバインブレイカーで試し撃ちだ」


「りょーかい~。…レン、いくよ」


「yes master magic camp development 」

はるかの足元と目の前に魔法陣が展開される


「cartridge load ok stand by」


「いくよ…ディバイン…ブレイカーぁぁぁ!」

はるかが引き金を引くと銃口に光の弾が収縮されて一気に放つ


すると…目の前にとてつもなく長くでかい跡が残る


「はるか…加減しろよ…ったく」

その光景を見て落胆する寛樹


「えへへ~ごめん~パパ」


「sorry hiroki 」

はるかとともに謝るデバイス


「まぁ、いいか。ティオ、調子は?」


「うん。大丈夫だよ。やっぱりこの世界の魔力とお兄ちゃん達の世界の技術が合わさると凄いことになるね」


「あ~…確かに。この世界の魔力は半端ないからな。俺たちのデバイスが使ってるカートリッジは魔力を凝縮したものだからな」


「俺の方は…いいか…そろそろ戻るぞ」


「は~い」「うん」

はるかはデバイスを髪飾りに戻し、ティオは端末を消した


「(…ルカの調整が結構難航してるな…やはりレンも必要になる場合も考えておかないとな…)」


「しかし、俺の次に来たやつって一体誰だ?」


「う~んと…確か…ひ、ひ、氷室だったかな?」


「氷室?・・・あぁ、結のことか。あいつがね…」


「どこの国に召喚されたんだか…フィアニスだったら、凄いことだな」


「だね~」

はるかと二人で笑っていると


「お兄ちゃん、その氷室さんかどうかはわからないけど、フィアニスに最近お兄ちゃんと同様のデバイスの魔力を検知したよ」


「なるほどな…フィアニスは戦力を手に入れたから、アリアを…セレウスを襲うわけだ」


そのあと、城に戻った三人はアリアとメイが練った策を聞き、更に敵がどこまで来ているのかも知った。


いよいよ、明日…開戦となる


「寛樹様…そのお願いがあります…」


夜、ふとアリアに起こされた寛樹


「どうした?アリア」

とりあえず、体だけ起こす寛樹


「一つだけ、私の我儘わがままを許してください」


「一体、何を…!?」

突然、寛樹の唇にアリアの唇が重なる


「(寛樹様…寛樹様…私は…私は)」


「(アリア…まぁ、今回だけいいか。明日…戦争だからな…)」


二人がキスして数分後…アリアは名残惜しそうに寛樹から唇を離し、ベッドに向かい眠った


寛樹はテラスに出て、何やらプログラムの構築を始める…


何か、感想があったら遠慮なく書いてください

感想より何かアドバイス的なもののほうが作者としてはうれしいです

誹謗、中傷でもなんでもこいw

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