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「はぁ? なんだよ、何を」

「オマエ人心掌握の類だな、お前今、魔を使ったな――ラドライナ―!」

 それにさすがにドヨめく。ラドライナー、その余裕の口元が変わった。

ナゼ―――。

 テンプテーションなどは歪みを用いるらしいな、正に認識の歪みだが。奴らはこういうのが得意なのだろうか、聞いた事なかったけれど――。

「うぅ……、そう、そうかなるほどだね……」

 どきなさい――。

 突き飛ばす。おかしいとは思った、そういう方法なのか――。


 思い返すと、あまり長時間作用する事はないのかも、でも徐々に蝕んで行くきっかけにはかなり良いらしいの。ただ魔だと知れたら、効果が抜群に薄くなるのも。

 だからの花だったのだろうか、踏みにじるから。


「ちぃぃ―――、面倒なガキだ、でもなんでだ、どうやってだ……っ、そういう所だけは目ざといのかよっ……」「愚か者が――ッ。秘術の一つを開示されるなんぞとラドライナーッ!」

 その仲間の叱責に唇を噛む、正直かなり周りからの殺気がキツイ。囲まれていて――。


「ま~~~ぁ、でもぉ? どうにもならないから。どうせその女にとって私は高嶺の花だよぉ、ただのスキップだよ~、だってぇ……、股開く助走なんて面倒だろうにぃ?」

 呆れるほどにいさぎよく、そうして師匠を馬鹿にして顔を近づけて、「ただただ強情なフリして甘えるただの庶民の女なんてさぁ……、俺には面倒だよ、そうだよ、遊びに決まってるじゃないかぁ? クフフフフ」

 まぁその言葉は、そんなものだろうなと。どうせ嫌われているのだ、そしてどうにもならないと、確かにアイツは貴重で強い。

 この魔の使用では傷も、ましてや死んだわけでもないからね……。


 それに、それってまま、聞いてきた言い逃れの流れだなと。師匠たる私も口先だけを擦り減らすのは面倒だもの、確かにかなりの怒りもあるが。

 ただ我慢ならずに「はぁ……、はぁ……、いや、僕は貴様を倒しておくからな。もう面倒だ、師匠だけは渡さないんだよっ、まずはその言葉を返上しろ――」

「はいは~いゴメンなたーーーーーいっ☆」

 それにキレてしまい幼いのが剣を、「あぁちょと……待ってお弟子くん!?駄目だよ――」その瞬間にケリが飛んで来た、吹っ飛ぶ少年は!「ひっひーー、じゃ……、この決闘でチャラという事でぇ~。そう、オマエ自身が剣を抜いて認めたんだよなぁ?」


「この……っ、クソ野郎が――」「安心しろよ~、私は優秀だぁ。殺す事に長けたニンゲンはぁ……、殺さない事にも長けている~~――」

 薄ら笑いよりも早く、そのまま嬲りに来るんだ。これで良いのだろう、恐らくヤツは禊を求めたんだ。その秘術をバレた事による仲間への示しを必要としていたから。


「そう……、駄目、そいつは私とそう変わらないはず、だから弟子くん駄目なの――」

 だがしかし、私が剣を抜くと向こうのアサシンたちが抜いて来るのだ「悪いが、きちんとした戦いですよねぇ? 自ら望んだ戦いであり、そうして自分たちの選んだ決闘であると」

「それを邪魔をするなら筋を通していただきたいなと思うな~、えぇ」


――。

――――――。


 でもだけど、奴はレベル23で、それは……、そのお弟子くんは「がは――!? なんだこの動き、アサシン・ラドライナーこいつは!?」

「うひひひっ、コイツよわっ……。なんだよなんだよぉ、マジでこんなレベルかよぉ。おしめ取れないんじゃぁお姉ちゃんに囲われるわなぁ」

 ナァ、舐めるなよぉこのゴミが――。

 ドスドスドス――殴ってくる動きは変幻自在。足を踏まれた、そのままワン、ツー、そのまま弟子が体勢を整えそうな瞬間に引いて押し出して、膝で顔面を狙う。


「それにさぁ……オィ、なにがラドライナーだよ、さんをつけろよ下民が――。じゃあ~ぁ?お前使って土下座だなぁ~、あの女も俺の前に引きずりだすからぁあ」

 っしゃあ!

 ぐぁ――、そのナイフで弟子くんの耳が少し飛んだ。しかもヤツは明らかに目を狙っているの。相当なダメージになるのに気にもしないで狙う。

 衆目の前での決闘は……。その決闘は止められない。


 だから早急にそれに向き直るの「そう……分かったの。でも誰も止めないだなんて言ってない、確かに宣言は聞こうね、ただし私がどうしようと勝手のハズで」

「いやっ……、しかし名誉がだ」「そう……、でもアナタ達は加害者である可能性を持っている。それって連帯責任とるという事なの……ねぇ? 私を邪魔する理由はないはず、あなたはてっきり、全てを手放したかと思ったけれどもね……?」

 そう言うと周りの目の色が変わる。ねぇ、誰か止めたい……? 全員にそう言って否決を、私は先導する、奴らへと、「じゃあじゃあ、全員でたかっちゃおうねぇ、ス巻きにしようか。なに………きちんと生かして前線では戦わせるから。名誉というならまずはナメた真似した責任を取らせたいなって……、ふふふ」

 でもそこに少女がいるぶん更に辛くなると思うけれど。

 その少女が動揺した、そうだ舐めないで欲しい、私は弟子を守るから――。騎士団長が必死にとめようとして。


「だ、だとしたらでも、もし違っていたらどうするのか、組織的な事はなかったとなればキミが――」「そう、どうでも良いでしょう……? そんな事は。はいはーい、ごめんなたーーーー――」

 一閃。

 コメカミがひくつく、即時開戦なの、私は剣を翻し仲間と共に。


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